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『寄生獣』の田宮涼子を思い出す世代だもんで 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』ネタバレあり

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)
Shang-Chi And the Legend of the 10 Rings
監督 デスティン・ダニエル・クレットン
脚本 デヴィッド・キャラハム
出演者 シム・リウ オークワフィナ トニー・レオン ミシェル・ヨー


MCUについて全く有意義なことは書きません(書けません)ので、悪しからず。。


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面白いっ!かっこいい!

映画を観て日常のどんより感をひととき忘れるっていう意味で言うと
この映画はホントに最強。

最近のどんな映画よりも(おそらく)最強。

現実世界の差別問題を斬ったりしないので、変換する必要がない。

「現実世界でも同じだな…」とか翻訳しなくていい。
画面見てりゃいい。

あ〜楽しい。
あ〜カッコいい。


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調べたところ、キャスティングに批判があるのですね。
「アジア人だって美形いるのになんで揃いも揃って!」という。

正直思いましたよ、中国の女優さんって超絶美女いっぱいいるよね、美形イケメンもワイルド系もいるのに、なぜ?とは思いましたよ。

アメリカの映画に出てくるアジア人って確かに「もっといるだろ!?」っていうビジュアルであることは多い。。

これに関しては2点。

❶別にいいだろ!
シム・リウいいだろ!オークワフィナいいだろ!サンドラ・オーいいだろ!何が悪いんだよ!

❷見分けがついてない
自分と違う人種の顔って見分けつきにくいらしいんですよ。我々のようなめちゃくちゃ洋画観まくってる人間は、違う人種でも白人の見分けはつく方だと思います。目にする機会がものすごく多いから。

でも正直黒人俳優さんは難しい。1、2回観ただけでは見分けられてないと思う。
これだけ映画で黒人俳優の顔を観ているのに。やっぱ機会が少ないんだと思います。普段の生活で接する機会もないので、僕は。

となると、西洋人にとってアジア人の見分けなんてほぼ無理ゲーなんだと思いますよ。
見分けがつかない。そしたら、いわゆる美形よりは個性的な顔つきの方が映画の中で映えると思うんじゃないですかね。美形ってつまりは個性がないってことでもあるので。

問題はあるという前提で、今後アジア映画スターが多く出てきて、映画の中にもアジア人が多く見られて、西洋諸国でもアジア人が日常的に活躍するようになれば、変わっていくことだと思います。


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メインキャストをアジア系で占めた『クレイジー・リッチ』が2億ドルのヒットで大騒ぎしたのが2018年。

同年2018年、キャストがほぼ黒人で主役が黒人ヒーローという『ブラックパンサー』が13億ドルのヒット!

今作は、ヒーロー映画で主役がアジア人で周りもアジア人だらけ。

どこまでの特大ヒットになりますかね?
でも公開45日目からディズニー+で配信始まるからねぇ。
どうなりますかね。

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僕はMCUは全部観たわけでもないしそんなにハマってるわけでもありません。

『ブラックパンサー』は大好き。
な程度。


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毒親トニー・レオン。


奥さん大好きトニー・レオン。
セクシーダダ漏れトニー・レオン。
切ない壁殴りトニーレオン。

主役でしたね、トニー・レオン。

世界中にトニー・レオンのカッコ良さが知れ渡るのが嬉しい。
しかし遅すぎだよ、世界!


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シャン・チー役のシム・リウももちろんカッコいい。

カッコいいと思うなんて想像できなかったけれどもカッコいい。

普通っぽい感じがいいですね。
それでいてビシッとカンフーアクションできるんだから最高じゃん。


今作でいきなりスターの仲間入りですから、まさにこの映画の話の通りの人生。

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そしてミシェル・ヨー。
かっっっっっこいい。。。

ミシェル・ヨーは中華系のマレーシア人なんですね。(教えていただきました)
そしてバレリーナを目指していたとのことで、それゆえに体の動きはちゃんと基礎があってこそなのですね。

大半がスタントやCGなのはわかってますけど、構えとかね。
死ぬほどキレイじゃん。


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ネタバレは以下に。



龍の頭の上に乗るなんてこの世で一番かっこいいことじゃん。
あのシーン拍手しそうになったわ。

ヒューッ!って両腕回しながら叫びたかったよ。
そういう映画じゃんねぇ。
まったくコロナめ!

ビルの外壁アクションは香港アクションオマージュっぽくて良かったですね。

あとシャン→ショーンへの微妙な改名は、『寄生獣』の田宮良子→田村玲子のオマージュですよね(違う)。

騙されながらひたすらに岩を殴ってるトニー・レオンが切なかったね!

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