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今年も健康に関する情報をできるだけ多く発信していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
2024年最初は『健康デザイン』という題名で初めていきます。

2023年の大きな見出しと言えばやはり大谷翔平選手だと思います。
2度目となる満票でのMVP獲得やホームラン王。終盤怪我をしましたが、二刀流の活躍はとても興奮しました。
またドジャースへのFA移籍の際には、契約金が話題になりました。

大谷選手が投打ともになぜあれだけの活躍ができるのかという要因の一つに『ピッチデザイン』が関係しています。

ピッチデザインとは、ざっくり説明すると、高性能のビデオカメラやセンサーを使用して、投球動作やボールの回転軸、回転数などをデータ化し動きのパターンやより良い動作、技術などを開発をすることを指します。

大谷選手をはじめ、メジャーリーガーやプロ野球選手の多くが取り入れ始めており、練習やトレーニングなどに応用されています。
その考え方を日本に浸透させた一人が2023年にDeNAで活躍したバウアー投手です。


野球に限らず、さまざまなスポーツが科学的なデータや運動力学、トレーニング理論を取り入れ、最大限のパフォーマンスを発揮するための知恵を絞っています。

最近ではトレーニングだけではなく、食事や栄養療法なども積極的に取り入れており、プロ、アマ問わず、アスリートのコンディショニングは大きくかわりつつあります。


このピッチデザインは一見すると、科学的データばかりみており、人間が本来持っている勘や経験などが軽視されているようにも見えます。
この点に関しては以前イチローさんのことを書いた記事で紹介しました。

しかしピッチデザインを生かすためには、体の動きやしくみ、コントロールの方法を身に着ける必要があり、とても難易度が高いことがわかります。
つまり体を思い通りに操る能力や技術、理論をしっかり理解した上でなければ成立しないということです。

またこの考え方はあくまでもトレーニングや技術練習に応用するためであって、実際の試合となれば、そこは真剣勝負であり、体の動きどうこうではなく勝負に集中すると思います。


このようにスポーツの世界では、科学的なデータや根拠などを数値化して、技術の進化や能力の向上に生かすことが積極的に行われています。


医療の世界でも科学的なデータや理論、技術などは日々進歩しています。

しかしそれはあくまでも大勢の人を対象に行った研究の結果であることがほとんどであり、その結果が自分自身にあてはまるとは限りません。

そこで大切なことがピッチデザインにあったように、自分に合った方法をデザインすることではないかと思います。

例えば、このブログでは腸内環境のことをよく書きますが、腸内環境は人それぞれ違うため、腸によい物も少しずつ変わってきます。

一般的に腸にいいものと言われている物も、自分にとってはよくない物もあります。逆に良くないと言われているものでも、便通がよくなったり、体調がよくなることもあるでしょう。

つまり自身の健康は色々な情報を集約して、自分でデザインしていく必要があるのではないかと考えられます。

自分の苦手なもの、改善しなくてはいけないもの、生かすべきものをしっかり理解して、最適な方法を試行錯誤していく姿勢こそが、今日の健康に役立つのではないかと思います。

試行錯誤するための情報を我々が出来るだけ多く発信することで、皆さんの健康長寿にお役に立てればと考えております。

微力ではありますが、少しでも多くの情報や考え方を提供できればと思います。
今年もよろしくお願いいたします。