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腸はチョ〜すごい!

おはようございます!こんにちわ!こんばんわ!ふくふくごはんです!

今日は2回目の梅干し作りワークショップを開催しました。

今日はコラボ企画という事で、圧力鍋研究家のさいとうあきこさんと一緒に開催し、私がワークショップや解説や梅に関する座学を担当し、あきこ先生は梅干しと圧力鍋を使ったお料理を作ってくれました!

とっても美味しくて、栄養バランス的にも腸内細菌や腸内環境的にも大大大満足なお料理で、と〜っても幸せな時間でした。

以上今日の腸活レポートでした(笑)

梅干し作りの絶品ご飯

腸はチョ〜すごい!

チープなタイトルですが、腸って本当にすごい臓器なんです!

人間、どの臓器も必要でどれか一つでもかけたら健康に生きていく事はできませんが、生命に直結する臓器と言うと、脳や心臓を想像する方も多いのではないでしょうか?

『腸は第二の脳』と言われるように、所詮『セカンド』の立場とお思いかもしれませんが、腸の実力はそんなものではありません。

『腸が第二の脳』と言われるのは、神経細胞の数に由来しており、脳にある神経細胞は約150億個とダントツに多い数ですが、腸は2番目に多く約1億個の神経細胞が存在します。

しかし、脳と腸を結ぶ神経策(=神経の束)はたった2000本程度。

例えて言うなら、脳には約150億個の、腸には約1億個の機械があるけれども、脳と腸と結ぶ回路は2000本程度と言うことです。

ほとんどの臓器は脳からの命令を受け動いていますが、腸には脳から支配を受けない独立した神経回路がたくさん発達していて、独自のネットワークで体の恒常の維持を図っています。

生命の始まりと終わりは腸

腸が生命に大きく関わっていることが分かるエピソードがあります。

地球上に最初に誕生した生命はヒトデやヒドラのように腸しか臓器を持たない腸腔動物と呼ばれる生物でした。

また、精子と卵子が受精し受精卵を形成し、その受精卵から最初に作られる臓器は腸です。

脳や心臓より先にまず腸ができるんです。

脳には運動や言葉や感情や呼吸など様々な器官をコントロールする指令室があります。

脳死とは脳の機能が停止してしまった状態ですが、それでも植物状態となり命が続く人がいます。

その人達の命の炎が消えるのは腸が働かなくなった時です。

呼吸器をつければ呼吸をアシストする事ができますし、薬を使えば心臓を動かし血圧を維持することもできます。(全例ではありませんが…)

ただ、腸の働きを持続的にサポートする薬はありません。

腸が想像以上に重要であること、ご理解いただけましたか??

腸は木の根っこ

腸は小腸と大腸に分かれ、小腸では主に食べ物を消化し栄養素を吸収し血流に乗せ全身の必要な箇所へ調達します。

大腸は便を作る場所と認識されていましたが、腸内細菌の主な住処で人間の消化酵素で消化できなかった食べ物達を発酵し、新たな栄養素を作り出し大腸から吸収され私達人間へ還元してくれています。

例えて言うなら腸は木の根っこの部分です。

木は土の中に根をはり、土壌中の栄養を吸い上げ木を成長させます。

栄養に富んだ土壌であれば木は太く大きく成長し、青々とした葉をたくさんつけ、キレイな花を咲かせ、美味しく栄養価の高い実をつけます。

地上部分がどれくらい成長するかは根っこの太さや長さに比例します。

土の中に栄養が豊富であればその栄養を摂ろうと根は深く深く張って行きます。

その土の中の栄養を作るのが土壌細菌です。

土の中の細菌は枯葉や動物の死骸から栄養を作り出し、それを根っこが吸収していきます。

まるで、腸と腸内細菌の関係と似ていると思いませんか?

土壌の環境が良ければ細菌も育ち、たくさん増え、その土がある場所には植物が生い茂ります。

虫が付く野菜は栄養価が低い⁉︎

よく虫食いの激しい野菜があります。

『虫が食べるほど美味しいって証拠だね!』と言う人がいますが、それは違います。

虫に食べられる野菜と食べられない野菜がありますが、どのような違いがあると思いますか???

まだ研究途中ではありますが、一説には『虫は栄養価の少ない野菜につく』と言われています。

腐りかけ野菜に虫がわいている光景、一度は見たことありますよね?

新鮮な方が美味しく栄養価も高そうなのに、なんで傷んだり腐った状態につくと思いますか?

虫は人間より遥かに固体として小さく、消化機能も人間よりはるかに劣るので、人間が消化する栄養は分子量(塊)が大きすぎて消化できません。

腐って腐敗が進み、栄養がなくなり栄養素自体の分子量(塊)が小さくなると、虫でも処理できるようになるので、虫が湧いてくると言われています。

土の中に菌がたくさんいる環境で育った野菜は虫食いはほとんどありません。

それは、野菜自体の栄養価が高いので虫が利用できないからです。

逆に、土に菌がいない環境だと野菜が育たないので肥料が必要となります

肥料は偏った栄養しか含まれない為虫がつきやすく、結果農薬が必要となります。

人間も一緒です。

腸の状態が整い、腸内細菌の種類と数が豊富にいる状態では栄養がたくさん作られて健康で元気な状態でいられます。

一方で腸が消化機能が落ち栄養の吸収が十分にできない状態だと、腸内細菌の種類も数も減り、菌にも偏りが生じ、体調が崩れ、免疫力が下がり感染症にかかりやすくなり、抗生剤を飲んだりサプリメントを飲まないと健康が維持できない状態になります。

植物にとっての根は人間にとっての腸。
植物にとっての土壌細菌は人間にとっての腸内細菌。
植物にとっての農薬は人間にとっての抗生剤。
植物にとっての肥料は人間にとってのサプリメントや薬。

この共通点を知った時、鳥肌が立ちました。

今日のまとめ

腸が健康に命を全うする為にいかに大切な臓器か、ご理解いただけましたでしょうか??

腸の状態を整えて、腸内細菌が居心地が良いと思える環境を作ってあげる事が私たちの健康に繋がる事、納得ですね!

なので私たちがやることは、腸の状態を整えて腸内細菌のご機嫌をとる事。

ただ、直接腸や腸内細菌を目でみる事ができないので、どうやれば腸が整っているのか腸内細菌が喜んでくれているのかを判断できるのかが重要になります。

って事でその判断の仕方については明日以降ご紹介していきますので、お楽しみに!

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