腸を整え、細菌を育む
おはようございます!こんにちわ!こんばんわ!ふくふくゴハンです!
今日の私の腸活をご紹介いたします。(くだらない前節ですw)
仏壇に父の日としてお供えしたお菓子を母が見ながら…
母『コレ、なんで置いてたんだっけ?』
私『父の日』
母『そっか、父の日か…。私、母の日もらってないわよね!』
私『ケーキとハンカチあげたよね?』
母『アレが母の日だっけ。』
失礼にも程があるし( *`ω´)
ストレスは腸内環境に大きく影響しますので、事が大きくなる前にそそくさと家を出て来ました。
心の野原もお腹の野原も、自分自身でしか整える事が出来ないので、荒らそうとする不法侵入者はさっさと追い出して、自分の野原の死守に全身全霊を注ぎ込みましょう!(笑)
腸を整え、菌を育む
くだらないお話は置いておいて…今更ですが…『腸活』ってどんな事を想像しますか?
私はこの仕事をするまでは
腸活=食事
だと思っていました。
始めてしばらくしてからもそう思っていたカモ…。
『腸活』ってワードもあまり好きではありません(笑)
ざっくりし過ぎているのに、分かった気になっちゃう…そんな感じがして、あまり使いたくないのですが、ニュアンスを伝えるには勝手がいいのでジレンマを抱きつつ『腸活薬剤師』なんて名乗っています。
腸と腸内細菌
雑誌やテレビ番組で『腸内環境の整え方』を特集されると、食事にフォーカスを当てられていることが殆どです。
『水溶性食物繊維や発酵食品・オリゴ糖を食べると腸内細菌が増えて腸内環境が整う』というような表現が多くされていますが、これはこれで正しいのですがコレだけではありません。
筋肉をつける為にはプロテインが重要な役割を果たしますが、プロテインを飲んでれば良い訳ではなく、筋肉をつけたい部位に応じたトレーニングをしたり、時にはメンテナンスをしたり、負荷を掛けるだけでなく休ませる事も必要です。
腸内環境も同様の事が言えるので、『腸活=食事!』は『筋肉=プロテイン!』と同義で、それだけでは不十分なんです。
大前提の確認
まず、大前提として『腸の状態と腸内細菌の種類や数が私たちの健康や病気に大きく関係している』事については事実として理解してください。
という事が様々な研究でわかって来ています。
なので、私たちは健康に過ごす為には
『腸の状態を良くする』
『腸内細菌の種類と数を増やす』
この2点に全力を注げば良いわけです!
腸の状態を良くする
人間と腸内細菌の関係は一言でいえば
腸内細菌 → 住み込み労働者
腸 → 社宅(棲家・家)
人間 → 雇い主
と例える事が出来ます。
人間は腸内細菌に棲家を提供します。
腸内細菌は人間にお礼として人間が消化できなかった食物繊維から様々な栄養を作り出し『健康』を提供します。
理想的な『GIVE & TAKE』のサイクルが成り立っています。
どちらかが『してあげてる!』感を出してしまうと、この共存共生関係は途端に崩れてしまいます。
人間関係でも一緒ですよね?
『金稼いできてやってるんだから感謝しろ!』
『ご飯作ってあげてるんだから文句言わずに食べなさい!』
この会話の直後にラブラブモードに突入する訳もなく、激しい戦いのゴングが鳴り響くことは想像に難くありません。
崩壊寸前のボロ屋 VS 新築のリゾートホテル
私たちの腸は腸内細菌にとっての棲家・家ですので、その環境は良いに越した事はありません。
質問です!あなたは社宅に入る事になりました。
家賃は同額でその他の条件も全て一緒だとして、次の二つの部屋を選べるとしたら、どちらの部屋を選びますか?
①雨漏り・隙間風が激しいトタン屋根&ベニヤ板の家
②車3台が停められる駐車スペースと25メートルのプールに床暖房完備で木の温もりを肌で感じられる家
家は住人にとっての充電スポットであり、疲れを癒やし、くつろぎ、明日への活力を養う場所です。
それは腸内細菌にとっても同じこと。
腸内細菌にとっての棲家は私たちの腸ですので腸内環境が良ければ、腸内細菌にとっても居心地が良く感じ、
『良い環境を提供してくれてありがとう!お礼に僕達・私達も頑張って恩返しします!』
って気にもなりますし、逆も然りで、その環境が劣悪であればそれに見合った仕事しかできないのは致し方ありません。
社長は従業員が働きやすい環境を整えるのが仕事ですよね?
なので私達人間は腸内細菌の労働環境を整える事が健康な体を作る第一条件と言えるのです。
細菌のための人間!?
私達人間の細胞は約37兆個で、
頭の先から足の先まで生息している微生物の数は約1000兆個。
手の平だけで世界の人口と同数の微生物がいます。
そんな中で腸の中にいる微生物は約100〜500兆個。
全身の微生物の約半数近くが腸の中に生息しており、その重さは約1〜1.5Kgを占めます。
細胞の数より遥に多い数の微生物、もはや微生物の為に私達人間や動物が存在している考えた方が自然です。
細菌達が住みずらい環境を作ってしまうと、細菌達は仕事を怠り、宿主として愛想をつかされ、健康が失われていきます。
洗浄力の強い洗剤を使っていると手がガサガサになります。
洗浄力の強いシャンプーを使い続けると頭皮がかさつきフケが出てきます。
膣洗浄を使い続けていると流産・早産の原因となります。
これらは全て皮膚の常在菌のバランスが崩れた結果です。
腸内細菌だけでなく、微生物達のご機嫌を損なわず共生する事こそが私達の健康に直結しているんです。
会社の成長は社長と社員との信頼関係のもとに築かれますので、まずは社長である私達人間が、社員である細菌達の労働環境を整えることを意識して生活していきましょう!
腸内細菌の種類と数の増やし方についてはまた明日以降にご説明します!
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