インド大横断の旅 17日目 前編
1/30
前編
_____
昨晩は野良犬が喧嘩しまくってる道を抜けなんとか宿にたどり着きました。。。
宿は、以前であった日本人に教えてもらったドミトリーだけど個々に仕切りがあるという珍しい宿。いろんな国の人が泊まってるけどプライベート確保しつつバックパックもロッカーにしまえるのですごく便利です。
快晴。デリーからすこしずつ南に下っていくルートなので、だんだんと暑くなってきました。今日は半袖。最高気温26度。
日本帰国したらヒートショック起こすんじゃないかな
結構街!アフマダバードはモスクというイスラム教の礼拝堂やジャイナ教の寺院などが多くあって、2017年に世界遺産リストに登録された街らしい(wiki)
そんな歴史ある街だけど、今回の目的は遺跡ではなく、がっつり建築。
ルイスカーン設計のインド経営大学(IIMA)に向かいます!
途中、なんかめっちゃパーティしてた。楽しい
仮囲いのない建設風景面白いな〜、日本じゃ絶対許されない。
いや、あぶねー笑
目的地に到着し、警備員に話しかける。
カーンのキャンパス見学したいんだけど、許可証もらえる?
少し考えて、警備員が
いいけど、今からランチタイムだから1時間後にきて
。。。
見学できるかどうかは割と警備員の気分らしいので仕方なく周辺散歩に。
遠くにすごそうな建物あったので時間つぶしにに歩く。
まだ建設中だった。にしてもダイナミック。
隣の建物も、ブリーズソレイユを扱ってあるけど、ガラス面が面落ちしてる部分もあったり、がっつり開口取ってたり結構面白い。
RCの躯体にレンガはめていってる。
インドの建物は基本断熱とかそういう概念がないので躯体が仕上げになってることが多いのかな?室内はすごく涼しい。(この時期だと寒いぐらい)
面一と面落ちしてるの不思議だなあ
インドの木色つけられててインドカラーになってる🇮🇳
そんなこんなで14時になって、申請して許可証貰っていざ!
排水、見たことあるぞ?
おぉ、、、、いくつか建物をくぐっていく
晴天でよかった。。
おおお!ついにきた!カッコいい。。
四角と丸、ヴォリュームとヴォイドの関係。コの字の左右で開口の取り方が違う。リズミカルに前後にヴォリュームが出たり引っ込んだり。
中央一階。写真だと少し薄暗く感じるけど、だいぶ明るい。しかも風が通って気持ちいい。
左側の一階。ふんだんに光が飛び込んできている。レンガ壁の懐が割と深いので、これはこれでブリーズソレイユのような効果がある。カーン流の建築言語っぽい。
右側一階。カッコよすぎる。。。実際もっと明るいけど、iPhoneじゃ限界。。。カメラ欲しい。。。
とにかく計算された日の入れ方。グジャラート地方の強い日差しを効果的に取り込んでいるように感じました。開口の光に導かれるまま、建物内を巡ります。
ここの収まりどうなってんねん。。。スラブトアーチの衝突部分は他にもいくつか。
左側二階。ドーンと天井が高くなってる。先にはちらっと円形の開口が。
左右のどでかい開口は、上部のアーチにRCのスラブが刺さっている。補強してるのかな。
いやぁ、、、。開口からの景色も抜群。
赤褐色のレンガが渋いですね。
地元の職人たちで作れるように外装はレンガになったとか。
切り取られる風景も美しい。。。
移動すると、借景もどんどん変わるのでいろんな角度からみたくなります。
室自体は斜めに振れているものが多かった。これも日差し対策かな?
斜めに振れたヴォリューム同士の衝突部分はスリットになっていて採光がとられている。
中央部。ここは図書館。中入ろうとしたらおばさまに怒られた。ダメなんかい。。。
流石に図書館にはガラスが入っている。
他のところは全部通通でした。
いや、すげーいいな。
学生も思い思いに利用していた。開口に腰かけたり。外をずーっと眺めたり。
反対側の景色もいい。
ん?なんだこの柱
経年劣化ですね。。。だいぶ補強されてるところありました。ここはまだマシだったけど他のところはRCボロボロになってました。
すごく気持ちいい。
キャンパス全体に統一感があって計画されているので歩くのもすごく楽しい。
動線も楽しい、カフェテラスの横をぐるっとスロープがまわる。
いい。シークエンスが沢山分岐してて面白い。アーチ開口いいね。
上階はRCスラブが見えますね。
円形開口とスラブ。一応、これは実際のスラブ厚ではなく、手摺含んでます。
上下に上がったり下がったり。探検している気分
ドカーンと開けたり。ひとつのまちのような建築。
開口の奥に壁が控えている、ダブルスキン的な。
これだけでも、いろんな特徴が衝突しあってて面白い。全体の関係から解放されてこのひとつの建物に集約されているように感じる。
奥の方に行くと、職員や学生が生活する場所が。寮みたいな。贅沢やな。
大きいカフェやらショップが立ち並ぶ。写真正面のRCはニューキャンパスへと続く地下通路。
土留めのための壁。この先ニューキャンパスには入れなかった。。。
ニューキャンパスはこちら側のオールドキャンパスの意匠を参考に建てられているとか。
ネットで見たけど、カーンのキャンパスが割とそのままRC打ちっ放しになっていた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?