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デジタル・ケイブ事始め。(38) 半世紀生きた後での、まさかの反抗期だぜい。

今日も、飛び回っています。
午前中は、社会保険労務士さんとお会いしておりました。

よくそんなにスムーズに、スタッフが揃いましたね!と、驚かれました。
しかも、人手不足で皆さん苦しんでいる、このご時世に。
私もそう思います。
ていうか、私がいちばんびっくりですよ〜!

もちろん、これにはいろんな幸運が重なっています。
本とコンピュータのイベントスペースを作るという試みに、多くの方が賛同してくださったこと。
そして、多くの方が、情報の拡散にご協力くださったこと。
そして何より心強いことに、「本が大好き」な方が、世の中にはこれだけ大勢いらっしゃるということ。

まだまだ、本は行ける!
そう感じましたね。

そしてね。社会保険労務士さんに言われたんです。
「時給、頑張りましたね」って。

デジタル・ケイブの時給は、1000円です。
それに、「文化的活動支援制度」の給付がありますから、実質的には時給1100円になります。
頑張りましたが、ていうかこれから頑張るのですが、その分、素晴らしいスタッフが集結してくれたので、私は何の後悔もありません。

日本商工会議所の三村会頭が、先日の記者会見で、
「すべての中小企業に最低賃金・時給1000円を払わせるのは反対」という意味のことをおっしゃったと報道されました。

本当にこんなことを言われたのかどうか。
近ごろはマスコミの報道も鵜呑みにはできませんから、いちいち「それホント?」と疑ってかからねばなりませんが、もしその発言が本当だとしたら。

みんな、もう頭のカタイ爺さんたちは放っとこうぜ!

……って、言いたくなっちゃう。ごめんね、クチの悪いひとで。
だって、時給1000円って、毎日8時間働いて、月に20日で、16万円にしかならないです。そこから厚生年金、健康保険、雇用保険、所得税、住民税、引いたら手取りいくらになると思います?
それすら無理! ……って、言われてるんですよね?

いつから、どうして、この国はこんなことになってしまったのか?

だから、私が時給1000円以上にこだわったのは、ある種の反抗です。
デジタル・ケイブは生まれたばかりの零細企業ですけど。
「中小企業」でも、ちゃんとした給料をお出しできる世の中になってほしい。だから、せいいっぱい背伸びして頑張ります。
うまくいくかどうか、わかりませんよ?
すぐに倒産したらごめんな!
だけど、私たち草の根から少しずつ、アゲていかないことには。
もう、シャレにならない世の中が目の前に見えているのに、抵抗せずにこのままぼんやりして破壊を待つとか、ムリ。ぜったいイヤ。

だからこれは、半世紀生きた私の、今さらながらの反抗期です。
みんな、「抵抗勢力」として、デジタル・ケイブにコーヒー飲みに来てね!