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【世界津波の日】11月5日

 今日11月5日は、国連「世界津波の日」です。日本国内では津波防災の日。江戸時代幕末、安政南海地震が和歌山など沿岸部を襲った「稲むらの火」の日です。佐久間象山の象山塾で学んだ濱口梧陵は、大地震のあとの広村で津波が来ることを稲むらに火をつけることで知らせ、村人の9割の命を救いました。そして私財を投げ打って人々と協力し村を復興させ、堤防を完成させました。その広村堤防により、昭和南海地震では津波から村が守られました。
 今日「世界津波の日」、その和歌山県広川町では南海トラフ巨大地震により10メートル超の津波に襲われ列車が緊急停止したと想定した避難訓練が実施されました。地元の小中学生ら約90人が参加して、電車から高台の神社に避難。毎年、津浪祭りを開催して子供を含めた町民が広村堤防に土を盛ることで、津波対策を風化させない努力を続けています。
 これこそが、災害対策、防災対策のリスクコミュニケーションです。

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