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発達障害・愛着障害を考える家族会「和がや」でいつもこんなコトをしています^ ^ヒロさんと一緒に

最近は、10名の参加。
今年で7年目をむかえました。


当事者本人とその家族 どちらも参加できる会となっている。ヒロさんは、最初からの参加。

特に、大人の発達障害で問題がある当事者本人の症状は、親子関係に問題がある場合が多く、当事者本人が子供時代の親との関係が原因で悩んでいるコトが非常に多い。そして、症状もでている場合が多い。
会の参加者の殆どが、家族間の問題症状は百人百様だのだが、原因は当事者本人も家族もどちらも子供時代の愛着のコトが、とてもとても影響していると理解している。

愛着障害は、まだまだ世間では知られていない。発達障害の症状と似通っており判断が難しく
実際愛着障害でも、発達障害と言われて判断されている部分もあると言われている。

当事者本人の悩みも、症状は様々であるが、大人になっても、子供時代の親子関係が深く影響を及ぼしているコトがある。意識があっても意識がなくても、感覚的に子供時代の経験の積み重ねが、
確実に人生に影響を及ばしている。当事者本人の人生に暗い影を残しながら。そして、新しい家族が増えても更に更に巻き込んで。

鬱、統合失調、依存症、摂食障害など全てに於いて、根底には、発達障害と愛着障害の問題がうごめいていることは間違いないし、2次障害として様々な症状が本人を蝕み、家族を巻き込んでいく。だから、親子関係、家族関係の良好かつ健全な関係を参加者それぞれが自分自身で、気づいて暮らしを整えていくコトがとても大切だと思う。

現状と原因に、家族全体が腑に落ちないと本当の意味で、心穏やかな次に結びついていく心豊かな暮らしが繋がっていかない。ホントにここまでの作業に時間がかかる。実際、福地家も随分時間がかかった。

家族が当事者本人の犠牲者の気持ちでは、進んでいかない話なんですよね。

実際、医療サイドでも赤ちゃんが産まれる2年前から生まれてから7才まで、9年間の親子関係は、人間にとてもとても大切だと言われていると、関わっていただいている臨床心理士の先生から特に強調してお話があった。納得出来る。

そう言うことから、当事者本人 家族どちらも参加可能なのです。現時点で家族全体の問題そして取り組みと考えていく必要が凄くあるんです。
その中で、ヒロさんはお話をパソコンに記録する重要中役目をしてくれている。

発達障害は子供から大人まで 今や10人にひとりと言われています。なので、本人の年齢は決めていません。診断させているされていないどちらも参加可能としています。

大切な世代間交流の場でもある。
家族間の問題も様々。百人百様。
全ての参加者にとって、色んな角度からの気づきをしていただきたいので、このような形態にしています。

会として基本月一回なので、主催者の私達サイドの新たな気づきと学びなども話していきます。

まずこの1ヶ月の暮らしの振り返りを参加者全員でミーティング形式で話していく。参加者全員が顔が見えるように。

参加全員が順番に話をしていく形態。
家族の団欒のイメージでやっています。

暮らしの中で家族間の辛い部分と現状を話す。
自分の今の思いと置かれている現状を話す。

自分のコトの振り返りも話す。
自分以外の家族の立場に立って、気づいてきたコトも話す。 

参加者が色々な角度からお話できるコトを大切にしています。
視野を広げる学びをしています。
機能不全家族であっても、心穏やかな暮らしをするコトが健康な家族になる第一歩ですから。

もう何年も通って来てくれてる方は、ここに来て内観をしたコトを言葉化して話してくれるようになって来た。

最初は、話す内容も当事者の話ばかり。世間の普通はこうだから、当事者本人もそこに気づき 少しでも良い方向へと言う感じの内容が多かったが。当事者本人さえ治ってくれたら、私達も良い暮らしが出来るけど、当事者本人がまだまだ良い方向に進まないから、家族は生きづらいなど。

「当事者本人が家庭運営の中で全て原因であり、家族の私は苦労をしている。」

そして、家族間であっても被害者・加害者の関係が原因だと思い込み、加害者の本人が治らないとと悩んでいる方が大半である。

家族は、どちらかと言えば、暮らしの中での思考が、当事者へのエゴばかりになっていることが多くみられる。

エゴを話すばかりでは、結局何も進まない。
自分も心豊かな暮らしにならない。

家族間でのギクシャク関係のまま、前に進もうなんて絶対無理なお話である。

そこで、参加者全員に内観をしてもらうコトを大切にしている。家族自身も自分を知る。そして、自分への自問自答もする。

何年も封印してしまっていることを家族会に来て話す。ここ数ヶ月は、特に重点的にやっている。
結構こちらがファシリテーターとなり、私自身の素直な気持ちをお話すると、自然とご自分の話になり、実はこうだったと言うことになる。

例えば、自分の小さい頃を振り返る。子供の頃の嫌だった自分を思い出す。どんなコトを望んでいたのか。どんなコトが凄く嫌だったのか。
振り返り、言葉化していく。

とてもとても勇気のいる作業ではある。
一回二回の参加では、なかなか出来ない。
家族のコトの愚痴は話せても、自分のコトになると、途端に難しくなる。誰しもそうだが。

家族 本人関係なく 自分の内観を言葉に出して話す。要するに、自分の本音を話する。言葉化する。

内観。
内を観る。
自分に対して 自問自答。

家族の問題ばかりに意識が行きすぎるコトはないか。

自分の暮らしは、自分で大切にしているか。

自分で自分のコトを認めているか。
よく頑張っているよね 自分。

などなど、今の自分の気づきを言葉化。

この作業が、なかなか効果的なのである。
ここ数ヶ月で、随分参加者の意識が変わってきた。自分の人生にまず自分が理解し腑に落とす。

最初は遠慮気味に話をしていた参加者も
今では、なんてオープンな
なんて開けっ広げなと感じるくらい
本音を話すコトが出来ている。

会の中での話は、外には絶対話さないコトは基本としているが。

参加の方は全員、確実に機能不全の家族と言える。機能不全家族の中で育ったもの同士が、結婚して新しい家族となるケースが多い。

機能不全家族の環境化で、家族運営がわからないままの思考で苦しんでる場合が大半なのである。機能不全家族だと気づかないまま悩んでいる場合も多い。当事者本人に寄り添うコトがなかなか出来にくい家族も、ひょっとしたら家族自身も機能不全の家族の環境で育ったかもしれない。それが原因で当事者本人を苦しめている場合も間違いなくあるのだ。

なぜこの生きづらさがあるのか。何処に原因があるのか。多分、殆どの方が暮らしのなかで考えてもいないような気がする。自分の思考パターンがわかると、ホントに家族間が凄く楽になっていくのだ。

発達障害・愛着障害に問題のある家族は、基本的に機能不全家族である。ここからのスタートが重要だ。このことを受け止めて、次のステップに進んでいくのが、重要なカギとなって行く。

そして、本人の症状が家族全体の辛さになったり、問題になったりと色々あると思うが、本人は本人で無意識に出来ないコトが多かったり、結構
悩んでいたり、生きづらさに繋がっているコトが多い。

要するに、家族の思いと本人の現状と気持ちが、かけ離れていると、家族が本人を追いつめてしまい症状が悪化することが非常に多い。家族の思いと本人の思いにギャップがある。

そこで、このギャップを少しでも穴埋めする作業が必要となる。これは、家族が穴埋めの作業が出来てくると、凄く暮らしに光がさしてくる。

何をどう変えるのか。
本人は、無意識に出来ないコトが多いので、最初から本人の考えを変えるのは、至難の業である。

そうすると、家族が本人に寄り添うコトをしていく作業が必要となる。それが一番早い解決になっていくのだ。家族自身が、本人の出来るコトと出来ないコト、世間の普通とかけ離れていたとしても理解をしていくコト、本人の苦しみが何処から来ているのかと深く理解する。本人から目を背けていては、現状からは脱出出来ないのである。

ただ、間違ってはいけないのは、何でも当事者本人に合わせてばかりはいけないと思う。
特に依存症状のある家族は、共依存の思考には、要注意である。本人の症状に後押しをしてはいけない。ダメな部分はダメな思考として、境界線を引くことは、重要ポイント。

そのコトを踏まえた上で、家族の本人に対する考え方と寄り添い方を本人に合わせる思考に変える。

家族が思考を変える作業がとても大切。

本人の本音を聞き出し、理解し寄り添っていく。何故今の現状があり、どんな事に苦しんでいるのか、どんな生きづらさがあるのか。
本人に家族の考えを押し付けてしまっていないか。
早く良い方向にと家族の焦りで、本人のペースを理解せずに押し付けてしまっていないか。
無言の圧で押し付けてしまっていないか。

でも、この作業をするには、結構家族も自分見つけをし、家族自身の受け入れ体制 気持ちの部分を整えるコトが大切である。

双方どちらも、暮らしの中での「安心感」が子供から大人全てにおいて、ホントに大切な部分。
安心感とは、見えている現象的な安心感ではなく、内面な安心感である。

安心感とは、親子関係で人間が7才までに備わっていないといけない部分。自分肯定感に結びついていく部分。親子関係で、自分のことは全て理解してもらってあると言う安心感のコト。今ある現状の自分もしっかり安心感のある自分なのかと、自分を知るコトをしておかないと、当事者本人にも良い影響を与えられない。良い関係性を保てない。
目を背けるのは簡単だけど何も進まないし、当事者本人の症状の改善にもなっていかないのである。

なので、内観をする作業になるのである。

会では、お話されている方に耳を傾ける時は、参加全員が心を寄せてしっかり聞くと言うスタイルをとっている。

反論 異論はしないと約束事としている。

参加者同士がどんなお話でも、皆で耳を傾けるコトをしている。

そうするコトで、不安なコトも安心感に繋がり、自分の考え方はこれで間違いないと確認もできる。

そして、大切な気づきも得られる。
そして、明日からの暮らしに少しの光がある。

1ヶ月これで、頑張れるね!

こんな感じの家族会を繰り返し、持続可能な心の貧困と言うコトに取り組んでおります。

少しでも、この社会に光が差していきますように。

少しでも、ひとりひとりが心豊かな安心感のある暮らしになりますように。

家族の本人に対する寄り添い方は、怒りの感情は抜きにした、心穏やかな関係になりますように。

それぞれが、色んな角度から見られる、視野を広く持つコトができますように。 

家族自身の視野の広がりが、確実に本人を楽な暮らしに導き、結果的に家族全体の良い関係性を生み、障害の有無に関係なく、心豊かな人間らしい暮らしになっていくと確信しています。

出来ないことを批判して議論する。または、出来ない当事者本人ばかり支援する、制度利用だけの社会では家族問題に限界が来ていると思っています。

本人だけに特化した支援、本人だけ良くなっていくコトばかり考えていては、偏りがあるのです。問題は、家族全体としてとらまえて考える必要があると実感しています。

少しでも、家族問題に取り組むコトが、持続可能な次世代に繋がるコトになると思っています。

これまで私が参加してきた家族会は、家族の悩みをみんなで共感し、それでいいんだよと肩押しされるコトで良い暮らしに繋がると言うところばかりでした。

それでは、一時しのぎに過ぎず、苦しい辛い暮らしを余儀なく過ごさなければなりません。

大切なのは、何故今の暮らしがあるのか、何故当事者本人が生きづらくなっているのか、理由がわかれば家族も少し道がひらけて、それが突破口になると思います。

少しでも、こころ豊かな暮らしが送れる家族が増ますように。
障害の有無に関係ない差別のない、日本の社会に
光が灯りますように。
家族愛が統合し、健康家族になりますように。

会としては、小さく小さく活動しながら、輪が広がっていくコトを夢見て^_^
細く長く続いていきますように。

関係者の皆様 家族会にご参加の皆様 いつもありがとうございます。  感謝しております^_^

#発達障害 #愛着障害 #福地家 #家族 #生きづらさ

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