見出し画像

連鎖させてはいけないものは何か

天気の良い12月の土曜朝。

部屋の出窓から青空を見上げて

「今日は人生が大きく変わる道の起点に立っているなあ」と感じた。

それもそのはず、今日は午後から約10年ぶりの友達と再会することになったから。

切っても切れない仲だったのかなあ。(ただ疎遠になっただけなので、意図的に切った訳では無いが)

あれからLINEのやり取りを何往復かして、
お互いの自宅が10分くらいの距離と分かった。

これからも長い付き合いになりそうな予感がしている。


待ちに待った今日。お互いの家の中心地点にある最近できたカフェに行くことに。

約束の時間を前に、私の方が先に着いた。週末なので、お店は混んでいる。

名前を書いて、「あと3組待ち」とLINEをしておく。

数分もしないうちに入り口から彼女が現れた。彼女だとすぐに分かった。

意外と久しぶりに会う緊張感は全くない。

席に案内され、私はカフェオレ、彼女はオレンジジュースを注文。そういえば、コーヒー飲めなかったっけ。

一緒にいる心地よさを思い出した。昔もこんな感じやったなあって。

話が動きはじめると、
渋滞が解消されたときの高速道路のように
お互いの募る話が次々に繰り広げられ、話と話が連なって盛り上がる。

店内はほぼ満席でざわついていたはずだけど、
私たち2人の空間以外は全て無音に思った程、話に夢中だった。

そういえば、彼女は頭の回転が早いし、人と接するのもうまくて周りからの信頼も厚くて人気者だったなあと。

妄想や思考の深さが卓越してる。

彼女の面白さと人の気持が分かる部分は、こういうところにあったんやなあと、良い大人になった今になってやっと理解することができた。


私は考えて考え尽くしてから言葉を発するタイプなのだけど、思いついたことをポンポン言葉にできる人の脳内がどうなっているのかすごく興味がある。
そういうタイプの人は、自分の周りにはわりと多く、無意識に引き寄せている気がする。


家族、親戚、兄妹、夫婦、仕事、料理、人生観、健康、ペットの話…

とても3時間では、語り尽くせなかった。


彼女はこれまでたくさんのことを見すぎて、それなりに辛い経験もあったのだろうけど、


何からも逃げる事なく、
何事にも一生懸命向きあって生きてる。

今日会って1番感じたこと。


こんなにも長い間会ってない人と、こんなにも話が合うものかと、本当に驚いたし嬉しく思う。

人生観の話のなかでひとつ、
ふわっと自分の中で思っていた事も、繋が
った気がする。

それは、
私自身を含めて、親の反面教師で生きてる人は多い気がすること。

・お金に苦労した親の子は、何がなんでも自立して賢く生きる

・安定した公務員の親の子は、自営業に憧れる

・幼少期のころ母が仕事で忙しくて寂しい思いをした子は、自分が親になったとき仕事を辞めてまでも子供との時間を何より大切にする

・厳しい父をもった娘は、自分のパートナーに優しい夫を選ぶ

あくまで勝手な自分の持論です。

自分が「親」という立場になったとき、親からしてもらったことを参考にすることもあれば、
納得できないことや疑問に思うことも出てくるはず。

もしかしたら、親世代は窮屈な価値観の中で悪影響を受けていたかもしれない。
時代や社会的な常識があり、抗えなかった環境だったのかもしれない。

そんな理由があったとしても、自分の都合が悪くなったときの言い訳として振りかざしてはいけない。

生きてるのは現代で、次の世代に連鎖させてはいけないものは何かを常に考えて伝えていきたい。

自分の生き方や、自分が親になったときの子供の育て方。
自ら考えて責任をもって納得の行く答えを出していきたいですね。


今日も来てくれてありがとう☺️
福ちゃん


よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!