見出し画像

kintone hive 2023 nagoya 発表の感想

kintone hive 2023 nagoya に参加してきました。

発表に対しての個人的な感想を残します。
詳しい内容は、ほかの方の記事やアーカイブ動画などをご参考ください。

発表以外のいろいろはこちらです。


中川商事 中川さん

「よくある」と仰いましたが…

冒頭にあった「紙運用は燃えたら終わり」という言葉にドキッとしました。
連携サービスも利用し、情報を集約して転記もゼロになるアプリを作って、そこから敢えて寝かしたそうです。効果も見えて費用もかけているのに、アプリを寝かしちゃうって、どうして?どういうこと?って思いますよね。
寝かして何もしない ではなくて、丁寧に導入の準備をしたとのことでした。「急がば回れ」という表現が合っているか分かりませんが、kintoneの取っつきやすさに敢えて食いつかない発想もあるのだと知りました。


弁理士法人サトー 榊原さん

法律が関係する仕事は大変そうです(イメージ)

包袋という書類を入れる袋には 保管スペースや検索性などの「紙ならではの課題」がありましたが、kintoneと既存システムの連携などにより解決されています。
社外に影響がでない&簡単に使える=「釈迦アプリ」でハードルを下げることが社内浸透の秘訣とのことです。kintoneの導入は、在宅勤務や病気の流行による出勤停止の時にも効果があったそうです。場所に縛られなくなったことで、業務が止まってしまうリスクも減らせたということですね。


三重電子計算センター 山田さん

IT企業もkintoneで大きく変わる!

情報は混沌の中 あるいは見えないところにある……。(と聞こえた)
アナログ運用・古いシステム・現状維持の壁との戦いは、お弁当注文アプリ(これも釈迦アプリでは?)を切っ掛けに、kintoneが社内に浸透していくことに。浸透していくとともに問合せが増えてしまいますが、それらを受け止めて共有することで、若手の方々が改善に取り組んでくれるようになったそうです。
モヤモヤ解決の手段と見てもらえると、「kintoneを使って改善できないか」と声が出てくるようになりますね。社内文化が大きく変わったということが、よく伝わってきました。


社会福祉法人ゆめネット 山川さん・上原さん

18拠点もある福祉事業所です

紙・エクセル・脳内からのkintone一元化、勘と経験での業務からの脱却は、多くの方が気になる内容だと思います。現場から厳しい声が飛んできたり、カッコよさを追求したり、いろいろあってからの「現場が主役」という活動方針で、現場へ赴き対面で要望を反映させていったそうです。難しい要望にも「目指します!」と答えることで、同じ方向を向いて動いてくれるのだと安心してもらえますね。
また、従業員だけでなく、利用者の家族にもメリットが出ているのが素晴らしいです。他の事業者も手伝って助けたいと仰っていましたが、これは大変さを知っているからこそ出てくる言葉ですよね。


ミライコミュニケーションネットワーク 服部さん・佐藤さん

「ラクしたい」っていいですね!

IT企業なのに紙やアナログ的な業務が多い、お互いが相手に頼ると効果が無い二重チェック、属人化と職人技。。。1レコードの粒度で失敗したアプリの話は、共感した人も多いと思います。集計結果の見せる化で各々が意識するようになったりとか、読まれないマニュアルを作るよりも直感的に使える工夫をする・自動計算で省力化など、うなずきポイントが多かったです。楽しく改善するためにプロジェクト化しないというのも、継続しやすいようになると思います。数字で見える効果と、仕組みを変えていこうというマインドの変化の好循環で、ラクになっていいことばかりですね。



みなさん、素晴らしい発表でした。かっこいいです。。。

技術的な「すごいこと」もあったと思いますが、kintoneを使うことを当たり前にするための向き合い方とか、地道に続けていくとか、そういった部分の話がよく印象に残りました。

今年のアーカイブ動画をほとんど観てから行きましたが、目の前で見ると自分への浸透具合が全く違うように感じました。聞いているうちにすっかり引き込まれて「え、もう終わっちゃった?」ってなるくらいに時間が過ぎるのが早かったです。

登壇された皆さん、おつかれさまでした。


2023/06/21 追記

これまで、kintone hiveで登壇された方のインタビュー記事を読んだりしましたが、その中で、どういうことか分からなかったことがありました。

  • エントリーした時点では、何を発表するか決まってなかった

  • エントリーした時点では、何も成し遂げてなかった

  • とりあえずエントリーした♪

こういったことを述べられているのですが、なぜそれでエントリーできるのか、分からなかったんです。ですが、今回、会場でみなさんの発表を見て、ちょっとつながった気がしました。

わたし自身が、hive登壇できるくらいの業務改善をやりたいという感想を持ったのです。あ、これは登壇経験者の方々が言っていたことに近いのかな、と思いました。まだ何もできてはないけども、登壇のために改善するんでもないけども、それくらいの業務改善をしたいんだと。そういう気持ちで、とりあえずエントリーしたのではないか、と思えたのです。(違うかもしれないけど)

これは、アーカイブ動画を見ていても気づかなかったので、現地で参加したからこそ得られたのだと思いました。
行ってよかった!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?