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webデザイナー転職を成功させる人の特徴3選

私は現在職業訓練校でwebデザイナー科の講師をしています。
年間100人以上のwebデザイナー、プログラマー転職希望者をサポートしている中で、未経験からでも転職を成功させる人たちの傾向や特徴が見えてきました。

現在webデザインやプログラミングを勉強、独学している人、スクールに通っている人、または未経験からフリーランスを目指している人にとっては参考になる情報かと思います。

コロナの影響もありweb系のスキルを身に着けて転職、独立を目指す人がたくさんいる中で、どうやってライバルとの差をつければいいいのか参考にしてみてください。

①勉強量・作業量が多い

何を当たり前のこと言ってるんだ?と思われたかもしれません。
でも実はこの当たり前が当たり前にできない人がとても多いんです。
厳しいことを言うかもしれませんが、若い新卒の人たちに比べて未経験転職組はハードルが上がっています。
IT業界は若いほど採用では有利な傾向があります。
年齢が上がるほど企業は経験者や即戦力を求めています。

ですから未経験とはいえ、少し教えればすぐに実務を任せられそうだな、と思わせられるほどのスキルを証明する必要があります。
そのためにはインプットとアウトプットを繰り返し、実力をつけていくしかありません。
もちろん直接的なスキル以外にアピールできるポイント、前職での経験やヒューマンスキルなどで勝負することもできますが、それでもスキルがあるに越したことはありません。
企業側の教育コストを下げることができるからです。

こういった事実を真剣に受け止めてライバルよりもたくさんの努力ができる人は、漏れなく就職できている印象があります。

ここである生徒の経験をご紹介します。
その生徒さんはIllustratorの最初の授業でまったく付いていけませんでした。
かなり落ち込んでいましたが、彼女はあきらめませんでした。
休み時間も授業終わりも一人黙々と授業の復習をしたり、制作物を作っていました。
すると訓練の終盤では誰よりもデザインソフトを上手に使えるようになっていました。
年齢も30代で転職するうえで若いと言える年ではありませんでしたが、しっかりと就職していました。

②質の高いポートフォリオを準備できている

①の内容と関連していますが、しっかりとスキルを身に着けた人はポートフォリオの質も高くなります。
ポートフォリオは企業に対して今自分がどれだけできるのかを証明できる最高のツールです。
ここで目を引くポートフォリオを見せることができれば、採用担当者に興味を持たせることができます。

質の高いポートフォリオとは?

これはどういった職種、企業に応募するかで変わってくると思います。
デザイナー志望であればバナーやwebサイトのデザインをいくつか用意する必要があると思います。
この時相手企業の業界や案件に合わせたものを用意できれば、企業研究していることや即戦力になりたいという意欲をアピールすることができるでしょう。

デザインの良し悪しに関しては見てみないとわからないので、ここでのアドバイスは難しいです。
TwitterをフォローしてDMを送ってくださればアドバイスできますので、お気軽にどうぞ!

コーダー志望であれば、実務で頻出のアニメーションやJavaScriptの実装をポートフォリオに上手く盛り込めれば技術のアピールに繋がります。
例えばスライダー、ハンバーガーメニュー、モーダルウインドウ、追従するヘッダーなどは最低限出来るようにしておきたいです。
加えてJavaScriptライブラリーやcssアニメーションで動きをつける。

あとおすすめなのがWordPressです!
WordPressってオワコンなんじゃないの?って思っている方も多いですが、実際は圧倒的にWordPressの案件は多いです。
それなのに技術者は少ない。
ここにライバルと差をつけるポイントがあります!
皆が難しいと感じて避ける部分を頑張れば一気に突き抜けられますよ👍

ここでまたある生徒の紹介です。
彼女のポートフォリオを見て衝撃を受けました。
自主制作のLPやホームページが10個以上載せられていたんです!
しかもホームページはどれも下層ページがいくつか準備されていました。
デザインは改善できるものがいくつもありましたが、これも立派な質の高いポートフォリオだと私は思いました。
ここでも①の要点と繋がりますが、圧倒的な作業量はライバルとの差になります。
彼女は見事に就職を勝ち取りました。

注意点

ここでポートフォリオを作る際の注意点をお伝えしておきます。
それは「100%を目指さない」ということ。
これまでの話と矛盾してない?という感じですが、完璧を目指すといつまでたっても完成しません。
作っているうちにどんどん気になるところが出てくるからです。
そのうち就職ではなくポートフォリオを仕上げることが目的に代わっていって、就職のチャンスを失ってしまう人もいました。

こうならないためにもある程度のところで切りをつけて、就活を始めることをお勧めします。
この点が次の③の話に繋がっていきます。

③就活を始める時期が早い

先ほど②で話しましたが、ポートフォリオがまだできていない、まだスキルが身についていないなどの理由でなかなか就活を始めない人は、相対的に就職時期も遅い、もしくは希望職種で就職できない人が多いです。

これもまたこれまでの話と矛盾していそうですが、就活はスキルや経験以外にもタイミングであったり相性だったりの部分で左右されることも多いです。
必ずしもどの企業もバリバリ仕事ができる有能な人をいつでも求めている訳ではないのです。

現状空いているポジションがプロジェクトリーダーなのか、デザイナーなのか、アシスタントなのかはそれぞれの状況によって違います。
今アシスタントの人が抜けて人手が足りない、すぐに人が欲しい、スキルはほどほどでも素直に教えたことをやってくれて向上心がある人だったらいい、みたいな要件の募集もあるわけです。

でもこんな内情は面接してみないとわからないことのほうが多いです。
今の自分に相性のいい会社に出会うには数をこなすしかありません。
そのためにも早くからたくさんの企業に応募することはとても重要です。
それだけ出会いの数が増えるからです。

指導する生徒たちも早くから就活する人は、訓練中に内定をもらいやすい傾向にあります。
ここにもライバルと差をつけるポイントがあるんですね。

まとめ

今回は大きく3つのポイントをご紹介しました。
もちろんこれ以外の要因が影響することもたくさんありますが、3つのポイントのうち2つ、3つできている人は就職できる可能性が高いと感じています。

今日は転職する人をメインターゲットに解説しましたが、未経験から副業やフリーランスを目指す人にとっても、自分の人材価値を高めるうえでのヒントになると思います。

またコーディングの技術の話も少しさせていただきましたが、この辺の具体的な内容はまた今度解説しようと思っていますので、気になる人はフォローしてお待ちいただけると幸いです!

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