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弱肉強食学園 GOWANDA!!第二話

〜ep2:鍵を握る男〜

俺の名前は、豪 腕打(ごう わんだ)自他共に認める。最強剛腕男だ! 

俺は、、、お〜っと、危ない、危ない、自己紹介はこんぐらいにしとこう、こんな事ばかりやってると日が暮れちまう!

こんな事やってて、昨日の入学式に出れなかったんでな!
詳しくはep1を読んでくれ!

でも、今日は遅刻する事なんてねぇぜ!

なぜって? 


それはもう・・・・


学園前に来てる人からさ!!!

【現在時刻AM4:00】

へへっ我ながら冴えてるぜ!!この肉強学園の学ランを来て!校門前にもう来ている!これはもう絶対遅刻しないぜ!!

なぜって?

それはもう・・・

もし、ここで寝てしまっても、登校してきた他の生徒とか先生がたぶんおこしてくれるゼ!


だってそうだろ?ここの学園の制服着てんだもん! 絶対起こすだろ! 

まぁ眠くないけど! 


なぜって?


それは昨日・・・・

いっぱい寝たからだゼ!

 それにしても、、、、ショボい校舎だなぁ、、まるで、サザエさんのEDにでてくる一軒家みたいだぜ、、

謎の老人「おい、お前、そこで何ぶつぶつ言ってるんじゃ!不審者か?」

急にじじいが現れた

ワンダ「わっ、、急に、なんだじいさん、俺は、ここの学園の生徒、豪 腕打だ! 昨日の入学式には出れなかったから、今日が登校初日だ!よろしく!」

じじいがジロジロこっちをみている。

謎の老人「・・・・たしかに、ここの学園の制服をきとるな、、、ワシはこの学園の警備員をしとる。

警備 韻(けいび いん)

とうものじゃ、みんなからは、ヒゲじぃ、そうよばれとる」

俺はゾッとした、、、。

このよぼよぼの爺さんが、俺が全く気付かないうちに俺の背後にいた事に、
これが、もし、戦闘だったら、と思うと、、、、

あと、、この爺さんに全然ヒゲなんて生えてないと言うことにも、、。

「ずいぶん、早い登校じゃな、感心じゃぞ、そりゃ、門の鍵を開けるからそこをどけ。」

そう言うと爺さんは腰にぶら下げてるいくつもの鍵の中の一つを取り出し、門を開けた。

「へぇ、爺さんが、いつもここの校門あけてんのか」

「そうじゃよ、何せ、ワシはこの学園の鍵を握る男じゃからな」

そう意味深な言い回しをしつつ、爺さんは意味ありげな顔で俺の方を見ていた。

たぶん、この爺さんは警備員と言いつつ、実は学園でめちゃくちゃ権力持ってるタイプの奴なんだろうな、感をめちゃくちゃ出してきた。

たぶんと言うか絶対そう。 

絶対仲良くしておこうと思うゼ!

「ところで、ヒゲじい、肉強学園の校舎ってこんなにしょぼいのか?想像と全然違ってちょっとガッカリだゼ!」

すると、ヒゲじいは呆れたように、

「何を言っとるか、これは学園のペット、ケルベロスの小屋じゃ、学園の校舎はアッチじゃよ」

そう言ってヒゲじいは、その小屋のさらに奥の方を指さした。

「えっ、、、」

俺は、言葉を失った、ヒゲじいが指さした先には、巨大な城がたたずんでいた。

 まだ、夜が明けきっていないせいか、はっきりとは見えないが、それはとてつもなく巨大な、、
まるで、戦国時代に建てられたかの様な立派な石造りの巨大な城が立っていた。

「ようこそ、我が弱肉強食学園に」

ヒゲじいが、そう言ってニヤニヤしながら、俺の方をみた。


俺は胸が高なった!!やっぱりそうだ!

この学園は俺の期待を裏切らない!


こんな規格外のデカイ城、楽しい事が起こらない訳ない!


弱肉強食学園、、、楽しい学園生活になりそうだゼ!

あとヒゲじいが、我が学園に、って言ったって事は、やっぱり、なんかしら力持ってるやつやんって確信したゼ!


つづく