相棒が教えてくれたこと:【誕生～】

私には色んな意味で刺激的な相棒がいる。

我が子である。

出産するにあたり、ある人が大切なことを教えてくれた。

「赤ちゃんに最初に笑顔を教えるのはお母さんなんだよ。」

赤ちゃんは[泣くこと]しか本能的に出来ない。

だから、どんなに辛くても悲しくても赤ちゃんには笑顔を見せてね。

笑えないことの方が多かったけど、作り笑いでも苦笑いでも、とにかく笑顔で接した。

努力の甲斐があったのか

いつもニコニコ
人見知りもせず
人間も動物も自然も皆ともだち

平和の象徴のような子になった。

乳幼児期
二週間に一度高熱を出し、ありとあらゆる感染症にかかり、死にかけたりもした。

私は寝る間もなく、仕事も休みがち、でも「一番苦しんでいるのは我が子なんだから」親としての任務を懸命に遂行した。

だって、毎日満面の笑みなのに苦しんで笑顔を失っているのが耐えられなかったし。

私が元気が無かったり、時には涙したりしていると、相棒は私の顔を覗き込んで

「おかあたん　『ニッ！』」

って笑顔で励ましてくれたもんだ。

こんなにピュアで優しくて良い子、ダメ親なりに守って行かなくちゃ！
いつまでもそのままでいておくれ…

お前は私の相棒だ！
親子であることは当然だけど、人間同士の付き合いをしていこう！

なんて語りかけていたなぁ。

…そんな時期もあったな 笑