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「#名刺代わりの小説10選」を語る読書会/第66回Book Fair

X(旧Twitter)で、いわゆる"読書垢”の方々の
固定ポストでよく目にする「#名刺代わりの小説10選」

本好きにはお馴染みのハッシュタグですが、
リアルで話題になる機会って、実は少ないかもしれません。

そこで今回は、それぞれの「#名刺代わりの小説10選」を解説し合い、
交流する会を企画しました!

会場は、いつもの(?)カフェの個室@新宿。
とある金曜の夜、どんな10選が披露されたのでしょうか?

Book Fair共同主催・こうせいさんの10選。テーマは「ハードボイルド」。

予想外の展開

変化球のテーマにもかかわらず、ありがたいことに読書会は満席(主催含めて9名)。
実験的な企画にお付き合いいただき、本当にありがとうございます!!

ジュンさんの10選

ちなみに、主催の2人を覗くと、Xで「#名刺代わりの小説10選」を固ポスしている方はいませんでした。

ふっかーの10選。Xとは違う基準でセレクト。

つまり参加者の皆さんは、今回のために10選を考えてきてくださったということ。
これはとても嬉しいと同時に、ちょっと意外でした。

ニャンちゅうさんの10選

こちらの広報力不足を感じましたが、もし次の機会があれば、固ポスしている方の話も聞いてみたいですね。
(リアル読書会よりも、Xの「スペース」(音声チャット)の方が参加しやすいかもしれませんが)

ガブいぬさんの10選

”名刺代わり"の解釈も様々

どんな基準で、10冊を選ぶのか。
いわば"名刺代わり"という言葉の捉え方も多様で、面白かったです。

例えば、幼少期からの「読書遍歴」を時系列で並べる方もいれば、
読書会で出会った本を中心に紹介する方も。

せーやさんの10選

また、10冊の中でもテーマを分けたり、半分はノンフィクションの作品を入れた方もいました。

この辺りのこだわりは、双方向のリアル読書会だからこそ、伝え合えること。
リストだけでは見えてこない部分も、徐々に掘り下げる楽しさがありました。

初参加・ニイヅマさんの10選。『砂漠』3連発には会場が沸きました!

今回は9人で一斉に見せ合いましたが、
例えば1対1で、じっくり語り合う企画も楽しそうだと思いました。
(おそらく、既に実践されているかたは沢山いると思いました)

ヤマハさんの10選

読書会が苦手な人でも

紹介型の読書会は、雰囲気や周りの目を意識するあまり、何を持っていくか迷う。
一方、課題本は、好きな本であればあるほど、自分の読み方を否定されたり、価値観の違いが怖い。

だから結局、読書会に行けない、あるいは参加しても緊張したまま終わる・・・という方はいると思います。
リアルでもSNSでも、読書会に対する不安の声は絶えず伝わってきます。

今回のような形であれば、共通の話題が見つけやすかったり、自分をオープンにしやすい可能性が、上記2パターンより少し上がるかもしれません。

周りに本の話をする人がいない、SNSだけでは物足りない。
でも読書会には苦手意識が・・・という方が楽しめるよう、これからも様々な角度から工夫していきたいと思います!!!


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