御書印あつめ1日目~誘惑と老舗と宮沢賢治~
最近スタートした『御書印プロジェクト』がとても楽しそうなので、自分も参加してみることにしました!
今日から、簡単なレポートを随時更新していこうと思います!
【1日目】
1.青山ブックセンター(東京)
『二子玉川 本屋博』の頃から気になっていたお店。
ひとことで言えば「誘惑する棚」に溢れていました。
足を踏み入れた瞬間、魅力的にディスプレーされた哲学・ビジネス(人文寄り)・アート系の本が目に飛び込みます。
平台から落ちそうなほどに、ギリギリに並べられた本たちが、俺を読めと訴えかけてくる。
これは眺めているだけで、頭が良くなったように感じる(笑)。そして、衝動買いしそうになる。危険だ...
最果タヒさんのコーナーにも、ひとつひとつの作品に直筆のコメントが添えられ、心が捉えられます。
店員さんに「これから、色々回ってみてくださいね!」と激励され、旅が始まりました。
2.書泉グランデ
表参道を後にして、本の街・神保町に移動!
まずは「あなたの趣味を全力応援」な本屋さん・書泉グランデへ。
スタバでは大体グランデをオーダーする私にとっては、ホッとする名前です!
ここはコミックや写真集が充実しており、いつ行ってもイベントを告知する貼り紙でビッシリ。いわゆる「サブカル」派にはたまらないお店ではないでしょうか。
ただし注意点は、御書印の受付が「2階のコミック売り場」であること!
自分はこれにガッツリ引っかかってしまい、1階の店員さんに優しく(めっちゃ優しく)案内していただき、会計を仕切り直せました。
縦に広いお店では、事前のリサーチが大事ですね(;-ω-)ノ
3.三省堂書店 本店
説明不要のボスキャラ級。ひとつのお店の中に、新刊も文房具も雑貨も古本もカフェもあるのだ。こんなん、1日余裕で過ごせます。さすが本店。
ちなみに、アウトレット本コーナーなんてのもありますね。
こちらの御書印は、サービスカウンターで押してもらうスタイルです。
このご時世にも負けず、レジは相変わらず長蛇の列でした。しかも、導線に沿う形でイチオシ本の棚があり、最後の最後まで知識欲が刺激されてしまうのです!
4.東京堂書店
続いても老舗へ!130周年を迎えた東京堂書店です。
こちらは、品揃え豊富な新刊書店でありながら、「尖った棚」が多いのが特徴。
ここに来る度に、「ノンフィクションを読まなきゃ」「たまには(精神的に)旅しなきゃ」という気持ちにさせられますね。
まるで開高健さんの魂の一部が納められた、分霊箱みたいな書店なのです。
そして偶然か必然か、買ったのはブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でした。
この日はウルトラマン関連の本(と、たまたま開いた箇所の台詞にウルトラマンが出てきた小説)ばかり買っていました。やっと、戦隊っぽい本を持って帰れます(棒)。
ブックカバーは益田ミリさんとコラボした限定仕様!やったね!!
本屋巡りの休憩に最適な「ペーパーバックカフェ」も併設されてます。
5.十字屋書店
一転して、「これぞまちの本屋!」という趣の十字屋書店へ。神保町にも段々慣れてきましたが、こちらは初来訪でした!
店内は、もちろん新刊棚もあるのですが、いわゆる「中高年男性」向けの特色を感じました。クセが凄いわ...
そういえば、おひとりで店番をされていたおばあさん。ちょっと疑わしげ(?)な視線を投げてくるのが、気になります(笑)。珍しい客層だからでしょうか...
そんなこんなで、若干タイミングに困りながらも、「御書印ください!」と申し出てみたら、
「ちょっと待っててね...上手にできるかね...」と、さっきまでとは打って変わって優しい目に!よかった!
押しながら、「若いひとは、こういうのインターネットで調べて来るんだろうね」「ウチは昔出版業もやっていて、だから宮沢賢治の言葉を書いてるのよ。古本まつりの時は、ウチが出していた賢治の全集が凄い値になるよ」
と、色々話してくださいました!
御書印デビューの一日は、最初はワクワク、最後はほっこりした気持ちになれました( ´ー`)
これからも、少しずつ回っていきます!
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