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マッチングアプリであやしくない外国人と出会えたはなし

(この記事の内容はすべてコロナ前のはなしです。お気をつけあそばせ)

実際に利用していたのは数年前ですが、マッチングアプリで最終的に外国人と出会いましたよ、というはなしです。

ちなみに、わたしが主に利用していたのは、「ペアーズ」と「Omiai」の二刀流でした。主に、というのは他にも色々手を出していた時期があるからです。これらは異性愛者用のアプリなので、同性に出会いたい方などは目的にあったサービスを選びましょう。

当時は、テキストメッセージのやりとりが無料でできていましたが、もしかしたら今は条件が違うかもしれません。Tinder、Match.comなど、海外のサービスは利用したことはないので、あくまで日本国内のアプリしか試してません。ちなみに、複数アプリを使って見て思いましたが、同じユーザが他のアプリでも出てくるということはザラです。なので、2つのアプリを使ったら出会える確率が2倍、なんてことはありません。広げ過ぎは禁物だと思います。

ネットでの出会いは怖いと考える人もいると思うし、なかには悪質な利用者が確かに存在すると思うのですが、私にとってはすごく有効なサービスだったので、使い方さえブレなければ、非常に便利なツールだと思います。 

アプリを使い始めた当時は外国人と出会うという発想は無かったのですが、結果的にアメリカ人の今のパートナーに行き着きました。六本木に行かなくても出会えました。

マッチングアプリの基本から、どうやって使っていたのか、どうやって外国人と出会ったのか、などなどについて書いていきます。

そもそも、マッチングアプリってどんなもの??

①会員登録する
②自分の希望条件で検索する
③気になるひとに「いいね!」する
④相手も「いいね!」したらマッチング
⑤マッチングしたらメッセージ機能でやりとり(そのうちLINEに移行する人もいます)
⑥気が合ったら会ってみる

そこから先は、普通の出会いとおなじ…。
というのが一番簡単な説明になるかな、と思います。
(「いいね!」とか「♥」とか名称はサービスによっていろいろありますが、ここでは「いいね!」で統一します)

基本的には、自分と同性の人たち(ある意味ライバル)にどんなユーザがいるかは見えなくて、異性のユーザの情報しか見えません。なので、あたかも自分ひとりが大勢の男性を選び放題!!のような錯覚に陥ります。
合コンやねるとん(古いか)などと違って、横並びにいる同性たちの影が見えないことは大きなメリットだと思います。同性同士のマウンティングとかもありません。

マッチングアプリにはメールアドレスで登録することもできますが、Facebookが使われることが多いです。
「え!?Facebookはリアルな友達とか仕事関係の人もつながってるからアプリやってるのがバレるの困るんだけど!!」と思った方、朗報です。
そういう人ほど、Facebookのアカウントを利用した方が実は良かったりします。

というのも、多くのアプリはFacebookの友だちのつながりを逆手にとって、リアルでつながっている人たちがもし同じアプリを利用していたら、お互いに見えないようなアルゴリズムになっています。 

マッチングアプリの種類や、無料会員、有料会員によって、友だちとしてつながっている人からはみえない、友だちの友だちからも見えない、などレベルの差はあると思いますので、その点がすごく気になる方はぜひ確認してみてください。

ただし、検索は沼になり得る

”②希望の条件で検索する”ですが、これはこだわろうと思えば、いくらでもこだわれます。こだわりにこだわり抜いた、超理想形の人を探そうと思えば一人くらいは見つかるかもしれませんが、おすすめしません。
プロフィールとして登録できる項目としては、「年齢」「出身地」「今住んでいるところ」「身長」「体型」「職業」「年収」「離婚歴」「子供の有無」「タバコを吸うか」「将来子供が欲しいか」などいろんなものがあります。なので、それがそのまま検索条件として設定できる項目になりますが、どれくらいの項目に入力しているかは正直ひとによります。

例えば「ぜったい年収1000万円以上の人がいい!」と思っていても、該当者の中には敢えて入力していない人もいます。
なので、実は年収がそこそこあるけれど本人が入力していないがために。その条件で検索しても出てこない、ということは大いにあり得ます。

検索条件も試行錯誤して妥協点を見つけるのが良いと思いますが、検索の精度を上げることが目的ではなく、検索した結果から素敵な人と出会うことが目的ですので、ここに時間を割きすぎるのは得策では無いと思います。
基本的には、ガチの条件より少し大きめの網を張って、その中から魚を探すのが良いと思います。

アプリの出会いに後ろめたさしかなかったら、詰む

使い方は人それぞれで、「並行してデートする」「良いなと思ったらすぐに会ってみる」「100人以上会った事がある」という人もいれば、「一人ずつメッセージからやりとりして吟味する」という人もいます。なので、使い方は千差万別。

一番よくないのは、「アプリで出会うなんて本当はいやなんだけど、やらないと一生出会えないかもしれないから一応登録はしてるかな〜。…とか言いながら、実はめっちゃ気になっていて、検索だけはめっちゃしている。トイレに行くときも、希望の条件の検索結果と、新着の登録者と、いいねしてくれた人の数だけは気にしている。ガツガツしてると思われるのは嫌だから、自分からは”いいね”しないって決めてんだ。でも、良いね!をくれるのはオジサンばっかだし、どうしよう…」というかんじで、迷いながらズルズルやることです。

ごちゃごちゃ言うなら、やめたほうが精神衛生上よろしい。

ダウンロードして登録した以上、すでに「アプリで出会いを探している人」になったんですから、もうそこは変なプライドとか、偏見とか、もうね、捨てちゃいましょう。

有料がいい?無料でいい?

無料の範囲でやるか、有料の機能も使うかは本当にその人のポリシー次第で、どっちがどれだけ本気かといったことはないと思います。
ちなみに私は課金はしたことないので、有料会員だとどんなメリットがあるのかは正直わかりませんが、有料のほうが当然使える機能の幅は広がります。私の勝手なイメージですが、年齢が高い男性ほど有料登録をしていて、機能をフル装備していました。

ただ、どちらでいくかを決めることはとても大切で、「無料だからいい人に出会えないのかも。有料の方が良いのかな…」「有料なのに全然マッチングしない。損した!」とイライラするのは本末転倒ですので、決めた範囲で集中してやるのが良いと思います。この月だけ課金して探しまくる!というのも一つの手だと思います。 

簡単に外国人と出会えるのか

日本のアプリでどうやったら外国人が見つかるのか、という素朴な疑問があると思うのですが、わりと単純な話で、検索設定で”出身地”を日本国外に設定するだけです。

皆さん、自分が現在住んでいる場所から近い都道府県の人と出会いたいと思うので、現在の居住地を検索条件入力したり、GPSを使うアプリを利用したりするとおもうのですが、出身地は特に気にしていないという人が多いと思います。(「出身地どころか、今どこに住んでてもいいから医者がいい!」という人はいるかもしれませんが)
そこで出身地を問うてみたら、あらびっくり、設定に日本国外があります。ざっくりと「日本国外」という場合もあれば、国を指定できる場合もあります。アプリによっては話す言語を設定できる場合もあるようです。

その結果、検索結果として出てくるのは、
①日本国外出身で②日本語がある程度分かる人ということになります。

日本のアプリでも完全に外国語対応しているアプリもあるので、まれに全くわからない場合もあり得ますが、登録手順が日本語のことが多いし、海外シェアが高いアプリではなくわざわざ日本ローカルのアプリに登録しているということは、日本語がわかる率高めです。

上記の条件では、いわゆる帰国子女の人も出てきます。それも楽しそう。(私は残念ながらマッチングしなかったけど)

マッチングアプリで外国の人を探すのは意外と難しい話ではありませんので、もし興味があったらお試しください。

私はこの結果、日本語がめっちゃ分かる(手書きはできないけど、読みとタイピングはできる)アメリカ人と出会いました。

ただし、日本在住の外国人男性は、日本国内の出会いの場での自分の市場価値が非常に高いことをよく分かっている人が多いです。いわゆる「遊ばれておわり」みたいなことになる可能性もあるので慎重さは必要です。


多くのアプリの登録者は数万人で、とくに関東近郊で探すととんでもない人数が対象になります。「アプリ疲れ」を起こさないためにも、マイルールはあったほうが心の平和が保たれます。

マイルールその①自分からも積極的に「いいね!」を押す

あくまでマイルールですが、こんな感じで使っていたよ、男ウケ要素ないけど実際ちゃんと出会えたよ、というサンプルとして読んでください。
基本的には外国人と出会うためのマイルールではななく、アプリでの出会い全般のはなしです。

お互いに「いいね!」を押してマッチングしたところから全ては始まります。

マッチングして、すぐに何かが動き出…さないこともあります。その時点では、単にお互い「いいね!」したという事実がただあるだけです。気軽さ故に、そこまで興味があったわけじゃないけどポチってみた、みたいなことはよくあります。Amazonで、カートに入れてみたけど結局買わなかった物があるのとある意味同じです。どちらかがアプリ内でメッセージを送ったところから関係性がはじまってきます。

ちなみに、無料会員の機能に男女差があることもあったりします。合コンの「男7000円、女子は3000円ね」みたいなあれだと思ってください。「高収入男性と出会う」みたいなアプリは逆だと思いますが、女性のほうが優遇されていることが多かった用に思います。

女性の中には、「いいね!」をくれた男性への返信しかしない、自分からは「いいね!」しないという人もいますが、私は一目惚れされるような男性ウケのいいビジュアルではなく、料理とか男性ウケの良い趣味もないので、自分からも気になっていた人には積極的に「いいね!」を押していました。

マイルールその②とっとと会って判断する

基本的に短気なので、短期決戦でした。(タンキだけに♥)
どんなに長くても、1週間メッセージのやり取りをして一向に「会いましょう」というはなしにならない男性は、やり取りをやめました。
相手が単に奥手な場合もあれば、たくさんの人とやりとりをして私の優先順位が明らかに低い場合もあります。

私の目的は真剣に付き合えるパートナーと出会うことで、メル友作りではないので、当たり障りない会話を、しかもテキストでずーっと続けるのは苦痛でした。

2人で会うことに対して慎重なのは決して悪いことではないと思います。
あくまでも、私の性に合わないだけです。

ちなみに、アプリを使い始めてから、最終的に今の相手出会ってアプリを退会するまで、2ヶ月程度の短期決戦でした。

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マイルールその③**並行して何人ともやりとりしたり、デートするのはアリ

こちらも人によると思いますが、私は付き合う前までなら並行してデートしていいと思っていたので、サクサク進めていました。ただ、罪悪感を感じる人や、気が散るひとは、並行するのはやめたほうがいいです。

たぶんポイントはポリシーを決めること。メッセージでちゃんとやり取りを重ねてある程度の情報がわかるまでは一切会わない、同じ期間にデートするのは一人ずつ、など自分にとってちょうどいいやり方を見つけるのが一番だと思います。

マイルールその④ただし相手は大勢と並行してやり取りしていると心得よ

こればっかりは、仕方ありません。
自分は一人ずつじっくり向き合うと決めていたとしても、一方で相手は色んな人に連絡していたからといっていちいち傷ついてはいけません。
これはもうアプリの性質仕方ないものであって、割り切るしかありません。
ブラウザでいろいろ検索していたら、タブがいくつも開いていた、ということがあるのと同じで、何万人ものユーザから選ぶというのはそういうことだと思います。合コンだって結局複数で吟味しあってるんだから、いいっこなし。

相手にも同じく一人ずつ吟味することを望むのであれば、結婚相談所のほうが絶対に良いと思います。

マイルールその⑤メッセージのやりとりがつまらないひとは、たいてい会ってもつまらない

マイルールというか、非常に個人的な感想ですが、メッセージのやりとりがなんか上っ面でつまんないな〜と思っていた人が、実際に会ってみたら会話が意外と楽して盛り上がった!ということは残念ながらありませんでした。
誰とでも話せるような「仕事忙しかった?」みたいなどーでもいい話題ではなく、もっと突っ込んだ会話がメッセージでできる人は、会って話してみても楽しいことが多かったです。

メッセージでは饒舌なのに、いざ会うと「しーーーーん」みたいなことはありましたが…。
その場の空気に耐えられず、私も頑張ってその場を盛り上げようと頑張った結果、「今日は楽しかったです!また会いましょう」というメッセージがきたりしました。そんなときは、「そりゃそうだろ!一生懸命もてなしたんだから!」という言葉をぐっと飲み込んで、フェードアウトしていました。

マイルールその⑥律儀にお断りメッセージは送らない

お断りメッセージはお互いにとって何の得もないと思っています。
断るメッセージというのは、書き上げるのにとてつもなく頭を使います。
「この人とは残念ながら合わないな」と思ったときには”ただ連絡をやめる”、そうしていました。
相手を不快に思わせない文章をいろいろと考えあぐねて書いて、推敲して、もう一度見直して、などといった時間を割いて懇親のメッセージを送信したところでで、相手がどう感じるかはこちらにはどうしようもできません。

無言でフェードアウトしても、丁寧なお断りをしても、いずれにしても相手に不快な思いをさせる可能性はあります。
だとすると、ただの自己満足でしかないごめんなさいメールなど、送らない方がまだマシだと思っています。

私も律儀に断られるより、「あ、そう言えばこの人からはいつの間にか返事来なくなったな」と思うくらいのほうが気が楽です。

そもそも「会いましょう」までをとにかく短くすることに命を賭けていたので、メッセージ上ではお互いにそこまで親密になる前なので、フェードアウトのダメージも少ないのです。

時はお互いにとって金なり。要らんメッセージでお互いの気持をすり減らすのはやめましょう。

マイルール⑦洗面所の自撮り写真はナシ

一定数います。なぜか洗面所の鏡を使った自撮り写真をプロフィール画像にしている人。女性にはあまりない傾向のように思います。

ナルシスト傾向とか、なんで上半身ハダカなんだとか、見るからにおやおや?という感じが漂いますが、なんで鏡がそんなに汚いんだとか、なんでプロフィール写真なのに片付けもせずテキトーに撮ったんだとか、なんでスマホで半分顔が隠れてるんだとか、とにかく疑問しか湧いてきません。

めっちゃ画像が粗い、明らかなグループ写真の切り抜きのほうがまだいいです。少なくともその人には友達がいそうです。

マイルール⑧「とにかく外国人と出会いたい」では迷子になる

すでに書いた通り、日本のマッチングアプリで結果的にアメリカ人と出会いました。もともと視野が狭かったので、日本人以外と付き合う何ていう発想がありませんでしたが、意外と日本語がわかる外国の人もアプリ内にはいることに途中で気づきました。
検索は「ざっくり外国出身ならなら誰でも」とすると、膨大な数になるし、更に相手は膨大な相手から「いいね」されている可能性が高いです。なので、ある程度狙いを定めないと、うごめくサーディンランの中で狩りをするはめになります(分からない人は、”サーディンラン”で検索!)

おすすめは、将来もし海外に住むことになったらどこなら住めそうか、を基準にしてみることです。気候、文化、現地で話されている言語なども含めて考えてみます。

私の場合は、英語圏に絞りました。

中学、高校とそれなりに英語は勉強しましたが、それ以外に話せる外国語はありません。
これから新しく第三言語を学んで、その国で生活するのはたぶん私の性格的に無理だろうなと思いました。例えば、フランスは文化的にはめちゃめちゃ憧れるけど、フランス語の勉強は挫折するだろうなと、考えただけで心が折れました。相手がどんなに英語や日本語が堪能であっても、現地での生活や相手の家族とのコミュニケーションにフランス語が避けられないし、話せないときっと心から楽しめないだろうなぁと思いました。あとは、お互いにとって第二言語同士で話すのは歯痒い思いをしそうだなと勝手に思っていました。日本語同士でも意思疎通は難しいんだから、どうせならどちらかにとってネイティブの言語で話せるほうがいいんじゃないかなという判断です。

あ、ちなみにコレ全部妄想のはなしですからね(笑)何かが始まる前の話です。

とはいえ、マッチングアプリはある程度絞らないと大変ですから、妄想は大切です。その上で、メッセージしてみて、会ってみて、気が合わなければ次に行けばいいいだけです。もしかしたら、素敵なフランスの方との出会いを逃したかもしれませんが、いまこうして素敵な相手と出会えたのでいいのです(と急にのろけてみる)。

せっかく外国の人と出会うならもっと英語が上達したらいいな〜という打算と、外国に住むなら英語圏ならなんとかなりそう、という妄想だけを胸に、結果的に今の相手と出会いました。

実際にあった外国の方の中では二人目、しかも通算でも2回以上同じ人と会ったのは唯一今の相手だけでした。(どんだけわがままなんだか)

おまけ:写真がイケてない外国人は狙い目

明らかに見た目がいい、アー写みたいなプロフィール写真の外国の人は、絶対にモテまくってます。日本でモデルのバイトをしているっぽい人もちらほらいます。いばらの道を進みたいなら、どうぞお進みなさい、というかんじですが、個人的な狙い目は写真がイケていない人です。(ただし、洗面所の自撮りは除く)

なぜか引きの写真で顔がよく分からない(外国人あるあるですが、ハイキングの写真など)、フラッシュたきすぎで顔がよくわからない、ハロウィンの仮装かなにかでもはや本人が確認できない、変顔、洋服がダサい、などの単にセンスが無い人は、おそらく競争率がイケてる外国人より低めです。

写真の写りなんて、良くも悪くも実物とは変わります。イケてない写真の外国人が実際にもイケてないとは限りませんし、べつにそもそもイケてなくてもいいですよね。


色々書きましたが…

世の中には、一回会っただけでは分からない、条件で判断してはいけない、というお触書が多いですが、ピンとくるかどうかは会って数分で分かる、迷走しないためにも条件は大切、と思ってアプリを使っていました。

アプリでなかなかピンとくる相手と出会えない…という人にとってちょっとヒントになれば嬉しいです。

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