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おもちゃを投げる息子の気持ちを受け止める~アダルトチルドレンの育児日記~

いや~いや~いや~いいいいいいいややややああああ!!!!
(ガッシャーン!!!玩具をなげるける)

3歳の息子がおもちゃに八つ当たりしている。
おもちゃは、昨日、トミカショップで悩みに悩んだ末にかったおもちゃだった。
警察署がモチーフになっていて、ボタンをおすと中からトミカがくるくる回りながら音楽とともに出てくる仕掛けのある玩具だった。
それが、彼が思うタイミングで車が中で止まってこないで、出てきてしまう。どのボタンを押せばコントロールできるのかわからなくてイライラして当たっていたようだった。

「なんでおもちゃなげるの?昨日買ったばかりだけど?どうしたの?」
「いやああああああ!!!!(がっしゃ~ん!)」

何度も投げるので、玩具を取り上げて
「こら!玩具を捨てちゃうよ!他の子にあげちゃうよ!」

「びええええええええん!!!うわあああああああん!」

と大泣き。

ま、無理もない。
悩みに悩んで考えて買った玩具と思うように遊べないからだ。

今になって振り返ると親としてそう思えても
そのときは、料理をしていて、手がふさがっていたこともあり強制的な態度になってしまったとあとから反省。

息子は大粒の涙を流しながら、抱っこを求めてきたので
抱っこをし「もうおもちゃを投げたりしない?遊べる?」と聞くと
「うんうん」とうなずく。

おもちゃを返して、料理に戻ると
また5分もしないうちに

「いやああああああああ(がっしゃーん)」と始まった。

「こら!いいかげんにしなさい!何度もいってるでしょ!(5回ぐらいだけど)なんでわからないの?」

・・・・

「ぎゃああああああんんん!ぎゃああああああん!!」

その瞬間、わたしのなかで過去が蘇ってきた。

母親に同じこと言われてた!
なんで怒られてるのかわかんないのに、何でこのひと怒ってるの?

子供のころの「わたしの気持ちを理解してもらえない感覚」
がゾワゾワゾワと立ち上がってきた。

あ、子供のわたしが眼の前にいる。

息子をぎゅっと抱きしめて
「遊びたかったのに、思うように遊べなかったんだね。ごめんね。大きな声だして」と背中をトントンしてあげる。

「ふぇふぇ、ぬ~~~~ん!」
と言葉にならない音をだして、わたしの胸で涙を拭いていた。

恐怖で子供をコントロールしようとしていたわたし。
過去に母親にされたことをそのまま息子にやってしまうところだった。

ありがとうよ。息子よ。
わたしはあなたのおかげで過去の子供のわたし自身を癒やしている。






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