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【股関節のゴリゴリ、詰まり、引っかかりに】腸腰筋のスイッチを入れて股関節の機能をUPさせるエクササイズ

「股関節を動かすとゴリゴリ、ポキポキ音がする」
「股関節が詰まる、引っかかる感じがする」
「股関節を動かすエクササイズで痛む
このような方は少なくありません。

このような股関節の不調の多くは、股関節が適切な位置からずれてしまっていることが要因にあります。

そして、股関節が適切な位置からずれてしまうのは、大腿骨を骨盤の方に引き込む筋肉が衰えたり、ちゃんと機能しない状態になってしまっているからであることが多いです。

私自身、体の使い方や筋肉のバランスの悪さが問題で、股関節の不調を抱えたことがありました。
しかし、それは股関節の使い方を変えることで完全に改善することができました。

股関節を引き込む筋肉が衰えていたら、整体にいったり、マッサージで痛いところをほぐしたりしても、もとに戻りやすいです。
そのため、股関節の不調をお持ちの方は、股関節の使い方を見直す必要があります。

日本人は、先天的に股関節の構造が浅く、股関節の不調を抱えやすい人が多いそうです。

そのような方はなおさら、股関節をしっかり引き込んでおけるように機能を鍛えておく必要があります。

そこでこの記事では、股関節の不調を改善するために行うべきエクササイズの一部をピックアップして紹介します。

私が自分自身でさまざまなエクササイズを実践し、また施術家として施術を行ってきた中で「一番簡単で効果がある」と思ったものを解説しています。

いずれもっと詳しい記事を書く予定ですが、この記事の内容だけでも、続けることで変化が見られると思います。
ぜひお試しください。

執筆者 ふかやとしふみ
古武道師範、身体均整師(ボディデザイナー)。剣術を中心に武道・武術やさまざまなトレーニング、整体を実践する中で工夫してきた、体の不調改善、身体機能UPの方法を紹介しています。


股関節が「ハマっていない」とはどういう状態か

股関節が適正な位置からずれていることを、よく「ハマっていない」といいます。

まずこの「ハマっていない」状態から簡単に説明し、それからエクササイズを紹介します。

股関節の構造

そもそも、股関節は大腿骨の「大腿骨頭」といわれる、いわゆる「脚の付け根」にあたる部分と、骨盤側の「受け皿」によってつくられる関節です。

球状の関節なので、カポッと骨盤に脚の骨がハマるような構造です。

実際には、骨と骨が直接ハマっているのではなく、周辺は柔らかい組織でおおわれており、さらに強いたくさんの筋肉でもおおわれています。

そのため、この周りを包んでいる筋肉の強さ、弱さのバランスによって、股関節の調子も変わってくるのです。

股関節がずれる原因

筋肉は、主に縮むことでパワーを出します。

そのため、股関節の周りにある筋肉がゆるんでいたり、伸び切ったゴムのように弾力がなくなっていれば、脚の骨を骨盤側に引き込む力が弱くなります。

その結果、股関節が適切なポジションからずれてしまうのです。
この状態が「ハマりが悪い」とよくいわれます。

「股関節の適切なポジションって何?」と思われるでしょう。
これは実は、動きによって異なります。股関節にあえて隙間をつくるような使い方もあります。

しかしここではとりあえず、股関節は脚の骨(大腿骨)が骨盤側に引き付けられている状態が適切なポジション、と覚えておきましょう。

つまり、股関節に不調をお持ちの方は、股関節を引き込む筋肉がしっかり働けることを目指すべきです。

【動画】股関節をハメるために、腸腰筋のスイッチを入れる

股関節を引き込むために、まず使えるようにならなければいけないのは腸腰筋です。

体のこと、健康のことを調べると、おそらくよく腸腰筋のことを目にすると思います。
とても大事な筋肉なのですが、この筋肉の働きの一つが、股関節を引き込むことです。

※下記の記事も関連するため、読んでみてください。

厳密にいうと、腸腰筋とそのほかの周辺の筋肉が連動して股関節を引き込み「ハメる」働きをします。

腸腰筋は誰にでもありますが、体の奥深くにあるため、うまく使えなくなっているケースが非常に多いです。

腸腰筋がうまく使えなければ、股関節のポジションが悪くなり、
ゴリゴリこすれる
引っかかる、詰まる
痛くなる
可動域が悪くなる
といったことになってしまいます。

そこで、腸腰筋のスイッチを入れて股関節を引き込めるようにする簡単なエクササイズを紹介します。

4つの動画つきで具体的なやり方を詳しく解説しています。
簡単なものですので、誰でも練習すればできるようになります。

そして、うまくできるようになってくると、股関節がハマり、股関節の不調はなくなってくるはずです。

焦らず気長にやっていきましょう。

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