見出し画像

この際だから新型コロナウイルスで世の中変えちゃえば?

日本人は昔から自粛しぐさ大好き

みんな自粛ムードってのが好きなんだな、という言い方は本当にいやみったらしいんだけど、「おっ自粛?知ってる知ってる!アレもコレもダメってことだよな!とにかく楽しそうにしてる人が集まってるのはダメ!」という空気が強くあるの、これ昭和天皇が崩御したときから阪神淡路大震災、東日本大震災と「大ごと」が起きるたびに日本人がおっぱじめる「自粛しぐさ」そのもの。これ、少なくとも2020年日本においては害悪のほうが多い。

みんな大きな声では言わないけど、消費増税マジでありえねーわと思っているところにこの騒動が起きて世界中で株安が進行しているわけで、まさにリーマンショックに並ぶレベルのリセッションが目前に迫っているわけで。
飲食店でも、個人的に聞いただけでも「3月4月の宴会や仕出し、大口のお弁当全部キャンセル」という話があるくらいで、これ倒れるところはどんどん出るよね。

オリンピック延期は早く発表しましょう

この自粛路線を推し進めていくと当然東京オリンピックだって延期してしかるべきなんだけど、これはやっぱりコトが大きすぎるので誰か外部の人に首に鈴をつけてほしい、という気持ちの動きが政府側に見え隠れするの、やっぱり外圧がないと動かないと揶揄し続けられた日本のあり方として非常に正しい。

そもそも論として欧米ではこれから感染が本格化していく中で、選手団の派遣を取りやめる国やこちらからお断りしなければいけない国すら出てきかねない。今年の夏に強行するのは無理でしょう。

プロ野球・サッカー・高校野球・Bリーグと国内のスポーツイベントすらまったく観客入れて再開するメドが立っていない状況で、夏のオリンピックだけは絶対にやります!というのは理屈が通らないよね。

すでに延期になっているJリーグや無観客でやってるプロ野球でも、スタジアムグルメをやってるお店に与えているダメージは甚大だと思う。福岡だと、野球やサッカーの試合があった夜は屋台にアウェイサポがうろうろしてるわけで、それがゼロとなるともうしんどい。

もう出社とかいいでしょ仕事だけすれば

一方で強制的にリモートワークが進んでいる、というのはいい話でもある。日本の会社って、「社員が会社にいる」、つまり社員のプレゼンスだけを異常に大きく評価しているんだけど、結局「朝礼も定例会議もなくて大丈夫じゃん!」ということがだんだんと明らかになっているというこの状況はポジティブにとらえてもいいことかもしれない。

もちろん、業務の洗い出しをしていく中で、改めて顔を突き合わせて話をすることの大切さがわかる、というメリットもあるけれど、結局「雁首並べるだけ」の仕事って結局いらないんじゃない?という流れが進んでいけば、台風が来ようが雪が降ろうが地震が来ようが駅に大行列して出社する、という社会の仕組み自体が変わって、少なくともそこで生まれている人間同士の摩擦、ストレスは軽減されていくのかもしれない。

となると、「働き方改革(笑)」みたいなのも強制的に進んで、外に出せる仕事は外に出す、オフィスにいなくてもできることは適当にやる、せっかくのインターネッツはちゃんと使う、という世の中になっていくのかもだ。まあそれもこれも、今現在進行している新型コロナ禍が一段落してからの話かな。

あと我々ができることは、アマビエを描き蘇を作り大仏建立を願うことだけです。あ、手洗いうがいとマスクは警戒厳にね。

日本人のおじさん、トイレで手洗わない

余談だけどこれまでほんとマジで洗わなかったので(駅やショッピングセンターのトイレで見てるとわかった)、考えてみるとこれまでは世の中メチャクチャ不潔だったわけです。

そもそも小便器ね、立ってやるやつ。あれコートとかズボンにバンバン撥ねてるからな。それに女性と違って、小便器で用足しすると拭かないまま収納するから、そういう意味でも不潔不衛生。駅とか空港とか、大量の用便者をとにかく捌かなきゃいけない場所なら別だけど、衛生面を考えると小便器の存在自体見直したほうがいいかもしれない。

ちなみにおれが最初に入学した山口市立の小学校、木造校舎の男子便所は陶器の小便器なんかないタイプでした。今思うと得難い経験。でも撥ねを考えると衛生的にはまだマシだったのかもしれない。

せっかくだから世の中変えていきましょう

「昭和のはじめ、デパート火災で上階に取り残された女性従業員が裾の乱れを気にして墜落死した」といういきさつがあって女性は下着を身につける習慣が一般化したわけですが(これにしたって男性の野次馬が殺したようなもんだけど)、災い転じて福となすというか、こういう「外圧」があって初めて日本人の生活や仕事の習慣って変わると思うんですよね。阪神淡路大震災以降ボランティアの存在が一般的になったり、そういうことです。

まあこれからどうしたって景気は悪くなりますけど、そんななかでも少しはポジティブな材料を探していきましょうというお話です。ぼちぼちね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?