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活気ある場にするための3要素

MartinRoyal代表の須藤です。
昨年会社員を辞め、スポーツ・武道団体向けの運営支援サービス"Fukamie"をはじめました。
このブログでは事業を通して、蓄積したノウハウやこれまでの経験から、
スポーツ・武道団体を運営している方に少しでも有益な情報を伝えられればと思っております。


さて、前回のブログ(リンク)では、目指すべきたった一つのこととして「活気がある場」理論を提唱しました。
そしてその理由は「人が集まるから」とも。

今回は、「活気のある会」ってどういうものなの? どうすればできるの?ということについて少しお話しようと思います。

では結論から、と言いたいですが、その前に…。

Q.活気がある場所といえばどこ? 

こんな質問をされたら、最初に思い浮かんだのはどこでしょうか?

ちなみに私は「市場」でした。特に移転する前の築地とかですね!
海外の市場とかもテレビで観たことあるくらいですが、なんとなく活気に溢れてるイメージです。
他にも学校とか会社とか、女子会とか答えは人それぞれで良いと思います。

ちなみに「活気」を辞書でひくと

いきいきとした精気・勢い。

と出てきます。英語でもバイタリティエナジーといった単語ですね。

活気とは自分がそこに行ったことが無くても、居なくても、見るだけでわかるものなんです。
あと、このあたりは合気道をやってる人はわかるかもしれませんが氣が満ちている場や状態とも言えるでしょうか。
それは目には見えにくいものですが、感じとることはできます。
わかりやすいものでいうと、笑顔がある、真剣な表情がある、動きがある場とも言えます。

では、この曖昧な、しかし誰もがすぐ感じ取れる「活気」を作るための大切な3つの要素をお伝えします。


1.自治体や上位団体と積極的に関わりを持つ

会が公のものになるにつれ、徐々に会としてのステータスが上がります。
会社でいうと大手との取引実績があると信頼感が増す、というとことろでしょうか。

正直、自治体や大きい団体との関わりって「書類とか色々あって面倒」「人付き合いが疲れる」「うちの会は小さいから」など、マイナスのイメージを持ち込んでしまい、関わりを回避してしまっている方もいるのではないでしょうか。

しかしうまく付き合い、活用することで、会に対する会員の信頼が厚くなり、新しく入ってくる人たちも安心して入会できる土台となるのです。

2.スター選手、アイドルをつくる

野球の大谷翔平やフィギアスケートの浅田真央を育てようという話ではないです。もちろんそんなカリスマ性を持つ人が出てきたら合気道界も大きく発展するとは思いますが。

ここでいうのは一般会員の中からも運営を担ってもらったり、指導側として後輩から慕われるメンバーを作る という意味です。
会の運営を任されたり、人に教えたりすることが何より自分の理解を深め、やりがいに繋がり、最終的に会へのコミットメントを形成していきます。

そしてそういう人が、会長や先生の他にいるということが会の厚みとなり、会員が安心して伸び伸びと活動ができるようになります。

3.イベントを定期的に開催

私の所属している合気道団体では、新年会から始まり、鏡開き稽古、演舞大会、初心者講習会、他団体交流稽古、夏季合宿、忘年会、昇段昇級審査など、年間を通じて、ほぼ毎月なんらかのイベントが開催しています。

稽古はまだしも、正直これ要るかなあ…と疑問に思うイベントをされてるところもあるでしょう。

もともとのイベントの意味や意義が、あまり考えられていないなこともありますし、形式的に行われているに過ぎないと思います。
しかし、後ろ向きに捉えて「幹事が頑張ればいいや」「先生がひとりでやってるし」というのでは、もったいないです。

企画から運営までを幹事と会員が一丸となって進め、終わった時に達成感と一体感を味わいましょう!


実際の経験からお話すると、新しい取り組みをしようとすると、はじめは必ず課題にぶつかります。

これは会社や仕事でも同じかもしれませんが、スポーツ・武道団体の運営となると、特に頼れる人やヒントが少ないのだと思います。
「何から始めればよいかわからない」「会員が少ないので手が足りない」「皆稽古だけすれば良いと思っている」など、不安な点も多くあることでしょう。

次回は、3つのポイントをさらに掘り下げ、具体的に何からどのように始めればよいかについて、お話しします。