帯同中の思い出ー日本への一時帰国ー

前回の記事に「続きます」と書きましたが、なかなかしんどくて、書けません。

主人の海外赴任に帯同していた私とこども二人。
コロナで一時帰国となってから、まだ戻れない状態が続いています。

ふとした瞬間に思い出す、帯同していた頃のこと。最近は、楽しかったなぁ…って、少し遠くから思い出せるようになってきたので、記載します。

子ども2人を連れての飛行機

コロナ前の帯同中、日本人学校の夏休みと春休みはいつも、日本に一時帰国していました。

そこでの難関が、子ども2人を連れての飛行機。

主人は仕事なので、私と子どもたちのみの飛行機。

上の子はともかく、下の子は当時4歳でしたから、7時間の飛行機は難関。

夜便をとって、飛行中に寝てくれることを期待します。

食事が合わなくてもお腹がすいてぐずるので、必ず日系航空会社。

座席前についているビデオも必須です。
壊れて音が出なかったりしたら、真っ青になります。英語か現地語のみで意味がわからなくても、ぐずります。

そういう意味でも、日系航空会社利用は必須!

食事を終えて、眠りにつき始めると、しめしめ…と思います。座席も狭いので、小さい子でも横になれません。私のほうに足を投げ出されようが、我慢。上の子のほうに行くと、上の子の機嫌が悪くなるので、そこは注意。

母、必死です。

子どもが寝たあとは、自分も寝ます。

実は、軽いパニック障害不安障害があって、ドキドキするのです。だから、安心できる状況を自分でつくって、寝るのが一番。
機内で用意されている毛布と、持参したネッククッションは欠かせません。

到着までの残り時間が2時間をきると、ほっとします。そこまでは、自分をリラックスモードにさるのに、頑張ります。


日本から滞在国に戻るとき

これがまた、大変。

日本の食材や薬、子どもたちのおもちゃや本を大量に持ち帰ります。

25キロ×6箱。
さらに、機内持ち込み用のカバンと小さなスーツケース。

実家から空港へは宅急便で運びますが、ぎりぎりまで使うものや要冷蔵品は、持っていきます。

子ども2人と、スーツケースとカバンをもって、新幹線と電車を乗り継いで空港へ。

飛行機に乗るぎりぎりで、搭乗口近くのコンビニおにぎりを買います。

これは、機内食まで待てなかったり、機内食が子どもたちの口に合わなかったときに食べさせる目的がひとつ。もうひとつは、現地について、自宅に戻ったときに主人とみんなで食べるためです。

現地についてから食べる日本のコンビニおにぎりってなんとも言えない沁みわたる味がします。
日本楽しかったな、これまたしばらく食べられないんだよ、次の一時帰国まで頑張ろうね、って言われてるみたい。

余談ですが、コンビニおにぎりをこんなに美味しく感じるって、海外に住んでいるからこその、貴重な経験。

成田空港に到着してコンビニについた時の、おにぎりの品揃え。固くないお米に、ぱりぱりの海苔。

最高でした!
「コンビニに住みたい!」とは、うちの子の台詞です。


荷物の話に、戻ります。

先にかいたように、子どもがぐずるのを避けるため、夜便をとっているわたし。

でも、機内以外で寝られると荷物もあって抱っこで運べませんので、ベビーカーも持っていきます。

搭乗口ギリギリまで持っていき、飛行機から降りたすぐから使えるようにしてもらいます。

機内で寝てしまった子どもを、ベビーカーに寝たまま乗せて、入国チェックに並ぶのです。

入国手続きも、長蛇の列で待つことが多いので、長時間のフライトを終えて起きたばかりの子どもを並ばせるのは至難の技。

このときばかりは、5歳でも、ベビーカーに乗せていました。

到着して、入国手続きを終えた私たちは、私、小学校低学年の子、ベビーカーに寝る子、手荷物。

そこから、ターンテーブルに流れてくる25キロの段ボール×6個を持って、主人の待つ到着ロビーに向かうわけですが…無理ですよね。

そんなわけで、NO TIP!と、書かれたTシャツを着たお兄さんに、荷物運びを頼むわけです。

日本には、いないですよね。
ありがたい存在。

Tip、要求されるんですけどね。
出口につく頃には旦那と合流できるので、強気です。

不思議なもので、滞在国のアパートにつくと、
あぁ、帰ってきた~
って、ほっとするんですよね。

産まれた国じゃないけど、今の私たちの家はここなんだな、って、実感する瞬間でした。

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