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HSPな私、「1人になりたい」と苦しむのはやめることにした。

1人になりたい。

と、思うことがよくある。
もしかしたら、1日1回は思っているかもしれない。

私は残業のある仕事でもないし、私達夫婦の間に子どもはいない。
縛られる制約が少ないはずなのに、1人になりたいと思ってしまうのが不思議だ。

まずは職場の人におはようございますと言って社会活動を始め、夜には夫と1日の出来事を、ご飯を食べながらゲラゲラ笑って話している。

そんな生活はそこそこ楽しいし、夫からの愛も感じる。
この生活を手放したくないけど、ただただ疲れるのだ。

恐らくHSPな私にとって、組織で働く、家族と過ごす活動は、人と接しすぎなのだと思う。

誰かといると、他人の感情にアンテナを向け、気を張りすぎて消耗してしまうのだ。

消耗した自分が本調子を取り戻すまでに多くの時間が必要だし、その間は誰とも接したくない。
その回復には、普通の人よりも多くの時間がかかる。

なのに次から次へと日常は進むので、私の回復が追い付かない。

そんな時に「1人になりたい」と思うのだ。

それって、カフェで1人お茶する時間があれば癒されるとか、好きな事をしなよとかそんなライトな解決法では納得できない。

もーっと、ライフスタイルの核みたいな部分を、自分中心にしたいのだ。
わがままに生活して自分らしく生きたいのだ。

そこでもう少し、その1人になりたい願望をつきつめてみた。
私の理想とする1人になりたい願望とはどんなものだろう。

自分のペースで起きて眠りたい。
自分のペースで働きたい。(特に生理中は)
自分のペースでご飯を食べたい。
好きな飲み物を好きな時に飲みたい。
心地いい気温の中で働きたい。
着心地の良い洋服で仕事したい。
1人で仕事したい。
職場の人と雑談したくない。
他人が立てる音と匂いを聞きたくないし嗅ぎたくない。
次のタスクに追われない時間の余裕が欲しい。

書き出してみると、あることに気づく。
働きたくないわけでも、夫と離れたいわけでもないのだ。

私の1人になりたい願望は、自分の適性と現実とのズレからきていたのだ。
自分が一体どんな人間で、どこまで何ができるのか、自分と向き合わなかったから、ギャップに苦しんでいるのだ。

ならばそのズレを修正してみたいと思う。
まだ間に合うはずだ。

私は自分が好きな事を、とにかく書き出してやりたいことに目を向けた。
1番自分にしっくりきたのは、小さな頃から細々と続けてきた「書くこと」。
書くことだったら私が望むライフスタイルを叶えられるかもしれない。
書くことで稼いでみたい!
というかそれを残りの人生で叶えようと思う。

そう思うようになってからは「1人になりたい」という気持ちが変化した。

刺激を避けるために「1人になりたい」じゃなくて、
自分と向き合うために「1人になりたい」に進化した。

ずっと自分の理想と現実とのズレに苦しんでいたけど、それがなかったらきっと自分のスキに目を向けなかったと思う。

ズレてきた私の人生にも意味はあったんだろうなと妙に納得した。





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