SNSとの距離感

SNSの閲覧を控えるようになって1ヶ月半程が経つ。

日頃は美容コスメ情報などを収集する便利なツールとしてTwitterやInstagramを積極的に活用し、SNSをチェックをすることが日常化し閲覧もすれば自身で購入品や感想等を投稿することもある。

それを今見ないようにしているというのは、情報過多で疲れてしまうことを避ける自己防衛のため。


自分ができないことを軽くこなしている人を見ると落ち込む時がある。

自分はできないことだらけでその日暮らしで行き詰まっているのに、SNSで見かける人達は何事も無く難なく日々を過ごしているように見える。(見えるというだけでその実態は知る由もないのだけれど)

”元気な人”に接すると疲れると感じるのは自分がエネルギーダウンしている証拠だ。

自分が疲れる落ち込むとわかっているものとは、自ら距離を置く。それはある意味長い間不調の波を抱えるわたしの1つの処世術である。

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8月末から9月にかけてはっきりと実感するようになった不調がどんどん悪化し、通っているメイク学校も今月から休学している。技術を学ぶというのは動的なエネルギーが必要な行為で、自分自身にまったく余裕のない今の自分にこれ以上何か新しい要素を吸収する余力はない。

人にただ会うだけで疲れる。エネルギーを吸い取られる。

”好きなことなら続けられる”、そう思って始めたメイクの技術習得も今は苦痛でしかない。この先も積極的に続けたいなどと今は到底思えない。

主治医にもせっかく好きなことななのに嫌いになったら勿体ない、と言われたことも後押しになり一旦休むことに決めた。


自分のことを自己肯定感、自尊感情の鬼と称するわたしは他人と自分を比べて落ち込む自己嫌悪に陥るということは、幸い(といっていいのか)無い。

できない自分を理解し受け入れているからこそ、その自分をどう社会生活に適応させていくか折り合いをつけていくのかそのことに始終思いを巡らせている。

今は社会と、人と接することが難しい。だから休む。

休んで、時間を置いて何かが変わるだろうか。


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