大学生の小論文を評価し気づいたこと【未来の教育 No.11】
長いようで短かった(定型文)ゴールデンウイークも終わりましたね。今日からまた仕事を通じ、社会や他の人に対しアウトプットしていきたいと思います。
こちらの日記にゴールデンウイークの計画書を書いてましたが、おおむね達成です。
特に6時起きは習慣化出来たと思うので、今後もしっかり早起きしていきます!朝の散歩が楽しみになったら、勝ちです♪
さて、今日は兼業の方のお仕事報告です。
昨年noteでも書きましたが、今年から下記「学奨財団」で委員をしています。
4末で応募を締め切り、只今学生の小論文を絶賛評価中です。
みんな同学年なのでほぼ同い年だと思いますが、文章力自体に結構差があります。うーんと思う文章もあれば、私が仕事で書くようなWhitepaper(白書の短い版みたいなものです)に近いレベルの文章もありました。
でも文章力は、今回の奨学金に関しては私はさほど重要視していません。
重要視しているのは「どんな体験から何を学び、それを今後どう活かすか」です。
大学1年が終わった生徒が対象なのですが、体験自体にも結構違いがありました。海外留学をする機会に恵まれた学生もいれば、普通の学生生活を書いてくれた生徒も居ます。
やはり「機会」というのは大事ですね。
留学や地域活動などを書く生徒は目立ちます、目立てます。
これも、本人のやる気も当然あるのでしょうが、ひょっとしたら環境に寄る所もあるかもです。
運よくそういう家庭に恵まれた人、通っていた学校が社会貢献活動を勧めていた、など。
そこで出てしまう差は、、、やはり「格差社会」と対峙したい私としてはモヤっとしてしまう所です。
さて、とはいえ恵まれた体験をしていても、そこから学ぶことが平凡に終わることもあるでしょう。逆に、一見平凡な体験だったとしても、そこから大きな気づき・学びを得ることは可能です。モノゴトを見る角度であったり、元々個人が持っている問題意識などによって左右されるでしょう。
そういう視点のある学生は素敵だと思います♪
その経験・学びを今後の人生にどう活かすか。
社会課題に活かす「意志」があるかどうかが大事です。
ただ「○○問題に取り組みます!」だけだと説得力が足りないけど「昔こういう経験をしたから、大学卒業したらこうしたい」というストーリーがあると、説得力がありますよね。
ここまで書けていたらすごくいいなと思い評価していて、それに近い生徒も居ました!
小論文に書いてあることだったり、「学ぶこと」が人生のすべてではないです。幸せは人それぞれ。
ちなみに「幸せにさえなってくれればいい」なんて言うオトナが居ますが、人それぞれの幸せって見つけることすらかなり難しいので、その一言を学生に放り投げるだけでは正直無責任だと私は考えています。
なら幸せになるにはどうしたらよいのか?
発見し、学び、実践し、また発見するといったようなサイクルを回すことが、自分に合った幸せを見つける一つの手段だと思っています。
一昨年までは直接学生に授業を提供出来たのでそれを教えることは可能だったのですが、今はそれが出来ません。
せめて、財団の活動を通じ、応募してくる学生の方々にそれを教えることが出来ればななんて考えています。
最後はちょっと自分ゴトに話しがずれましたが、大学生時点ですでに経験・学びに大きな差が出ているんだなと、小論文を評価していて気づきました。
グローバルな社会となり、インターネット・SNSを活用すれば簡単に広い社会と繋がることが出来る現代。
私が高校生の頃はインターネットすら無かったので、そういった意味まだ差が開きにくい時代だったのかなとも思いました。それが良いことなのか悪いことなのかも、人それぞれですが。
グローバル度が高く、不確実性も高いなかで頑張っている学生を、引き続き応援していきたいと思います。
以上、思ったことでした。
まだ小論文すべて評価していないですし、今後は面談も実施するので、まだまだ兼業に勤しんでいきます。
もし感想などありましたら、コメント頂けると幸いです!
合掌!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?