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fukujin
夢を記録する。
最近、夢をよく見る。夢に執着しているので、すこしは記憶に残るようになった、のほうが正しいかもしれない。
不眠症なので、入眠剤を飲んで寝る。そのなかにサイレースという睡眠を4,5時間持続させる薬が混じっており、10時に眠って、だいたい3時か4時に中途覚醒する。
はっと気づいたときには現実に戻っている。まだ夢の残滓がある状態だ。夢の内容を咀嚼する。咀嚼しているうちにわけがわからなくなる時も少なくない。瞼を開けると、夢は急速に遠ざかっていく。
iPhoneを手に取りメモを開いて、頭の中に残っている断片を書き付けていく。書けば書くほどウソになっていくのがわかる。
ホントに覚えているのは、4、5個の単語程度ではないか。その合間を想像でつなぎ合わせていく。すると、そんな夢を見たような気持ちになる。私の夢メモはまだそんなレベルだ。
「ヨッパ谷への降下」など、筒井康隆の夢小説はじつに細かいレベルまで夢の雰囲気を再現していて、もの凄い。創作が入るにしてもああいうレベルまで行きたいものである。
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