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先週のショートショート【23年12月17日~12月22日】

■2023年12月17日(日)
妻にショートショートのお題を頼んだが断られ、自分でお題を考える。まったく知らないものも、よく知っているものも書きにくい。ちょうどよい距離感が掴めない。だいぶ時間をかけて「顔」をお題にした。何度書き直してもうまくいかない。自分がなにを書きたいかを問う。答えがない。こういうときはとても困る。感情のまま書いて、アップロードした。タイトルは「美男美女」。Yumikoさんに会話を増やしたほうが良いと言われ、内容を大幅に修正。設定部分はトル。

■2023年12月18日(月)
ショートショートを書く。妻からのお題は「フラグ」。よく登場人物が死ぬ前にやることがある。家族写真を眺めるとか酔っ払うとか。なにをやろうかと思い、食パン少女をやることにした。書いてみるとたいへんくだらない。「食パン少女」は短すぎ、説明不足とkeikoさんに言われ、すこし文言を足す。

■2023年12月19日(火)
妻からのお題は「がっかり」。真面目にがっかりしたときのこと、例えば高齢による自動車免許返上や中学校でのクラス替えなどを考えていたら、「がっかりパフェとかでいいじゃない」と言われる。異物衝突。妻のいうほうが正しい。ただ、私は異物衝突があまり得意ではない。豊田有恒さんがよく言っていた外挿法のほうがやりやすい。結局、「がっかりパフェ」を書いた。出来に関してはなんとも言えない。

■2023年12月20日(水)
妻からのお題は「コラボ」。なにを書くか迷走し、あまり空想になってないんじゃないの? という話を聞く。コラボして作品を作り上げていく、大がかりなシステム。こういうのすでにありそう。「種をまく人」というタイトルでアップロード。

■2023年12月21日(木)
妻からのお題は「〇倍」。「は?」と返すと、「二倍で十倍でもなんでもいい」と言われる。倍々にしようと思い、丁半博奕の話を書いた。書いておいていうのもなんだが、どこが面白いのかわからない。もうあまり時間はないが、中国の奥地に棲息する倍々猫の話を急ぎ書いた。タイトルはそれぞれ「丁半」と「倍々猫」である。迷ったが、倍々猫をアップロードした。

■2023年12月22日(金)
風邪を引いた。新作を書く気力なし。昨日余分に書いた「丁半」をアップロード。無駄なことをしておいて、ほんとに助かった。

■まとめ
ショートショートでいろいろやってはまずいことがある。最初に設定の説明から入ってしまうとか、誰がどのセリフを喋っているかわからないとか、その場の情景が浮かばないとか、テーマが不明とか、最後まで読んでもオチてないとか。1000篇も書けばいい加減頭に、というか身体に入っていそうなものだが、いまだにこの手の失敗があとを断たない。それで書いてから二時間くらいはよく修正をかけている。なかなか納得がいかず、何度も修正する作品もある。読んでくださる方には申し訳ない限り。週末に重い風邪にかかって思ったのは、毎日更新するつもりなら、予備作品の三つや四つは用意しておくべきだということ。これは来年の課題かな。

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