趣味はなに?

以前に書いたけれど、てんかんの症状から来るものなのか、文字をひたすらに書きたくなる、というか、頭の中に湧き出してくるような感覚があったので、障害が重症だった頃は日記を書くことが趣味だった。日記はシャープペンシルで書くようなものではなく、インクと万年筆というこだわり。それも、ペンはいくつも揃えていて、気分によって変えながら毎日ひたすら書いていた。ときにはそこにインスタントカメラの写真やイラストを交えながら、その日起こったこと、感じたことなどを淡々と。

もう一つ、そこに添えていたイラストにも通ずるところで、子供の頃から絵を描くことも好きだったので、それも趣味と言えるかな。これもこだわりがあって、水性クレヨンで描くこと。なめらかな質感が味わいのある仕上がりになる。

加えて、写真。今はフィルムが高くなって入手することすら難しくなったので手を出さなくなったけど、インスタントカメラが好きだった。フィルムはポラロイドは高価だったので、富士フイルムのFP-100。L判で仕上がるので、カラー、モノクロともに使ってた。未だに高いけど、たまにフィルムを買って撮ってる。

とはいえ、子供が生まれてからも続いているのは写真撮影くらい。時間も心の余裕もないから、ひたすら趣味に打ち込むという気持ちにはならない。ある意味健全かなと。そういう時期に仕事にのめり込みすぎて、障害者になったわけだし。ほどほどが健康的なのだろうなと。

でも、パソコンはMacです。そこは曲げられない。仕事で使っていたということもあるけど、趣味と実益を兼ねてるという点で信頼できるマシンだから。Word、Excel? できますよ。だけど、365になってサブスクリプションになってから評判悪いし、そもそもデザイン感覚がない。なのに、企業は無理くりExcelで作った履歴書をデータで送ってきたりして。「これに記入してください」って。「え? PCで記入? 手書き? どっちよ」となる。データのベースラインメチャクチャなのはテストなのかと思わされる。しかし、手書きもPCもいけるから、要求の度合いがわからなくなる。PCの度量を量ろうとしているのならそれはそれでMacで答えますよ。でも、普通に使えるレベルは出力することで手一杯か? どうなの?

なので、MacのPagesあたりが使えたら、それでいいのかなと。Photoshop、Illustrator、InDesignは使えるけど、仕事辞めたら、自分でサブスクでお金払ってまで使わないでしょ。すぐアップデートしてついていけないし。なので、趣味とは言わないな。

例えば、保育園の保護者向けの資料を作るとなれば、PagesでOKかなと。

これは使ってみてわかった。問題ない。でも、Windowsユーザーには関係ないな。どちらかといえば、官庁の方からすると、一太郎使える人がいいんだろうし...。官庁は今も一太郎なんだよね。

しかし、自分も世代が知れるけど、Win95の頃に社会人になったから、まだ会社にOASISがあって、親指SHIFT使ってる人がいたり。まだ電算植字主流の時代で、PC(Mac)でオペレーティング始めたばかりの事務所にお願いすると「トルツメ」と赤字を入れると、そのままトルツメと入力されてきたりして...。時代です。

趣味。

そう、仕事がこうじたところも大きい。絵画が好きだったので、写真はそもそもは関心のないところだった。「あるものを写し取る」ことは、絵のように「真似て表現する。イチから生み出す」こととは違っていて、「表現」とは思えなかったから。でも、撮影現場に立ち会ったり、時には自分で撮影することで、被写界深度がどうのとか、速度がどうのとか、いろいろ考えているうちに「ああ、これも表現なのね」と思えるようになった。その瞬間しか写し出せない場面と表情があるなと。とくに、カメラの質によって表現が変わることに気づいてから、関心が高まった。とくにレンズね。

でも、やはり編集者の趣味ではないなと思います。お金がかかる。突き詰めようとすると、果てしない。とにかく、被写体を求める作業に時間がかかるし、表現する道具にお金がかかる。絵を描くようにさっぱりした感じがない。いや、絵も突き詰めるとどこまでも奥深く、顔つきは様々あるかなという点では写真より幅が広いかなと思える。

なので、ほどほど。

カメラはフィルムとデジタルのコンパクトカメラを数台回す感じです。今は、子供の成長に合わせてスマホで撮ることが主となり、その画像をGoogleさんで夫婦でシェアするというITバリバリな生活の中にいます。100GB借りてます。何より便利が一番。MacもiCloudでデータ保存です。こっちも100GB。デスクトップが仮想。便利が一番。マシンが壊れてもデータは壊れない。趣味ってほどほどがいいんですよ。突き詰めると痛い思いをするなと思う。

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