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【ロシアが暴露】半導体マフィア&闇市場の存在

2022/10/21

https://www.youtube.com/watch?v=vWVI3NoI8dA

■  ロシアが台湾闇社会を報じる 

今日は感慨深い。ついにこの日がやってきた。中国の闇社会、中国と言うよりは、台湾の闇社会の青幇が牛耳る半導体社会の存在について、ついにロシアが報じた。 

Gigazineのニュース
『「ロシアが中国から輸入した半導体の不良率が40%に達している」とロシアメディアが報じる』
西側諸国からの厳しい経済政策を受けているロシアでは、友好関係を維持している中国からの輸入が増加しています。ところが、ロシアの経済紙であるKommersantは「中国から輸入した半導体の不良率が40%にも達している」 

これまで中国から買い入れる半導体は、100個に2個は不良品だった。不良率2%だったところが今40%に達しているので、わずかの数カ月で19倍になった。不良品が混ざっている率が19倍にもなっている。どうなっているのだとKommersant新聞が報道じている。 

ロシアがウクライナに侵攻した後に、兵器の補修ができないように、欧米が歩調を合わせて、半導体チップ等の輸入ができないように制裁をした。 

その後、インテル、AMD、TSMC、サムスンなどが、ロシアに対する出荷をストップしたと言われていた。ウクライナに侵攻した3カ月後の6月には、世界のロシア向けの半導体の輸出が9割も減っていた。 

ロシアは半導体チップを輸入できず、調達し切れていないので、兵器の補修や兵器の強化ができない状況にまで追い込まれている。 

中国の深圳に巨大な半導体のブラックマーケットがある。深圳にはデジタルデバイスの中小企業、ベンチャーが集まり、いろんなデバイス工場ができた。中国版のシリコンバレーと呼ばれている。 

深圳に中国版シリコンバレーが出来たのは、そこに半導体の闇市場があるからだ。この闇市場のおかげでベンチャーが次々と生まれ、そこに中国政府が目をつけて、どんどん投資をするように推進していた。おかげでいろんな小さい企業が中堅クラスまで成長でき、いつしか大企業も生まれてきた。 

中国の半導体メーカーの製品を闇市場で大量に買えるのは、中国政府との関係がないとできない。大企業になった企業たち、あるいはそういった企業群は、必ず政府とつるんでいる。
 
 

■  数百倍の代金を要求しながら不良品を掴ませる

 ロシアが暴露した中国の半導体闇市場の存在。最近アメリカのテレビドラマでも、中国の半導体マフィアと欧州マフィアが組み、半導体で大儲けをしていることが報じられている。 

ロシアがいま笑いものになっているのは、市場価格1ドル程度の半導体を、中国の闇市場で500ドルも払い買っているのに、大量の不良品を掴まされているからである。 

ソーシャルメディア上でも、ロシアは高い金を払って不良品を掴まされ、ここは笑うところだというコメントをつけている人もいるが、実は笑い事ではないのだ。 

実は、日本の多くの企業も半導体チップが調達できないので、今ブラックマーケットや、転売市場から購入している。その値段がやはり20倍30倍、下手すれば100倍という価格なのだ。 

しかし闇市場で高値で買っても本物が来ない。偽物だったり不良品だったり、中古品で一度使った半導体チップ、基盤から引き剥がして送ってきたりする。 

そうして多くの日本企業も被害に遭っているので笑い事ではないのだ。しかも中小企業だけだったら判らないでもないが、大手の自動車メーカーですら足元見られて、正規ルートでも30倍40倍50倍という値段を吹っ掛けられて苦しんでいる。 

半導体の闇市場を牛耳る中華マフィアの青幇は、100倍200倍300倍という値段を吹っ掛けて大儲けをして、その上に偽物までも送りつけてくるヤクザビジネスをやっている。 

製造メーカーを直接知っている企業は、闇市場で調達してきて、本物かどうかをシリアルナンバーで確認し、偽物のチップを返品したり交換したりしている。 

そこまでできる企業だったらいいが、それだけの交渉能力がない企業は、半導体闇市場で偽チップをつかまされて泣いている。 

この中華マフィアが欧州のマフィアとつるんで、ヨーロッパ圏でも偽チップの販売をしているようである。
 

■  中華半導体マフィアと組む日本政府

 ロシアが、中華半導体マフィアの存在に少しだけでも触れたのは非常に重要である。日本企業もいま被害に遭っているのだ。 

上海租界時代に、上海租界地を牛耳っていったギャング青幇のトップに杜月笙がいた。その子分だった焦廷標が台湾に渡り、ウォルシン・リーファ(華新麗華)という電信ケーブル大手の会社を作った。その息子の焦佑鈞が今の青幇の頭領である。 

この人たちはTSMCを支配しているフォックスコンにも影響力があり、裏でファーウェイが成長することも助けている。焦佑鈞の右腕は蔡崇信というカナダ籍の台湾人。この蔡崇信の祖父が杜月笙の弁護士である。 

だから大富豪なのであるが、謎の大富豪と呼ばれている。ファーウェイの猛晩舟を救い、アリババと孫正義のソフトバンクの資金繰りをしているのがこの蔡崇信である。 

さらにそのバッグにいるのが焦佑鈞で、この人物が今の半導体不足を演出し、暴力を貪り、闇市場を仕切っている張本人だ。 

昔からアメリカも、米軍がいろいろコンピューターなどを調達すると、中に偽物チップが混ざっていたり、中古品のチップが混ざっていて、それらが動作不良の原因であると分かっていた。それらのチップが闇市場から出てきている。深圳に闇市場があるというところまではアメリカの国防総省DODも掴んでいる。 

それを発見するための技術を開発をしようとしているが、意外と発見するのが難しい。偽チップを発見する技術を開発するぐらいだったら、10年かけて半導体工場を全部アメリカの中に造り、製造した方が安いぐらい手間がかかる。 

こうやって昔から、中国半導体闇市場を通じてTSMC、そのバッグにいる台湾浙江財閥、またの名を青幇が半導体闇市場を利用して私腹を肥やして来た。 

日本企業がTSMCに発注したその一部を、彼らは不良品が出たからすべて納められないと、歩留まりを低くして報告する。不良品だから廃棄しておくといった分をそのまま深圳に持って行き闇市場でさばいていた。
これが世界の半導体メーカーが衰退した一因なのである。日本のエルピーダが潰れた理由も、エルピーダと全く同じ商品が闇市場から出てきて、DRAMの価格が暴落したからであった。 

エルピーダだけではなく、パナソニックも同じ目に遭っている。こうやって日本企業を潰してきた張本人の半導体企業、中国の半導体企業に対して5000億もの金を突っ込んで助成し、ズブズブ融着している日本政府が信じられない。 

日本政府はどうして日本企業を助けないのか。どうしてヤクザばかり助けて、まともな日本企業を助けようとしないのか。もしかして裏でつながっているのか。何か利益供与でもされているのかと国民が思っても仕方がない。 

暴力団のフロントと組むのと同じである。暴力団のフロント企業に5000億円も出したら国民は怒るだろう。それと同じことを日本政府はやってしまっている。もう驚きを禁じ得ない。怒りが抑えられない。 

しかし、ついにロシアが暴露してくれた。ロシアが中国から不良品ばかり掴まされてザマア見ろと思ってはダメだ。同じように日本企業もつかまされて足元を見られている。そしてその原因を作っているTSMCという企業に対して、日本政府が私たちの税金を助成する。そういうことを今後絶対許してはいけない。


ITはもはや民間が軍事を超え、IT技術を制する者が世界を制すという国際マフィアと国際政治の世界。

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