涼音楓華

世界観共有型企画「メモリアルワールド」の企画運営をしております。 メモリアルワールド関…

涼音楓華

世界観共有型企画「メモリアルワールド」の企画運営をしております。 メモリアルワールド関連の小説作品等を投稿していきます。 https://twitter.com/Memorial_World_

記事一覧

メモリアルワールドーハイネ 過去編ー

私は強い。 誰にも負けない。 それくらいの剣の腕はある。 だからこそ、この国を私は守る。  ハイネがハイネと名を付けられるよりも遥か昔の話である。  タッカルス国…

涼音楓華
1か月前

メモリアルワールドーハイネとルシェー

夜が訪れる。 私は夜はどうも苦手だ。 何故なのかは憶えていない。 梟の目を潜り抜け、私はナータス地区の夜の散歩へと出る事にした。 「……怪物がそこらにいるけど…ま…

涼音楓華
1か月前

メモリアルワールドキャラクター紹介

涼音楓華
1か月前

メモリアルワールドーハイネ編2ー

「ーさん、おはようございます」 「…おはよう」 「ぐっすり眠っておられたようで」 「…どうしてかな、キミがいると私はよく眠れるみたいだよ」 「そうですか、それなら良…

涼音楓華
1か月前

メモリアルワールドー???ー

……ケテ タスケて ダレか、タすケテ 声がする。 いつからこんな事になったのだろうか。 至って平和な世界だった筈だ。 還るべき場所へ、在るべき場所へ、そうして保た…

涼音楓華
1か月前

メモリアルワールドーハイネ編ー

 彷徨い疲れた果てに魂が辿り着いた場所は、何も無い闇の世界だった。 魂の形は其々である。 【ようこそ、メモリアルワールドへ】  看板らしきものが映る。 戻ったとして…

涼音楓華
1か月前
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メモリアルワールドーハイネ 過去編ー

私は強い。
誰にも負けない。
それくらいの剣の腕はある。
だからこそ、この国を私は守る。

 ハイネがハイネと名を付けられるよりも遥か昔の話である。

 タッカルス国に銀髪に青目の女剣士がいた。名前はリゼットという。
リゼットは剣の稽古を一人黙々としていた。
「今日も精が出るねぇ!」
「……どうも」
 リゼットに声を掛けたのはフラビアンという男剣士である。
フラビアンはリゼットと同期だ。
「女だっ

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メモリアルワールドーハイネとルシェー

夜が訪れる。
私は夜はどうも苦手だ。
何故なのかは憶えていない。
梟の目を潜り抜け、私はナータス地区の夜の散歩へと出る事にした。

「……怪物がそこらにいるけど…まぁ、この抜け道を使えば分からなさそうね」

ばさばさと羽根の音が聞こえ、私の目の前に降りてきたのは赤髪に褐色肌、白い羽根の男だ。
此処、メモリアルワールドには種族は4種類存在する筈。
私みたいな人間、動物、人形、そして妖精。
男に声を掛

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メモリアルワールドーハイネ編2ー

「ーさん、おはようございます」
「…おはよう」
「ぐっすり眠っておられたようで」
「…どうしてかな、キミがいると私はよく眠れるみたいだよ」
「そうですか、それなら良かったです」

 愛しい大好きな人。私は、何を思い出せないのだろう。
 否、思い出してはいけない。
 このメモリアルワールドでは。

「…っ」
 ハイネは目を覚ました。
「…夢?」
先程見ていたものは夢だったのだろうか、其れにしてはやけ

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メモリアルワールドー???ー

……ケテ

タスケて

ダレか、タすケテ

声がする。
いつからこんな事になったのだろうか。
至って平和な世界だった筈だ。
還るべき場所へ、在るべき場所へ、そうして保たれるべき世界の筈だ。
否、俺にはそんな事はどうでもいい。
ただ、あの女が幸せならそれで良かった。
俺はそれを隣で見ていたかった。
ただそれだけなのに。

嗚呼そうか、そうして力を-…

俺は、君の為に動くよ。
いつか解放されるであろ

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メモリアルワールドーハイネ編ー

 彷徨い疲れた果てに魂が辿り着いた場所は、何も無い闇の世界だった。
魂の形は其々である。
【ようこそ、メモリアルワールドへ】
 看板らしきものが映る。
戻ったとしても闇の世界でしかない。
魂は導かれるかのように踏み入れた。
白い光に包まれ、魂は実体へと移り変わる。
「おや、また一人彷徨い込んだかな?」
 紳士的な老人が話しかけてきた。
「ここは?」
「メモリアルワールド。そうだねぇ…死んだ魂が何処

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