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オタク女のサターンリターン(アラサー、ホスト、負の性欲)

あけましておめでとうございます。
花璃です。
昨年は大変な一年でしたが、個人的には妊娠・出産・推し事と充実(?)しておりました。
昨年中に振り返りをしたかったのですが、なにぶん三人子持ち(一人はバリバリの乳児)なのでなかなか時間が取れず…。
夏頃に話題になっていた(らしい)『32歳腐女子』という匿名ダイアリーのエントリーを書いた方が33歳になった現在の追記を書かれていたので、それと合わせて、ヒプノシスマイクの伊弉冉一二三くんというアラサーホストに狂わされた一年を振り返ってみたいと思います。

『32歳腐女子』の述懐

これ、理由は後述しますが、実はあんまり『腐女子』関係ないんですよね。

お分かり頂けただろうか。
私の落ち着きのなさ、テンションの高さ、子供っぽさ。私は本当に「!」とか「w」とか着いてるみたいなテンションで喋る。この文章もなんとかぶっきらぼうな感じでテンションを抑えようと必死で書いてる。本当は「w」いっぱい着けたい。
みんなも学生時代とか20代前半くらいまではこんな感じ…だったと思うけどすっかり落ち着いている。誰か一人としか会えなかったときは、相手が落ち着いていても気にならなかったのに、4人で集まったら私だけ若い頃のテンションのままで急に気になり始めた。
ツイッターやラインでもみんな「!」とか「w」とか絵文字やスタンプが減っていっていたけどそれはあくまでSNS上でのことだったので全く気にしてなかった。
ジャンルで仲良くなったフォロワーの方がリア友より圧倒的に人数が多かったし、その人たちとはハイテンションで話していたからというのもあったと思う。
ジャンルで仲良くなった人たちは20代前半~半ばの人が多くて、みんなテンションが高くて自然と私もそうなっていったというか、そういう人に囲まれていてみんなが自然に落ち着いていく過程を歩まなかった。
若い子とキャッキャキャッキャハイテンションで推しの尊さとエッチさを語り、鍵垢なのをいいことにおちん〇ん!お〇んちん!と叫びまくっていた。他にも色んな下ネタ沢山。
実際会って遊んだフォロワーには「Aちゃん全然32歳に見えない若くて可愛いよ。小さい子みたい」とか言われて、私まだまだ若いんだ~!と喜んでいたし、「もう、私小さい子なんかじゃないよぅ(o`з’*)32ちゃいの大人のお姉さんなんだからね!みんなよりとちうえなの٩(๑òωó๑)۶あたちセクシーボインな大人のお姉さん!(๑ơ ₃ ơ)♥」とリプを送っていた。
やばい恥ずかしい死にたい。
フォロワーは本当に若いと思って褒めてくれたのかもしれないけど、言動が幼稚なところと、薄すぎる化粧と手入れされてない髪や爪、チープな服や持ち物が垢ぬけてなくて年齢不詳の子供おばさんぽくてそう感じたのかもしれないと震えた。
フォロワーと空リプで会話してよちよちぎゅっぎゅしたり、さっきみたいな私大人のお姉さん♥みたいなことを沢山言ってたし、昔若い頃ツイッターではよく見られたような、フォロワーと仲良しなアテクシアピールみたいなやり取りを未だに続けていたのだ。

久しぶりに同い年の友人と会って本当に本当に恥ずかしくなった。
考えなしに推しにお金を使いまくることも、ファッションのことも、テンションのことも、決して悪じゃないし、それが楽しくてずっとやり続けるんだって強く思ってる人はそれでいいと思う。でも私は自分の現状がとても32歳には思えなくて恥ずかしくなってしまった。どうにかしたいと思った。
どうにかしたいと思ったのに私はまた推しにジャブジャブお金を使い、着古した服ばかりを着て、フォロワーとハイテンションで話している。その時は楽しいのに、夜一日の行動等を思い返すと恥ずかしくて死にたくなる。
今度友人に相談してみようか。そしたら変われるだろうか。

わたしはこの文章を読んでも、アラサー腐女子のお気持ち長文にありがちな嫌な感じが全然なくて、
「面白い子だなぁ」
としか思わなかったけどな。
結論から言うと、ご友人に相談されたそうです。

よくよく考えてみると、フォロワーが言ったのかRTで見たのか忘れたが、「課金してジャンルを支えなきゃ」「課金してこそ愛」「推しは無限回収するもの」といった趣旨のツイートを見て、そうかそうだよねもっとお金使わなきゃとお金を使い出したような気がする。
勿論そういう考えも大事だしできる人はどんどんやったらいいと思うが、自分はいるいらないとかよく考えず反射的にグッズ買うし、何個も同じ物を買ってる。既に何個も持ってるグッズをアニメショップで見かけたら「自分に買われるのを待っていたんだ」と思うし、それがブラインド商品なら「これで推しが引けたら運命」等と言ってとにかく買っている。(運命とは)推し以外のガチャにもじゃぶじゃぶ突っ込んだりするし。
買っただけで満足してダン箱に入ったままで積み上げられた物も沢山ある。(倉庫かな)
一番付き合いの長いBちゃんは「Aちゃんは良くも悪くも素直というか流されやすいとこあるしね」と言った。そうかもしれない。
本当に自分が納得してお金を使っているのならいいけど、少しでも負担に感じたり、周りがそうだから自分もという気持ちで使ってるなら一度よ(*く考えてから使った方が良いと思った)

30過ぎて誰に遠慮することも何かに躊躇することもなく腐趣味に没頭出来るって幸せなことだと思うよ♡この記事↓でも書いたけど、独身の『自由』っていうのは何ものにも替え難いと思うし、お友達にも大切にされてると思うけどな。

『自由』と『子ども』を天秤にかけて自由を取るのは個人の自由だと思うのよね。
ただ、わたしは『自由』を生かせるほどの情熱を何かに抱くことが出来ず、仕事に依存して過労でさらにメンタルやられる悪循環だったから、『子ども』選んだけど産後鬱でやっぱり仕事依存になってた。
「仕事してない自分には価値がない」っていう呪いを自分にかけてたし、今も多分かけてるからちゃんと仕事してる子は偉いと思うし、ワーママさんは本当に尊敬します(/ _ ; )

個人的にはこういう弾けた子すごい好きだし、

「もう、私小さい子なんかじゃないよぅ(o`з’*)32ちゃいの大人のお姉さんなんだからね!みんなよりとちうえなの٩(๑òωó๑)۶あたちセクシーボインな大人のお姉さん!(๑ơ ₃ ơ)♥」

って絵文字もセリフもめちゃ面白いし可愛いと思います♡
多分この方って、良くも悪くも素直であんまり考えずに行動しちゃうタイプで、だからこそ頭でっかち腐女子のお気持ち長文にありがちなイヤ〜〜な感じが全然ないんだろうなと思いました。
そういうところもお友達に愛されてるんだろうなぁ。

この冬に33歳になった32歳腐女子です。
7月頭に投稿して月末に追記を出して(追記途中で切れてた)しばらく経つし、2020年も終わろうとしているので現状を追記しようかと思う。
数か月で劇的に別人のように変わるのはまあ無理な話だったのだが、小さな変化はある。
ファッションやメイクはお金の使い方を改めてからと思ってるのでほとんど変化はないが、服にはアイロンをきちんとかけて、アクセサリーはじゃらじゃらつけないということを心掛けて、眉毛もボーボーにしないようにだけいている。
お金の使い方は少しだけ変わってきた。

要するに、この方は
自分が持ってるリソース(時間・お金)をオタ活に全振りしていると気づいた
ってことだと思う。

要は、リソースの配分の問題

30代の10年ってあっという間ですよね。
わたしも思うけど、お金だけじゃなくて時間も有限で、『32歳腐女子』問題ってリソースの配分の問題なんですよね。
わたしは30歳で一人目出産したんですが、一人っ子の頃は仕事に復帰したりもしつつ二人目となると無理で離職、三十代は結局三人子供産んだだけで終了してしまいそうです…。
三人子どものいるママになるのが夢だったけど、出来ることなら仕事も子育ても両立したかったよ〜(/ _ ; )
二人目にしても三人目にしてもその都度迷ったり就職活動したりしてたけど、時間とか能力とか、自分の持ってるリソースは有限で、キャパの小さい私は取捨選択するしかなかったんですよね。
三人以上子持ちのママって大変なはずなのに精神的に余裕のある方が多くって(というか、子供の同級生とか近所の子で一人っ子はほとんどいない)、まさか人間の器が超ミニサイズの自分が三人産むと思ってなかったんですけど、三人目になっても普通に不安でした。
先にコロナが流行ってたら、二人子ども抱えてロックダウンのなか妊婦生活なんて無理!ってなったと思います…。
妊娠開始から6ヶ月くらいまでは悪阻は毎回やばたにえんなので、今回も寝たきりで○んでたんですけど、逆にロックダウン中だから心置きなく寝たきりになれたし、ヒプマイでテンション上げてなんとか乗り切れました。
(ただ、しんどすぎたのでヒプマイ以外の記憶がない…>_<…)

子どもが教えてくれたこと、というか、子どもが産まれて分かったことは、三人子持ちのママに余裕があるのは三人子持ちだから余裕があるのではなく、余裕があった結果三人子持ちになったということでした。

サターンリターンは自分のリソースの底が見えるとき

アラサーっていう言葉がありますけど、西洋占星術だと29歳で『サターンリターン』、日本だと女の大厄が満30歳〜32歳でありますよね。

サターンリターン
=土星回帰
=制限・忍耐・努力・責任を示す土星が約29年で生まれた日の位置に戻ってくる
=29歳前後に何か大きなことが起こりやすい

アラフォーになって思うんですけど、サターンリターンって、自分のリソースの底が見えて限られたリソースの中で自分が人生で為したいことに優先順位を付けて整理する時期で、三十代っていうのは限られたリソースのやりくりを学んでいく時期だと思うんですよね。
若いのが偉いわけじゃないっていうけど、若さにはやっぱり力があって、若い頃には自分の限界が見えないんだよなぁ。

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