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メルマガサービスはじめます~どこよりも早く熱量高い心刷本を届けたい~

皆さま、はじめまして。藤原印刷 東京営業部の藤原章次(あきつぐ)です。藤原兄弟の弟の方です。

印刷会社として新しい取り組みをはじめるのですが、その経緯についてここに書き残しておきたいと思います。


■納品して終わりからの脱却

ここ数年インディペンデントで熱量高い作品を印刷する機会が非常に増えています。この6年間で100冊以上の自費出版を担当しましたが、大半の方から「本を作った後の販売をどうすれば良いか?」という相談がありました。

印刷屋は作って納品した時点で仕事終了ですが、作り手は本が出来上がってからが本当の勝負です。どうにか納品後のサポートができないかを考えた時に「プロダクトとしての本の魅力は製造過程を熟知している印刷屋が最も知っている」ことに気が付きまいた。

製造工程の物語を伝え、プロダクトとしての本の魅力を余すことなく伝えることを目的に印刷屋の本屋 ”PTBS - Printing Teller Book Service -" を立ち上げたのが2018年です。

常設店ではなく、イベント出店形式で自費出版やインディペンデントの本などを展示販売しています。これまで「BOOK MARKET」「文学フリマ」「虎ノ門ブックパラダイス」「本屋博」等に出店させて頂きました。

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私たちのクライアントは本をつくる方で、読者の方と接する機会はありませんでしたが、実際に自分たちが手掛けた本の話を直接できることが幸せで仕方ありませんでした。


■誰よりもどこよりも早く熱量の高い作品の情報を

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そして、次のステップに進もうと思います。2020年6月から『メールマガジン配信サービス』を新たに開始します。

藤原印刷で担当する自費出版の本などを書店や本を販売する小売店にメールマガジンとして配信するサービスです。

内容は、本の詳細な仕様(サイズ・用紙・頁数・製本方法・加工など)の情報はもちろんのこと、印刷会社から見た注目ポイントや試し読み機能を盛り込んだメールを配信します。


■作者と書店をつなぐパイプになる

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本のイベントに出店することで藤原印刷を知って頂き、他の書店の方達から新しい本を作ったら教えて欲しいという声を頂きました。実際携わった作品が全国の独立系書店さんに置かれていることを知る機会も増えました。

自分たちが仕入れて売るだけではなく、書店や本を扱う商店の方々へ情報を伝えることができれば、作品を手に取る機会を増やすことができます。

藤原印刷が考えるいま必要な印刷屋の価値は、本をつくるだけでなく、『本の作り手と売り手をつなげる』ことだと考え、メルマガ配信サービスを始めることを決めました。

時代によって印刷会社の価値も変わってきます。私たちは安く早くつくるとは真逆の立ち位置にいる会社です。一つ一つを丁寧に、本をつくる喜びを提供したいと思っています。

本が完成するまでには、様々なストーリーがあります。打ち合わせ一つ一つにもドラマがあります。完成した本の中に詰まった物語を印刷会社の立場で、メールにのせてお伝えできればと思っております。

お問い合わせは以下のURLよりお願いします。書店さんだけでなく、本を取り扱うすべてのお店に届けたいです。

https://www.fujiwara-i.com/ptbsmm/


東京営業
藤原章次

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