パワハラ
ど素人の幼馴染がボクシングの試合に挑戦しました。
試合と言ってもスパーリング大会。
なんでチャレンジしようと思ったの?と聞いたら
「お前を応援する立場の人間として、ボクシングのボの字も知らないのはおかしいと思った」と答えててかっこよかったです。
さて試合ですが
序盤フルスロットルで手を出しましたが凌がれてガードの隙間をバシバシ殴られました。
甘くなかったです。ライブ見てくださった方ありがとうございました。
幼馴染への文句
・直前になって体重が落ちないと相談してくる
・アドバイス求めたくせにその通り動かない
・減量中イライラしてるのが伝わってくる
・できると豪語していたバンテージが巻けない
・試合直前は胃に残るものは食うなと言ったのに「とり天食べていい?」と聞いてくる
むかつく。
負けたことを本人はすごく謝ってきましたが、謝っていいのは「真剣に努力した人だけ」です。
とは思ったものの、そういえば彼は素人でした。
たとえ遊びでもボクシングのことになるとつい。
ただの社会人が道具揃えて減量してみんなの前で格上相手に殴り合ってフルラウンドやり切った。なかなか真似できることじゃありません。
また僕の「頑張る」の基準はレベルが高いことではなく、自分の実力と求められているもののギャップの大きさに比例します。仲良いので忘れていました。
ただ代償は大きく、試合後酸欠で吐いて、2時間くらい起き上がれませんでした。
●さいごに
少し経って話をしたら、
「負けたという事実を背負って生きていくことが耐えられない。」
と言っていて、リングに上がって強さを競うことの重さを痛感したようでした。
ついでに格闘技が身近になってきている今の時代についてどう思うか聞いたところ、
「喧嘩と格闘技を同じものだと思ってる時点で大きな間違い」
と彼は答えました。体験の価値を感じた次第です。
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