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一週間を振り返って

 今週は晴天の多い穏やかな週になりそうです。

 さて、先週のニュースを振り返ってみると、
1)18歳以下の子どもを対象にした10万円相当の給付について、世帯主の年収が960万円以上の場合、子どもは給付対象から除かれました。上限960万円については賛否色々な意見が出ていますが、反対意見も承知の上でスピード感を重視したように思えます。時事通信の世論調査によると、岸田内閣の支持率は前回調査に比べ6.8ポイント増の47.1%。スピード感と実行力がアピールしたかもしれません。

2)日本より一歩先に規制を解除したヨーロッパで感染の拡大が止まりません。ドイツではワクチン接種完了者は人口の67.3%。にも関わらず1日あたりの新規感染者数が5万人を超えました。オランダの接種完了者は人口の70%を超え、成人については約85%にも達していますが、新規感染者数は連日1万6000人を超えています。オーストリアでは1日当たりの新規感染者が1万2000人近くに達し、アイルランドでは12日に5483人と、1月10日以来の最多を記録しました。

3)中国共産党の重要会議、中央委員会第6回全体会議(6中全会)で、40年ぶりとなる「歴史決議」が採択され習近平氏は毛沢東、鄧小平に並ぶ歴史的指導者として自らを位置づけました。来年に控える5年に一度の党大会で、過去の不文律を破って3期目に挑むことが確実視されています。

4)先の衆院選で公示前の約4倍の議席を獲得した日本維新の会。2017年の衆院選では、小池知事が率いる「希望の党」と選挙協力し、東京都の選挙区では候補者を立てませんでした。しかし、馬場幹事長によると次の都議選では維新と都民ファのガチンコ対決も起こり得ると言います。また「私たちは東京都知事の座を維新でお預かりしたい。」とまで言っています。つまり党勢拡大したものの全国区とは言えない現状を、維新が与党となって都政を動かし改革することで、維新の政治を全国に知らしめたいと考えているようです。都政を押さえるという戦術は全国区になる近道かもしれません。

5)都議選中に無免許運転で人身事故を起こした木下富美子都議(55)が続投を宣言しています。2017年の都議選で都ファ候補に抜擢したのは小池知事。知事の責任が問われています。

6)立憲民主党・枝野代表が正式に辞任しました。共産との選挙協力が、立憲民主党の立ち位置をわからなくし、政権を取りたいだけの志を失った政党に見えたのではないでしょうか。共産党は戦後初めて、政権与党に近づく可能性を見出した選挙だったと思います。何を失おうと立憲民主党にしがみついてくるでしょう。それを振り切って再出発を目指すのか。共産党と共に政権を目指すのか。それが明らかになるのが「19日告示、30日投開票」の代表選になると思います。

7)沖縄県などに大量の軽石が漂着する原因となっている小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」。いまだに活発な状態で、今後を予測するのは、まだ難しいようです。

 ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で2億5330万人を超え、死者は535万2484人となりました。ヨーロッパの様子を見ていると、収束の見通しが立つ時期すら見えてきません。このままウィズコロナが日常になるのか、ウィズコロナはやはり難しいのか、そろそろ議論が始まっても良いように思います。

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