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【ウユニ塩湖旅行記】ウユニ塩湖を20歳で見てきた

どうも、藤沢です。

僕は幼い時からずっと「宇宙」に行ってみたかったんです。
宇宙飛行士は皆、大気圏を超えると「神がおる…!!」と感じるらしいんですよ。
諸説はありますが、僕はその体験がしてみたかったんです。

でも金がねええええ~~~~~~!!!!

ってことで諦めていたんですが、ふと中学2年生の時に、こんな本を読みました。

世界の絶景 超完全版

「世界の絶景 超完全版」です。


なんとなく本屋で立ち読みしてた時に「ウユニ塩湖」に出会いました。
当時中学二年生だった僕には宇宙に見えたんです。
帰ってすぐ調べると、ツアーなしで相場30万円ほどで行けると。

30万ならなんとかなるぞ!ということでそれから6年後…

20歳でウユニ塩湖に行ってきました!

(彼女と2人で行きました)


我々はワクチン未接種だったため、入国審査に引っかかってしまいます。

なので王道の

日本→アメリカ(ワクチン証明必須)→ボリビア→ウユニ

というルートで行けなかったんです。

なので今回は

日本→イギリス→ペルー→ボリビア→ウユニ

というクソほどややこしいルートで行きました。
しかしこのルートならワクチン接種証明書は不必要です。

ちなみにアメリカルートが往復15万円程度に対して
イギリスルートは往復25万円程度しました。

財布は死にましたが、後悔はありません
このために松屋のバイトを始めたのですから

予約はスカイスキャナーで行いました。
とりあえず海外旅行に行く方はこのサイトを使っておけば間違いはないでしょう。


1日目は羽田空港からイギリスのヒースロー空港に行くため、飛行機に乗ります。

東南アジアの富豪の写真を撮ります。

以上。


いやマジです。
本当に永遠に飛行機に乗っていました。
なんたって、日本からイギリスは15時間かかります。

途中、フランクフルト空港でも乗り換えたので、合計で18時間くらい乗っていたと思います。

ちなみに飛行機を乗る上で欠かせないのが「ネックピロー」です。
ネックピローなんていらねー!って人は考え直してください。

Yogibo Neck Pillow X Logo

今回持って行ったネックピローはこいつなんですけど、何がいいかわからない人はとりあえずこれ持っていったら安泰です。

家の枕 > こいつ > おばあちゃん家の枕 くらいの強さです。

後なんかご飯も出ました。
むっちゃ美味かったです。

お母さんのサンドウィッチ > こいつ > おばあちゃんのサンドウィッチ くらいの旨さです。

…………


おばあちゃん弱くね



2日目はロンドンを観光しました。

ウユニ塩湖のためのたかが通過点と思っていたんですが、すごく良かった…!

ロンドンは常に雨雲という噂を聞いたんですがマジでした。
それ故にロンドンの方は傘を差さないそうです。

ヴィクトリア女王像
バッキンガム宮殿
ビッグベンと頭に鳩を乗せた銅像


初海外がロンドンだったわけなんですが、何から何まで感動しっぱなしでしたね。
街並みはハリーポッターそのものだし、何より壮大。

なんか鳥はくそでかいし、とりあえず壮大なんですよ。

イギリスは飯がまずい」なんて聞いたことはありましたが、それは嘘でした。
こんなにうめえハンバーガーを食べたのは初めてってくらい美味しかったです。

そんなこんなで一日が終わろうとしていたんですが、肝心なことを忘れていました。

PCR検査です。

ボリビアに入国するために、陰性証明書がいります。
そのためにイギリスでPCR検査を受けないといけないのですが、それがまあめんどうなんです。

英国大使館が推奨しているEXPRESS TEST Cignpostというものなんですが、これでインターネット上で予約をし、検査してくれる会場に行くんですが

なんかエラーになって予約ができない!!!


しかし陰性証明書を貰えなければ、ボリビアに入国できないので、なんとしてでも予約をしなければなりません。

どのクレカを使ってもエラーが出てしまうので、仕方ありません。

直接乗り込みます!


PCRテスト会場へと足を運び、和製英語で頑張って伝えます。
優しい方たちだったので色々対応はしてくれたものの、やはりクレカのせいだと。

いやいや、4枚のクレカ全部はじかれたんだが…?

もうダメだ…

めんどうだけどちょっと離れた病院でしてもらおう

そう考えていた時になんかでっけえおばちゃんが

「貸してみ」

と。

何をやったのかわからないが、なんか予約ができた。

なんで???

意味は分からんけど、まあ予約できたしオールOK!

早速陰性を証明するぞ~ww

いやっほ~い!!!

ごしごし~!!!

陰性でした。


3日目はロンドンから飛び立ち、ペルーのチャベス空港に行きました。

デモを起こしているペルー人たち

乗り継ぎの時間が18時間あったので、ペルーを観光しようと考えていたのですが、ペルー前大統領が拘束されていることに対してのデモが起きており、危険だと判断したので、空港内で18時間過ごしました。

お昼ご飯に空港のお店でタコスを頼んだのですが、我々の知っているタコスの5倍くらいでかくて笑いました。

そして寝ました。
例え空港内だとしても、一人で寝るのは危険なので周りに人を配置しておきましょう。

そんなこんなで18時間待ち、ボリビア行きの飛行機に乗ったのですが、なんと2時間の遅延…

なんとかボリビアの首都、ラパスのエル・アルト空港に着いたのですが、遅れた影響で予約していた飛行機に乗れず…

ラタム航空という会社の飛行機からボリビアのボリビアーナ航空に乗り換えるので、遅延による保証というのもなく、なんと航空券を買わないと乗れないと言われてしまう。

もしお金を払って乗れるのならよかったのですが、ウユニ行きの飛行機は人気だったため、一番近くで乗れるのは3日後…

積んだ……

帰りの飛行機は3日後に予約しているため、3日後の飛行機に乗ってしまえば、そのあとの飛行機をすべて捨てることになる。

そんな財力はあるはずもなく、途方に暮れていました。

すると犬が我々の近くに歩いてきて、笑ってきた。

うぜえええええええ!!!


このままいけないなんて嫌だ!!!
何としてでも行ってやる!!!

諦めかけていたが、犬のウザ顔による反骨精神により、力がみなぎります。

飛行機以外で行く方法はないのだろうか…

色々調べているうちに

ラパスからウユニまでのバスが出ているとの情報

すぐさまそのバスステーションに行き、ウユニに向かうことにしました。

タクシーでバスターミナルまで行ったのですが、とにかく運転が荒い。

クラクションならしまくって、追い抜き、追い抜かされの完全マリオカート状態。

ちなみにラパスは標高3,625 m、ほぼ富士山の頂上と同じ位置に町があるという秘境です。

山に沿って家が建てられているので、こんな感じの街並みになっていて、すごくワクワクしました。

そしてなんとかバスターミナルにつきました。

ウユニ行きのバスはありますか?と聞いたところ

「夜の10時に出発して、朝の6時に元気に到着するぜ!」

とのことでした。

バスターミナルについたのが朝の8時だったので、ここから12時間耐えます。

ちなみに1時間に一回、物乞いされました。

そして時刻は22時、バスがとうとうターミナルに来ました。
ここから8時間バスに乗るのか…とかなりテンションは低かったんですが
思ったより寝るのに特化したバスだったのでめちゃくちゃ寝れました。

ウユニは絶対飛行機で行った方がいい!という記事は何個かみましたが、全然バスも悪くありませんでした。
高山病対策にもなるし、盗みの危険もなさそうです。

バスの中で6時間ほど睡眠し、目を覚ますと地平線から太陽が顔を出そうとしていました。
流石は南米、何から何まで心が奪われる綺麗な景色です。


そんな景色を見ていたら、とうとうウユニの町につきました。

ウユニの町は失礼なんですが、なんだか異質な雰囲気を感じました。
人が少ないからなのかわからないですが、なんかソワソワする感じがあります。

兎にも角にもまずはホテルを探さなくてはなりません。

ウユニはホテルを予約するとかはないので早い者勝ちになります。

お風呂が付いていて、wifiもあって、安いホテルを探します

少し歩いていると、犬が何かを見つめています。

これはなんかあるのでは?と感じたので入ってみます。

ビンゴ。

いい雰囲気のおっちゃんに、お風呂も付いていて、wifiもあって、安い

完璧なホテルを見つけました。

なんか犬に縁がある気がするな…

ホテルJULIA

ちなみにこのホテルはJULIA(ジュリア)というホテルで、評判もいいそうです。

朝食もついており、これで2人3000円くらいです。

安すぎ…

ホテルを取り、朝食を食べて外に出るとまだ犬がいました。

ありがとうな犬。
お前のおかげでいいホテルに出会えた。
……

ん?

ここの犬やったんかい

なんかキャッチに捕まった気がして不服ですが、まあいいでしょう。

そして次はツアーの予約をしに行きます。

日本からのウユニ塩湖ツアーに行く人は全く関係のない話なんですが、個人で行く人は90%くらいはここのツアーに参加するでしょう!

穂高ツアーです!

ここは事前に決めていたんですが、他の方も言うように
日本語がわかる+みんないい人+鏡張りに強い」という日本人には安心のツアーなんです!

このように、ツアーの種類もたくさんあり、僕たちの帰る時間や、ホテルの時間などを考慮して一緒に考えてくれます。

このおばあちゃんも最初は無愛想な感じがしたのですが話してみたらすごくいい人だった。

ちなみに

  1. 一日かけて「Day Tour」

  2. 日中のウユニ塩湖を楽しむ「Day Tour」

  3. 夕方発でサンセットと夜空を少し楽しむ「Sunset Tour」

  4. 深夜に出て、星空とサンライズを楽しむ「Sunrise Tour」

の四種類がありました。

僕たちは飛行機の遅延などの影響により、滞在日数が1日しかなかったので、せっかくなので「Day Tour」のツアーに参加します!

Day Tourの流れ

10時   穂高前に集合
11時   列車の墓場を観光
12時   鏡張りではないウユニ塩湖に到着
12時30分 塩のホテルでお昼ご飯
14時   鏡張りではないウユニ塩湖でトリック写真
16時   鏡張りのウユニ塩湖!!!
18時   日の入りのウユニ塩湖
19時   ウユニ塩湖出発
20時   解散

という感じでした。

なのでホテルで少し休憩し、10時に穂高に向かいました。

着いたときは不気味や雰囲気を感じたのですが、前言撤回ウユニは最高!
空が近いからかすごくいい天気で人もみな陽気で楽しいところです。

写真を撮ると、一人は必ず陽気なボリビア人がいます。
逆心霊写真みたいですね。

少し待っていると車がやってきます。
今回は車側に立っている赤いスカーフのピカゾさんがツアーのガイドをしてくれました。

メンバーは僕ら二人と日本人の女性二人、後は60歳くらいの日本人のおじいちゃんもいました。
日本人しかいないので不安な方も安心ですね。
ただ海外の人とも出会ってみたいという方はもしかしたら違うツアーの方がいいかもしれません。

そして進むこと1時間くらい…
列車の墓場につきました!

いやあいいところでしたね。
この列車意外はなにもなく、ただ遠くの方に山があるだけです。
それほどまでに壮大な景色に圧倒され、思わずうるっときてしまいました。

そして思わずヤッターマンみたいなこともしてしまいました。

その他にも色々なものがあり、いい思い出になりました。

そして次はお昼御飯です。
列車の墓場から車を走らせ、少しすると止まります

そこは塩でできたホテルでした。

本当に塩なのこれ?って感じでしたが多分塩です。いや絶対塩か普通。

そこでトイレ休憩をして、ご飯を食べます
ちなみにトイレはやばかったです
小便はできますが、大便はきついと思います

ツアー前に絶対トイレに行っておきましょう。
もし快便の方はオムツを付けていきましょう。

俺はどんなに汚いとこでもできるぜ!って方も列がかなりできていたのでそれどころではなさそうです。

そしてツアーを同行している方たちとご飯を頂きました。
どういうルートできたのか、何歳で何のために来ているのかなど。
色々な話が聞けてよかったです。

ご飯はラマのお肉とパラッパラのお米とジャガイモにソーセージでした。

ラマのお肉は美味しいけど、なかなかにしつこい味です。あとめちゃ硬い。
パラッパラのご飯は食べる前も食べた後もパラッパラだったなぁ…という感想以外は出てきませんでした。
ジャガイモは今までに食べたことないくらい美味かったです。なんで?
ソーセージも美味しかったです。

正直期待はしていませんでしたが全然美味しかったです!


そして次はトリック写真です!
穂高ツアーでは絶対にやってくれるやつなんですが、これがまた楽しい。

プリングルズの中に入ってみたり

ティラノサウルスに追いかけられてみたり
遠近法を利用したウユニならではの写真はいいですね。

60歳のおじいちゃんが中腰で遠近法の写真を撮っている写真で今でも笑えます。

そんなこんなで時刻は4時くらいになります。
ここで少し嫌な予感がしました。

天気が良すぎるのです。

天気がいいことの何がいけないかというと、ウユニ塩湖の水が蒸発してなくなってしまいます。
すると僕の死ぬほど見たい景色である鏡張りのウユニ塩湖が見れません。

どうしても不安になった僕はツアーガイドのピカゾに問います。

Can i see "Kagami bari"?

するとピカゾは

イメージ画像です

世界で一番低いGOODを見せてくれました。
本当に見れるのでしょうか…?

不安は加速しますが、次はとうとう鏡張りのウユニ塩湖です

車を走らせていると、少し水が溜まっている場所が増えてきます。
するとここでなんだかすごく不安になってきました。
鏡張りが見えないかもしれないことへの不安ではありません

僕は中学2年生からこの瞬間を追い求めてきました。
行き方を調べ、バイトで50万円貯めました。
その夢は、高校で出会った彼女と2人の夢になり、2人でただただこの瞬間のために頑張ってきたのです。

でももしこれを見て
「なんか思ってたより…」
と思ってしまったらどうしようと考えてしまいました。

どれだけ口で「綺麗だ」とか「来てよかった」と言ったとしても、心は騙せません。

もしそんなことを思ってしまったら、僕たちの夢は僕の心によって否定されます。
それがどうしても不安になったのです。

そう不安に駆られているときに、彼女が言います。

「やばい…!!!」

なんだろうと思い顔上げた瞬間、僕の頭の中はただ一文字

やべえ


だけでした。

生で見たい…

そう思い車を飛び出しました。

そして車から後ろに振り返ります。

やべえ


20歳になるんだから色々な表現が使えます。
でもこの景色にそんな言葉の装飾は不要です。

ただ一言

やべえ


それだけです。

それと同時に僕の考えていた不安は笑いになり、やがて涙が流れます。

ああそうか、僕は間違ってはいなかったんだな。
そう心が肯定してくれます。

母は言いました。
「人生を小説なんだよ。お母さんはまだ三章くらい
 今から調理師の免許を取るの。これが取れたら四章に突入できる」と。
その言葉が好きでした。

もし母の言う通り、人生が小説のようなものなら僕の人生の一章は
ここがオチなんだな
そう確信しました。

どこを見渡しても綺麗すぎて本当に涙が出ます。

僕は涙腺が閉まりすぎていて、生まれたときとスタンドバイミードラえもんを見たときでしか泣いたことがないのですが、さすがに涙が出ました。

ちなみにこれでもコンディションが悪い日だそうです。
風が弱く、前日までに雨が降っていて、当日は晴れ
そんな厳しい条件があるそうなんですが、今から行く方は安心してください。

この日は風が強く、前日どころか前一週間は大晴れ
それなのにこんなに綺麗でした。

つまりいつ行っても絶景ってことです。

どこを見ても本当に綺麗で、ただそこに立っているだけで目がウルウルします。
慢性的なドライアイも完治しました。

そしてやっぱりトリック写真も撮ります。
穂高ツアーに申し込んだ人は絶対にこのトリック写真を撮ります。

僕は行く前に色々な方のブログを参考にして予定を立てたのですが、ほぼ全員同じトリック写真を撮っていました。

正直、みんなと同じことをするのはあまり魅力的ではなかったんですが、やってみると楽しい。
それに自分写っているともなるともっと楽しい。

遊んでいると日が沈んできました。
日が沈んでいく瞬間もやっぱり綺麗。

日が沈んでくるといきなり冷え込むので上着は持って行っておきましょう。

時刻は19時、とうとう日も沈みウユニ塩湖との別れが来ます。
ただひたすらに綺麗だったウユニ塩湖とおさらばです。

本当にいいものが見れた。

僕はこの景色を若くしてみられて本当によかったと思います。
純粋な心でこの景色を見れてよかった。


もし海外旅行に行こうとしている人がいるならこれだけは覚えて帰ってほしいんですけど

絶対にトラブルは起きます

どれだけ用意していっても、完璧だと思っていても、絶対に予期せぬハプニングに遭遇します。

そしてもう一つ

諦めなければ絶対にトラブルは解決できます

どんなトラブルが起きても、絶対に解決できます。

僕はこの旅行で4回の大きなトラブルがありました。
しかし絶対に諦めなかった。
だからこの景色が見れたし、無事に帰れた。

なのでトラブルが起きたときはこの言葉を思い出してください。


以上、ウユニ塩湖旅行記でした。

見てくれてありがとうございました。



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