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歯医者さんでアレクサンダーテクニークを使う

アレクサンダーテクニークは日常の中も使えます。音楽家や表現者のものと思われている節もありますが、いつでも誰でも使えるもの。おはようからおやすみまで使えるんですよ。

今日は多くの方が苦手(だと思う)歯医者さんでアレクサンダーを使ってみようというお話です。

私も例にもれず歯医者さんは苦手でした。昔は動物病院に連れてこられた猫みたいに、完全フリーズしていました(笑)聞きたいことも聞けず言いたいことも言えず、とりあえず治療が済めばいいという感じでした。

ここ数年は「歯医者さんでもアレクサンダーを使えばいいんだ!」と気づき、かなり楽になりました。難易度の高いアレクサンダータイムという感じで、むしろ色々実験する面白い場になりました。


今日は先日歯のクリーニングに行った時のことを書いてみたいと思います。診察室に通され、椅子に座ると椅子を水平に倒されます、その時にしたことです。

・頭と脊椎(尾骨まで)身体全体・・指先、足先まで思い出す。全部繋がっていて、全部繊細に動けることに気づく。身体全部が椅子に任せられることに気づく

・腕を縮めて肩を狭くしていることに気づいたので、身体が恐怖を感じていることを認め、縮めるのをやめて背中〜肩が本来の長さになるようお願いしてみる

・口を開けるときに首の後ろが固まっていることに気づいたので、首の後ろをふわっとリリースする

・口を開けるときに、下アゴの動きから始める(いきなり頭蓋骨を大きく動かさなくても大丈夫)

・口の開け方をキープしようとアゴが固まっていたので、アゴの筋肉と首をふわっとリリースする

・治療の邪魔にならないように舌を動かさないようにしていることに気づいたので、「動かさないけど動かしてもいい」と考える

・「終わったらどこでおやつ食べようかな?」と考える(楽しいことを考えることで身体が緩む、時々レッスンでも提案される手法です)


今思い返すともっと色々できたな〜と思いましたが、今回はこんな感じです。

「怖い、嫌だ!」のかわりにATを使う。今回書いたことはATをやったことのない方でもできると思います。歯医者さんはもちろん、苦手な場面に出会ったら、ぜひ実験のつもりで試してみてください。



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