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「教わった練習方法を使ってみたくてワクワクが止まらず、その場で帰って練習したくなってしまいました」グループレッスンご感想・3/3


AT――――――――――
グループレッスン初めの近況報告コーナーでは、先月参加した演奏会の感想をお話しさせていただきました。

今回の演奏会は役割的にプレッシャーが多く、自分なりに緊張対策していたのですが本番の1~2週前から落ち着かず、起こるかわからない失敗を想像してしまったりとそわそわした日々を過ごしていました。

直前のレッスンで先生に幾つかの緊張対策アドバイスをいただきましたが、一番大きかったのが「今自分がここに居ない」ことを自覚できたことです。

心配事を「先のことを考えること」で回避していたつもりだったのですが、先生に引き戻していただいたおかげで「今自分がやること」がわかって気持ちが落ち着きました。

結果、その日のお昼から食事が美味しく感じたり、顔色が良くなったりと色々な効果があったのですが、演奏会前日のリハーサルから落ち着いて演奏に集中できました。

本番当日も指揮や客席も自然と目に入り、「こう演奏したい」ができたばかりではなく、多少のミスも秒で忘れられたり、常に音楽の中にいられて満足いく結果が得られたと思います。

「自分が今ここにいること」を自覚するのって大事ですね。

他の参加者の方も同日別の本番だったのですが、やはり当日は満足いく結果だったそうです。こういった嬉しい結果を報告し合えるのも楽しいですね!

グループレッスン&個人レッスンの積み重ねで、着実にできることが増えた実感が得られて嬉しいです。


ATーーーーーーーー
今回のATのテーマは「歩く」でしたが、ただ歩くだけなのに色々なことが体験できました。

歩く時にATの基本を取り入れてみるだけで、体が軽く感じたことも驚きですが、そこに「目」をどう使うかも加わった変化も体験できました。

歩く時に「好きなものに向かって歩くイメージ」を加えるだけでさらに軽やかな足取りになったのも面白かったです。その時に自分では気づかなかったのですが、周りで見ていた方から「下ばかり見て歩いていたのに視線が上向いた」と感想をいただきました。好きなものに向かうイメージで歩くと首も腰もとても楽に感じました。

また、「自分の下半身が乗り物で、それに乗って移動するイメージ」で歩くという実験では、自分の体がスルスルと自動で前に進んでいくような感覚がありました。

他の方の実践で、リュックの肩紐の長さを変えることで歩くフォームが変わって楽そうに変化したのを見られたのも良かったです。

向かい風を味方につけて利用する発想も目から鱗でした。


CLA――――――――――――
今回は「色々なキーの使い方」がテーマだったので、半音階中の細いキーの扱いが苦手な私はそれを見ていただきました。

参加者の前で吹いてみたところ、全然指が回らず、個人で練習していた時はそこまでではなかったのにと不思議に思いました。
先生にみていただいた結果、指がまわらない理由が頭と指が繋がっていなかったことだとわかりました。

そこで、ゆっくり練習する様子をみていただいてさらにわかったのが、「ゆっくり練習しているつもりが、全然ゆっくりでなかった」という点です。

無意識のうちに早くしてしまい、結果頭と「指がつながらないのに吹けたつもり→実はできていない」の無限ループに陥っていたことがわかりました。

それにプラスして、「その吹き方を人に教えてみる」ことでさらに理解が深まると聞いて、隣の方に教えさせていただいた結果、頭の回路がつながった感覚が得られました。
その状態で半音階を吹いたところ、細いキーも自然に使えて指がスムーズになった上に、一音一音の鳴りがとても良くなりました。

なんだか凄い事を教えていただいて得した気分だったのですが、他にも吹けないフレーズにこの練習方法を使ってみたくてワクワクが止まらず、その場で帰って練習したくなってしまいました(笑)

最後に少し時間が余ったのですが、先生の提案で「参加者同士の課題を交換して吹いてみよう」というのも新鮮で面白かったです。

今回も和気藹々&楽しく充実のグループレッスンをありがとうございました。



ありがとうございました!自分に居続けながらのゆっくり練習、習慣にしてどんどん上達してもらいたいなと思います。また一緒に練習しましょう。

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