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吹奏楽をやると本当に音が荒れるのか?

「吹奏楽をやってると音が荒れる」

時々言われることですが、実際はどうなんでしょうか?

私も中学高校時代、吹奏楽をやっていましたが、音大受験を決めた時に師匠に相談したところ「音が荒れるから、できればやめた方が良い」と言われました。

せっかく入った部活なのに・・と思いましたが、当時の部活は受験に対する理解がなく、体力的にも続けるのが大変だったのでやめることにしました。

そもそもなぜ吹奏楽をやっていると、音が荒れると言われるのでしょうか?いくつか理由は考えられます。



1.練習場所の問題

設備の整った音大並みの環境なら別ですが、部活や楽団では誰かの音が聴こえる中で個人練習をするのが普通なのではと思います。

私も部活では1教室に5〜6人で練習していました。細かいところが全然聴こえないな〜と思っていました。

自分の音が聴こえない、聴こえていても細かいところがわからないという状況で練習していると、音は荒れてしまいます。聴こえないと改善できないので、荒れてしまうのは当然とも言えます。

自分の音がよく聴こえる自宅や、スタジオでの練習がメインなら良いと思います。静かな場所で練習すると改善点が沢山聴こえてきます。リードの調子も良くわかります。色々気づけると改善できるので、音が荒れることも少ないのではと思います。

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