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i-Keyの実相2〜私の見ている合気の世界【後編】〜

私が合気の研究過程で、オーラと思われるものの他にそれより一回り大きい「透明な存在」を感じ、ある意味でそれを見ることが出来るようになった経緯については前回書いた通りです。今回はその「透明な存在」について、詳しく書いてみたいと思います。(2020/1/26 noteテストの目的もあり、一部有料化しました)

人の階層構造

今回、この「透明の存在」がただ"そこにある"ことが感じられる状態を便宜的に「観じる」と表現したいと思います。そしてその視点で捉えると、人は3層構造に観じられます。

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1層目は「肉体」です。これは肉眼で見たままの形状となります。2層目は、肉体から5〜10cm程度外周に見える陽炎のような空間のゆらぎの層です。この層はおそらく「オーラ」と呼ばれるものと思われます。そして3層目が、2層目の外周に通常30cm〜1mくらいの範囲でグラデーション状に拡がっている「透明な存在」の層で、この層は2層目のような空間のゆらぎのようなものは見えず、ただ「在ることが感じられる」だけです。

2層目については、研究過程であまり合気に関係がないことが分かったため、本稿では3層目の「透明な存在」に絞って書いていきます。

「透明な存在」の特徴

まずこの「透明な存在」は、ボジティブな意識によって上方に、ネガティブな意識によって下方にずれるという特徴を持っています。そして、2人向かい合った状態でお互いの「透明な存在」が同じような位置関係になった場合、1層目の「肉体」にダイナミックな現象が起きます。

具体的には、"座って向かい合った二人がお互いの「透明な存在」を同じ高さに上げたとき、肘を上げられた側の人が自分の意思に関係なく立ち上がる"というものです。

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この"自分の意思に関係なく立ち上がる"という現象を引き起こす原理の存在が、合気を使う武術を不思議なものにしている要因の一つだと考えられます。そしてこの原理が働くとき、人は完全に自分の肉体や思考・意思を超えた原理に支配された状態になります。

肉体や思考・意思を超えた存在に抵抗をやめる

肉体が自分の意思に関係なく動く、または動かないという現象を実際に体験すると、最初は信じられず、あらゆる抵抗を試みます。しかしやがて万策尽きると、信じるしかないという状態になります。

このように「透明な存在」の作用に抗うことをやめると、今度は肉体が不思議な原理で動かされることに気持ち良さを感じるようになります。そして、このような気持ち良さに心身が慣れると、合気の原理の技が掛かりやすくなり、他者からはヤラセのように見える状態になります。

「透明な存在」の危険な状態

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