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最近の「パッケージの役割」について考えてみた

パッケージの役割を考える

こんにちは!
フジプラスコンタクトセンターのとっかりです。

本日8/5は「ハコの日」。
紙器業界の技術の向上と、紙箱の良さをPRするために、東京紙器工業組合が8(ハ)5(コ)の語呂合わせで制定した記念日です。

ハコにも色々種類がありますが

そんなハコの日にちなんで今回は、私たちの身近な存在である「パッケージ」について、その役割や効果とは何かをあらためて考えてみました。


①中身を保護する/品質を保つ

何よりも大事なパッケージの役割とは、中身が変化しないように守り、その品質を保つこと。

流通の過程や店頭に並べる際に、つぶれたり傷ついたり壊れたりしないように保護することは非常に重要です。また最近はコロナ禍で通販需要が伸びたことで、より商品保護の重要性が大きくなりましたよね。


②商品の基本情報を伝える

「これは何の商品なのか」「どうやって使うのか」「どうやって保存するのか」「(食品なら)何味なのか」などなど、商品に関する基本的な情報を伝えるという役割もまた大切です。
野菜や果物などパッと見て判断がつくものならともかく、商品がむき出しだったり、何も書かれていない袋や箱に入って売られていたら、ちょっと購入を躊躇しませんか?

情報がわからない商品は不安

特に食品や医薬品においては、中身に関する情報の表示義務が課せられています(食品なら原産地、賞味期限または消費期限、原材料名など。医療用医薬品なら用法用量など)。
商品情報を伝えられる媒体であるパッケージは、消費者の安心を守るという面でも重要な役割を果たしているでしょう。


③商品のブランド価値を伝える

パッケージは商品の「顔」であり、その商品ないしはメーカー自体のブランド価値を伝えるものです。ネーミングやコピー、ロゴ、色づかい、レイアウト、統一感、形状といったあらゆる要素の寄せ集めであるパッケージデザインは、ブランドの「らしさ」そのものを表します

パッケージは、店頭で真っ先に消費者の目に入り、その商品に対する第一印象を決めるもの。ブランドの価値を適切にパッケージに落とし込んで演出することで、ブランドに対する世間からのイメージが創られ、さらなる価値醸成へとつながるのです。


時代による変化

①~③の役割はいずれも欠かせない要素ですが、昨今においては特に③の重要性が高まってきているように感じます。

「パケ買い」という言葉があるように、ブランドの価値や世界観が飛び抜けて良く伝わるパッケージなら、中身やメーカーのことをよく知らない人でもその商品に惹かれて購入してくれるということがあります。
最近は、心惹かれるものを写真や動画におさめてSNSでシェアする文化が一般的になったこともあり、パッケージデザインが"バズって"商品が売れるという現象がたびたび起こっていますよね。

その商品の良さや価値とはもちろん中身ありきで決まるものではありますが、いくら中身が良くてもパッケージで損をしている、ということが起こらないように、パッケージがもつ役割を正しく理解して活用することが大切でしょう。


「パッケージ展2022」に行って感じたこと

本日、大阪産業創造館で開催された「パッケージ展2022」に行ってまいりました!ハコの日を狙ったのでしょうか?😉

遠くからでも目を惹くビジュアルです

「パッケージ」と一口に言っても種類はさまざま。
紙の貼り箱、段ボール、プラスチック箱、紙筒などなど、あらゆる姿形のものが展示されていましたが、

そんなたくさんの企業が集まる中でも、共通してよく目にしたのが
ブランディング」と「環境配慮」という2つのキーワードでした。

ものづくりにおいて、環境にやさしい素材やリサイクル可能な素材を使用する等といった取り組みもまた、その企業のブランド価値に関わるもの。

これからの時代、商品の顔たるパッケージがブランディングを左右する要素になることは、やはり間違いなさそうです。


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その他にも、デジタル印刷によるパッケージの多品種小ロット生産で実現できることをこちらの記事で解説していますので、ぜひご参考ください。



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