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ルーテル市ヶ谷ホール「オケマンの室内楽」と映画「言えない秘密」
先日、ルーテル市ヶ谷ホールにて室内楽を聴いてきました。
このホールは市ヶ谷駅から徒歩一分にある日本福音ルーテル教会の会堂で、普段のお祈りの場が演奏会場となっています。
コンサートのタイトルは「オケマンの室内楽!名曲に憧れて」、 出演はN響メンバー1名と、都響メンバー3名によるカルテットで、プログラムはモーツァルトの弦楽四重奏曲第18番とベートーヴェンの弦楽四重奏曲第8番。
普段オーケストラとして活動しているからなのか4名は気高く、つつましく、連携良く、協調性があり、トークもよどみなく「ソリスト系の方々による室内楽とはまた違う、オケマンによる室内楽を楽しんでください」という演奏を満喫しました。
そして、アンコール。
オーケストラのレパートリーからベートーヴェンの交響曲第1番の第4楽章を「それぞれのパートを1人ずつで演奏します」と言い4名で演奏します。オーケストラで奏でられた場合には音の厚みがあって聴き取れない各パートの細かい部分が、くっきり、はっきりと聴き取れました。
交響曲をカルテットで演奏するという試み、とても良かったです。
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次に、
私事ですが、もっかピアノを習うための準備を進めている最中です。とはいうものの60過ぎの男性の初心者を受け入れてくださるピアノ教室などあるのでしょうか? 期待せず、あせらずに探してゆこうと思います。
というわけで、noteでもおなじみのピティナ(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)にも私を受け入れていただける教室がないかと調べていたところ、教室とはべつに、ピティナが映画を宣伝していることを知りまして、
その映画では「本編を彩るショパン楽曲」として、エチュード「黒鍵」op.10-5、エチュード「木枯らし」op.25-11、ワルツ7番op.64-2、華麗なる大円舞曲op.18、ノクターン1番op.9-1などの曲が使われているそうで、早速、映画を見に行き確かめてきました。
映画の舞台は音大、ピアノを専攻している留学帰りの湊人(京本大我さん)と雪乃(古川琴音さん)の出会いから始まる物語です。
父子家庭の湊人と母子家庭の雪乃が出会うところから、付き合うのか否か、音楽の道を目指すのかやめるのか、音大の授業や催しを交え、ショパンの名曲とともに話が進んで行きます。
そんな中、雪乃の振る舞い、言動に違和感がただよいます。聞いた質問に対して「ひみつ」とか、「スマホを持っていない」とか、そういった秘密や違和感の謎がほぼすべてラストで明かされます。
泣けました、いい映画ですね。
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話をルーテル市ヶ谷ホールに戻して、
オケマンの室内楽を演奏された4名のうち、2名は藝大卒、2名は桐朋学園卒なので「言えない秘密」で描写されていた音大の(重要なことを学ぶとはいえ)退屈そうな授業やプロ顔負けの演奏技術を行使した余興としての演奏会などを経験して、今の姿となっているのでしょう。
おごそかな会場での、いいコンサートでした。
読んでいただき、ありがとうございます。
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