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山梨へ

訃報があり、山梨へお別れの挨拶に行ってきた。

亡くなったのは山梨県内で行う大会運営の際にコーディネーターとして活躍された方で、僕もいくつかの大会で大変お世話になった。現在山梨県内で開催されているトレイルランニング大会の大半を作ったといっても過言ではない。表には見えないけれど、大変功績の大きな方だ。

1ヶ月ほど前に電話でやりとりをしたのが最後だ。
本当に残念でならない。

きっかけ

初めてご一緒したのは10年近く前。僕はイベントのゲストのような形で、その方はコーディネーターとして町と主催者、そして参加者の繋ぎ役をしていらした。イベントは日曜だったが、前夜に交流会があり、そこでお話をさせていただいたのが最初のご縁だったと思う。

その方は山梨県の地域振興に大変熱心で、僕だけでなく来訪した人々に熱心に話しかけていらした。この姿勢はご一緒したすべての機会で変わることはなかった。

真のコーディネーター

数年後、山梨県内で新規にトレイルランの大会を立ち上げることになった。僕は長野県富士見町で大会運営に関わっていたこと、会場が隣接する地域だったことなどで白羽の矢が立って引き受けることになった。

とはいえ、大会運営をするには現地との折衝やコース設定などなど地元で調整してくださる方が欠かせない。そして、その調整役次第で地元の受け入れ体制や理解は全く変わる。

その方はまさにそうした事に大変長けていらした。その大会では僕はプロデューサーという肩書きであったが、地元の方からすれば、その方あってこその大会だと誰もが思っていただろう。だから正直この肩書きはこそばゆかったが、その方からプロデューサーをやってほしいとお願いされたので出来る限りのことをして、一緒に大会を、地域を盛り上げる努力をした。

なお、この大会は僕とその方が中心になって動いたのは最初の数年で、今は別の方がプロデューサーをなさっている。

大会運営における共通の思い

その方は地域振興に大変熱心だった。僕はフィールドをお借りする以上、参加者の皆さんにもフィールドのファンになってほしいと思っている。なので、大会前日にイベントを設けることが多い。必須でなく、参加したいなと思ってもらえるものを作るようにしている。

武田の杜で行うジュニアトレイルでは前日のキャンプファイヤーとBBQ、富士川町で行うゆずの里ラン&ウォークでは交流会と題して利き酒の飲み比べや地元のグルメを楽しんでいただくといった具合だ。

方向性が一致しているので、僕のアイデアにも理解を示してくださったし、それぞれの得意なものを持ち寄って良いイベントを作ろうと一緒に活動をするのは楽しかった。

山梨ジュニアトレイルラン

イベントに対する思いが近いこともあって、ジュニアトレイルを山梨県でも開催したいと話した際には積極的にサポートしてくださり、フィールドの確保のための折衝その他ここでも大いに助けていただいた。

山梨ジュニアトレイルランは、今年は残念ながら中止にしたもののジュニアトレイルでも1、2を争う人気大会でレースだけでなく、前日のキャンプファイヤーとキャンプサイトは毎回満員となり、参加者からはもちろん会場からも大変評判の良い大会である。

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ゆずの里絶景ラン&ウォーク

富士川町の町制施行5周年行事として始まった町おこしイベント。

町をあげてのイベントで、コース上の各地区ではエイドステーションを設け、前日の交流会の利き酒と合わせて、地元の名物が多数振る舞われる。レースに出に来たのか、食べに来たのか?いい意味で大変ゆるくそして温かいイベントだ。

ホスピタリティの素晴らしさから参加者の満足度は大変高くリピーターの多い大会で、町の皆さんの努力がベースにあるが、大会開催に向けて事前に各地区にアドバイスに回っていたその思いがあってこそだと思う。

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牛奥のワイン

大会前夜、必ず差し入れがある。

牛奥のワインという一升瓶だ。これを一晩で空けるのが無言の約束のようになっている。大会の成功を祈願しながらありがたくいただく。

おかげでだいぶ酒に強くなった。

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これからも僕は地域や参加者の皆さんに喜んでいただける企画運営をしていく。

どうか見守ってください。


今後の予定 *いずれもエントリー受付中!

12/1(火)~開催中 Happy Holiday Run Online Challenge
*1月スタート分のエントリー受付中!
1/31(日)ジュニアトレイルラン横須賀田浦大会
*未就学、小学1〜3年生の部は定員締め切り済みです。
4/14(日)第6回KANAGAWA Jr TRAILRUN in 逗子・神武寺


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