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太陽と月とポケモンと

 ポケモンについて調べていこうという活動の一環、というわけでもないが、今、テレビアニメの「サン&ムーン」で見逃しっぱなしにしていたお話を鑑賞している。

 というのも、リアルタイムか録画で「サン&ムーン」を観ていた頃、huluからNetflixに変え、「どのみちNetflixで配信されるだろう」と思い、観ていなかった時期が一定期間あったのだが、55話以降からのお話が配信されなくなり、いつの間にか消えていたことがある。
 途中からまた観るようになり、最終回まで観ることはできたのだが、間の20話ぐらいを見逃したまま、続けて新無印を鑑賞することとなってしまった。

 今それを鑑賞できているのは、妹がPS4を購入し、Amazonプライムを登録してくれたおかげである。
 Amazonプライムでは現在、今までのポケモンのテレビシリーズが、現在の新無印の最新話まで、全て配信されており、最近まで新無印も、22話以降見逃してばかりいた僕としても、非常に助かっている。
 妹には感謝せねばなるまい。

 さて、そんな感じで観ている「サン&ムーン」だが、ネットではいろんなことを言われたあのキャラクターデザインも含め、個人的にはかなり好きな作品である。

 アローラ地方に来たサトシが、旅をしながらジム戦に挑むというスタイルではなく、ポケモンスクールに通いながら、校外学習の一環で別の島に行き、しまキングやしまクイーンとバトルする「大試練」に挑むというスタイルになった。
 そのため、一話限りで登場しなくなるキャラクターというのがあまりおらず、物語全体のまとまりが良く、サトシや仲間たち個々人の内面を掘り下げた話は感動的だし、ギャグに振り切った話では、盛大に笑うことができる。
 彼らのキャラクターデザインに関しても、物語の雰囲気によく合っているし、今までのシリーズにはあまりない、手描きアニメとして面白い演出が数えきれないほどあった。それでもバトルシーンやZわざを放つシーンはかっこよく、迫力も満点だ。
 これこそ、CGで作るのが当たり前の時代に、手書きでアニメを作る「意味」がある作品だと言えるだろう。

 そういった理由で、僕はこの「サン&ムーン」が、今のところ、ポケモンのテレビアニメシリーズの中で一番好きなシリーズであり、僕が子供向けアニメを作ることがあれば、是非ともお手本にしたい作品の一つである。

 皆さんも是非「サン&ムーン」をAmazonプライムなどで観てもらいたいとともに、現在放送中の新無印がそれを超える作品になるよう、心から願っている。

 

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