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アクタージュを読んだサラッとした感想

(ネタバレはほぼなし。大体1巻冒頭で得られる情報だけを載せています)

アクタージュ[act-age]

最近知って1巻から最新12巻まで一気読みしちゃいました。1日で。

すっごいざっくりあらすじを話しますと。

主人公の夜凪景(よなぎ・けい)が秘める天才的な演技の才能を鬼才監督が開花させていく…というお話です。

ただ、才能には代償が。

演じる役に自身を落とし込みすぎるが故に、自他の境界が曖昧になってしまう。

つまりは本当に「自分がそのキャラクターである」と思い込んでしまうことがあるのです。

また、自分が体験したことのない感情を含むシーンになると演技がほとんどできなくなってしまうことも。

天才的な才能を生かすために、致命的な弱点をどう克服していくか…というその過程も見どころ。

他にも「天使」と呼ばれる国民的天才女優と共演したり、バトルすることになったり。

複雑な家庭環境と彼女の人格形成の過程が少しずつ明らかになっていったり。

「売り物としての演技」とか「表現としての演技」とかの価値観のぶつかり合いがあったり…なんというかとても引き込まれるお話です。

何か一つのことに本気で取り組む姿勢とか、感化されるところも多いです。

キャラクターもみんな魅力的で、誰を主役にしてもストーリーが書けそうなくらい特徴的。

シリアスな内容であるようで、ギャグ要素もあり読みやすいのも高評価です。

こうやってマンガを一気読みしたのも結構久しい気がします。

皆さんも興味があればぜひ。


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