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これが?! ドロップテーブル の 特許【J.C.トムソン 1960年】; 図面あり



 今回は、

ドロップテクニック(トムソンテクニック)で 有名な

ジョセフ・クレイ・トムソンが開発した

ドロップ機能付きカイロプラクティック・テーブル

パテント(特許)を紹介したいと思います。(図1参照)



 このパテントは、

1956年の4月11日特許庁に提出され、1960年の3月1日パテントを取得しています。



 みなさんもご存知の通り、カイロプラクティック界に画期的な革命を起こしたトムソンテーブルですが、

パテントにみるその当初の目的と概要を紐解くことにより、

現在のドロップテーブルを使用したテクニックについて、改めて何かを感じることができるのではないかと思い、

今回紹介させていただくことにしました。



 なお、ドロップ機構等の詳細なメカニックについては、ここでは図面掲載のみとさせていただき、その内容は省略させていただきます。(図2参照)



 また、パテントの文章構成は特殊である為、ある程度読み易いように監訳していますことをご了承ください。

 


画像3

ジョセフ・クレイ・トムソン (1909 - 1995)






J.C.トムソン

カイロプラクティック・テーブル

パテント( 特許 )



≪No.2926660 ~ 1960年 ~≫






 
 今回、ここに示す私(J.C.トムソン)の発明は、

カイロプラクティック・アジャストメント(カイロプラクティックでの身体調整)における「改良されたプロセス」と、脊柱上の腰部や骨盤部に対して行われるカイロプラクティック・アジャストメントに用いる「改良されたベンチまたはテーブル」

に関するものです。



 発明の目的は、

カイロプラクティック・アジャストメント(以下アジャストメント)に伴う痛さを除いたり、大きく軽減する為の、改良されたアジャストメントのプロセスを実現することです。




 まず、改良されたテーブルは、

この改良された機能により、アジャストメントを容易にすることができ、リコイル(跳ね返り動作を利用する素早いスピードのあるカイロプラクティック・テクニック)の動作を補助することができます。



 また、オーバー・アジャストメント(過度の調整)を防ぐこともできます。



 そして、施術時の患者の体勢は、基本的には腹臥位にて行いますので、施術者のアジャストメントの為に要する運動量とスペースを少なくすることができますし、現在使用されている従来のテーブルより、施術者のアジャストメントに用いる力を大幅に小さくすることもできます。


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