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きっかけは、木の・・・

9月最初の日曜日は出店でした。  7月末から、ひと月ぶりの出店。

昨日は暑さが厳しい一日だったと知ったのは、夜になってから。
出店場所は大きな木があちこちにあり、一日中、木陰の下で
時折吹く心地良い風に守られ、思いがけなく9月早々とは思えない
気持ちの良い一日になりました。木々さまさま。

木の中には、時々、人の名前と同様に思われる様なものがあります。

ここ里山にある木。これも同様。
秋の終盤、11月頃に小さくとも美しい真っ赤な実をつける木。
その名は[まゆみ]

以前、この[まゆみ]の木から生まれたマグカップを販売している時に
お客様から・・・
『私と同じ名前です。私は[まゆみ]。父が植木に関わる仕事をしていて
私に[まゆみ]と名付けました。』というお話を伺った覚えがあります。

昨日、この秋初めてのマグカップの旅立ちがありました。
嬉しいご縁。 このご縁のきっかけがやはり[木の名前]でした。     詳細は個人情報に関わってしまう可能性がありますので割愛をさせて   下さいね。

年がら年中いつでも丹精を込めて作品作りをしています。
それでも出来上がった作品が、どなたかのお眼鏡に叶い旅立って行けるか
否か、それは作品へ込めた気持ちだけで、どうにかなるものでは・・・  ありません。

ですから
自身が手がけた作品を気に入って下さる方と出会え、それを欲しいと
望んで頂ける・・・機会があったなら、それはもう作者冥利に尽きる
と言っても、決して過言な事ではありません。 

9月。秋の最初の出店で、とても良いご縁がありました事、それを
心から嬉しく思い出しつつ、まだまだ暑さが和らぐ気配の無い
里山の木工小屋で、今日もまたコツコツとマグカップを作っていました。