見出し画像

久しぶりの豪雨のあとで

先日の出店は2日間。1日目は暑さが厳しく、2日目は朝から悪天候の予報が出ており、いつ降り出すのかいつ雨が落ちて来てもおかしくは無いような危うさを帯びた空模様の中、朝から予想以上に来場者が多く賑わいがあり、午後に入ってからまもなく、とうとう雨が落ちて来て、もはやこれまでという程の豪雨となってしまい
ました。

ここへ行きたい、ここへ出店をしたい、そう望んだところでそれが叶わない機会も
少なくはありません。望みが叶い、いざ出店へと至っても天候に恵まれず
あえなく撤退ということも、かつてはありました。今回の出店は久しぶりの
とてつもない豪雨の中での撤収となり文字通りのずぶ濡れ、帰路の車の中では
暖房を焚き続け、それでも帰宅をするまでに濡れた服が乾き切ることは無く
雨の凄さを久方ぶりにひしひしと感じ、また翌日には、更に濡れてしまった数々の
装備の手当てに多くの時間を費やしました。

でも頭の片隅にほのかに温かく残っているのは、今回の出店で出会うことの出来た私の作品をお手元へと望んで下さった様々な皆様とのご縁。いつもいつも
これほどまでに嬉しくありがたいことは無いとそう思えてならないのは、対価を
頂戴している自分へ向かって、作品を手にお帰りになられる皆様がほとんど一様に
『大切にさせていただきます。』と、そう言葉を掛けて下さることです。

作品、その実物を、ご自分の目で確かめ、ご自分の手でその価値を見極め、作品の作り手である私との対話までを楽しみに、お忙しい中を会場へとわざわざ遠方から足を運んでくださる方とのご縁を大切に、今後も尚一層、真摯に努めてゆこうと
そう思うばかり。きっと皆様に楽しんで頂けるものを発信してゆけるように、また日々コツコツと制作に励んでゆきたいと存じます。