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雨ニモマケズ、風ニモマケズ… ただ自分の好きなことを、淡々と。

初めましての方から、お久しぶりの方まで。どうもVCなりたいマンです。キティちゃんからアーニャにアイコンを変えてみました。この顔大好き。

今日は少し真面目なお話を。

現在、私が進めているビジネスアイデア売買プラットフォーム「StoKee」について。何を目的としてやっているの?だったり、どういう風にやっていくの?だったり…自社サービス語りをしていこうかと思います。ちなみに、StoKeeは、ストッキーやストッケではなく、ストーキーと読みます。

StoKeeが目指すゴール

弊社サービスStoKeeロゴ。結構気に入ってる。

StoKeeのゴールは「スタートアップの中で“ハク”となる存在になる」こと。
“ハクとなる存在”とは、ここでは、事業立ち上げ(ゼロイチ)の信用がある状態であり、ヒト・モノ・カネを動かす信用に足る存在を示します。

もっと具体的にいうと、

『StoKeeにあるアイデアは信用があるから実際にやってみたい』とヒトが現れ、
『StoKeeから生まれた起業家は信用があるから出資したい』とカネが動き、
『StoKeeから立ち上がった会社は信用があるから関わりたい』とモノ(者)が集まる状態。

かっこよくいうと、何かしらのアクションを起こすときや何かしらをジャッジするときに、“StoKee”という名前がネームバリューとなる状態にするということです。

「そんなことしなくても、君が事業で成功して界隈で影響力を持ったり、ベンチャーキャピタルを設立したらいいんじゃないの?」

という声が聞こえてきそうですが、それでも私はStoKeeを通じて先述したゴールを目指します。

スマホといえばやっぱりiPhoneだよね。
自動車といえばトヨタだよね。

というように、私は「自分が死んでしまった後も“ハクであり続ける”存在」を作りたい。ここでは、「何かを始めるならStoKeeだよね」という塩梅。結果、自分自身の成功も、ベンチャーキャピタルの設立も、手段であってゴールではない。そう思いました。(大きく出た!)

だからこそ、アイデアを中心に、ユーザー同士でコミュニケーションが取ることができ、アイデアに関心の高いユーザーが集まることができ、サービスの誕生から少しずつ大きくなっていく軌跡をリアルタイムで見ることができる…

事業立ち上げの過程に多くの人がオープンに関われる空間、自分がいなくてもアイデアやサービスが生まれる空間、何かに挑戦するならStoKeeを使ったら良いよねという空間を目指して、「StoKee」を運営しています。


これからStoKee、どうするの?

「で、結局のところは?」って顔。

さて、ここからは、どういう風にStoKeeを運営していくのか、スタートアップ界隈の中で“ハク”となる存在のために何をしていくのかをお話ししていきたいと思います。

これより下で述べている3つの“ハク”については、互いに作用している関係なので、常に共存、同時に積み上げていくものと考えてください。

※ ビジネスアイデア売買プラットフォーム「StoKee」とは

他の人のアイデアを読むのって楽しいですよね。

「StoKee」は、日常生活で思いついたアイデアを投稿したり、他ユーザーのアイデアを購入して読んだり、アイデアに対してコメントができる、ビジネスアイデア売買プラットフォームです。
※現在はβ版のため無料で閲覧・利用できます。



1. 「StoKeeにあるアイデアは信用がある」 という “ハク”

信用=いけるかも!の安心があればプレイヤーも増える


ここでいう“信用のあるビジネスアイデア”とは、「絶対に成功しますよ」というように成功を担保するものではなく「やってみよう!」とプレイヤー(起業家)が実際に動き出すことができるアイデアを指します。
※ここでいう信用は、ある種の安心や、勇気といった具合です

鶏卵ですが、StoKee内でユーザーも運営も含めて全員でアイデアに対してコメントでブラッシュアップしていく=アイデアの実現可能性を上げていくと同時に、「実際にやってみた」というプレイヤーの存在を一人、二人と…輩出していくことで、“StoKeeにあるアイデアは信用がある”というハクをつけていきます。



\その不安、StoKeeが払拭しよう/

面白いアイデアを考えたとしても、実際に行動に移す人はほとんどいません。それは、漠然とした不安があったり、自信がなかったりと、根底のところは心理的側面に起因していると考えます。

StoKeeには今、アイデアを定期的に投稿する人、興味のあるアイデアに積極的にコメントを残す人、そして、自分の考えたアイデアを事業化したい人が集まってきています。

ポッと浮かんだアイデアから、渾身のアイデアまで、まずはStoKeeに書き認めてみる。そして、アイデアに関心のあるユーザーからコメントを集めていく__ 共感のコメントだったり、「似たようなサービスあるよ」と教えてくれるコメントだったり、「こういうビジネスモデルも良いんじゃないかな?」という発展のコメントだったり___ 規模は小さいですが、実際にStoKee上では壁打ちが行われています。

ちょっと気になった方はぜひ覗いてみて下さい。
>StoKeeサイトはこちら

いずれは、仮説検証をやってみたり、ユーザー獲得につながったり…そんな妄想も膨らみます。箸休めのサービス紹介でした。




2. 「StoKeeから生まれた起業家は信用がある」 という “ハク”

起業家の信用は、結果よりも過程/歩みだと思う

“信用できるアイデア”が存在することで、プレイヤー=起業家も集まってくると、私は考えます。では、次に「StoKeeから生まれた起業家は信用がある」 という “ハク”について。

ここでいう“信用のある起業家”とは、「結果を残した起業家」というより「やりきるガッツを持っている起業家」を指します。

StoKeeのアイデアで事業をスタートさせたプレイヤーが、現在進行形で「何をしているか?」という進捗状況や、失敗しながらも少しずつ成功体験を重ねていく過程を発信することで、“StoKeeから生まれた起業家は信用がある”というハクをつけていきます。
※ここでいう成功体験は、上場やM&Aといった会社の最終結果ではなく、事業を立ち上げ前やそれ以降の行動全てを指しています

ただし、この発信の役割は、StoKeeのユーザー向けでもあります。つまり、事業を立ち上げたプレイヤーだけでなく、アイデアに対してコメントを残したユーザーに、StoKee内で生まれた起業家・サービスがどうなっているのか?という現状報告も兼ねています。

起業はチーム戦、だからこそ、私は、StoKeeを通じて、この世に誕生したサービスやプロダクトに少しでも関わる人を増やして、他人事ではなく自分事化してもらいたい

1人、2人と、広義的な意味合いでの仲間を作っていくことで、StoKeeの「事業立ち上げ」としてのコミュニティ感が強まり、結果として起業家の信用につながると考えています。

そして、StoKeeとしては、プラットフォーム運営にとどまらず、実際にアイデアを形にしていくプレイヤーに対してお金の面でも支援できるように、自社でファンドを立ち上げ出資を行います。



3. 「StoKeeから立ち上がった会社は信用がある」 という “ハク”

会社の信用にも成長にも“後ろ盾”は必要

“信用できる起業家”が存在することで、支援したい投資家も集まってくると、私は考えます。では、次に「StoKeeから立ち上がった会社は信用がある」 という “ハク”について。

自社サービス語りも最終局面を迎えました。

ここでいう“信用のある会社”とは、絶対に成功する会社ということではなく、起業家にとって最良の後ろ盾がいる会社を指します。具体的には、スタートアップ界隈でも定評のある投資家が出資している会社のこと。

起業家自身が、やりたいことに全力で取り組める環境=強力なサポーターがついている会社を増やしていくことで、“StoKeeから立ち上がった会社は信用がある”というハクをつけていきます。
※ここでいうサポーターは、具体的にいうとベンチャーキャピタル・投資家のことです

なんで会社の信用に投資家?
どの世界にも、善人がいれば悪人もいるので、スタートアップ界隈に限ったことではありませんが、やはり「良い投資家」もいれば「悪い投資家」もいます。そして、その“悪い”の基準は、起業家に圧倒的不利な内容で契約を交わすという極悪非道タイプから、お金があるからとりあえず出資活動をするなんちゃってVCまでさまざま。

起業家当人であれば、自分もしくは知り合い伝でベンチャーキャピタル・投資業界の事実を知ることができる、会社の社員ないしこれから入社してくる人は知り得ることができない。しかし、会社で働く人にとって、その会社が今後どうなっていくかは最も気になるところ。そして、会社の命運の一片を少なからず投資家は持っている。だからこそ、良いサポーターが後ろ盾になることは、会社にとって大切だと私は考えます。

StoKeeが出資という国境の税関の役割になる!というわけではありませんが、オープンなコミュニティ運営を通じて、良い投資家・良いサポーターを巻き込んでいくことに、力を入れていきます。

“信用できる会社”がStoKeeに存在することで、「一緒に働きたい」という人も集まり、最初に生まれたアイデアも、それを実際にやる起業家も、応援する投資家もハッピーな状態となる。Win-Winな関係。


長くなりましたが、StoKeeの今後の方針だけをざっくりまとめると、


StoKeeは、ビジネスアイデアの図書館的存在となり、多くのプレイヤーを集めるプラットフォーム事業から着手し、国内外のVCやエンジェルを巻き込みながら、ファンド事業でプレイヤーの起業を支援しつつ、実際に事業に携わりたいという未来の社員を対象に人材紹介業を行なっていくという、始まりからその後までの全てに一貫して関わりながら、「スタートアップの中で“ハク”となる存在を目指していきます。


ハクになるなんて何とも抽象度の高いゴールだな、と言われそうな気もしますが、私の中では結構腹落ちしたゴールです。今後とも、私含めStoKeeをどうぞよろしくお願いします。


あとがき

ハクとは「箔」のことです。 もともとの意味である「金属をごく薄く打ち延ばしたもの」から、「人が重んじるように外面的に付加されたもの、値打ち、貫禄」の意味があります。


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