肩こりの原因は・・・ 〇〇が硬くなる
今回は ”肩こり” について、症状を生み出しやすいパターンと、具体的なコンディショニングの方法をご紹介します。
長時間のデスクワークや車の運転、会議の参加など同じ姿勢で一定時間を過ごす事で、その姿勢によって筋肉・筋膜が緊張し硬くなります。
一つは ”座っている” という事がポイント
椅子に座り背中や腰が丸くなっている姿勢・・・ (写真左)
これでは骨盤が後傾し、その上の背骨も後方に丸くなってしまいます。 腰~背中が丸くなり、後方に引っ張られる力に対して、頭~首を前に出す事で重心のバランスを保とうとします。 ※ 重心性(赤)と背骨のラインが離れています。
この不良姿勢に対して右の写真では、骨盤が立つ事で、背骨の弯曲が自然な状態(S字カーブ)となり、頭~首の位置も背骨の上に来ています。
左側の不良姿勢の状態では
①頭~首が前方に突出している事
②背中が丸くなり、肩が前に入ってしまう事
③胸郭が圧縮されて、前方で閉じてしまっている事
この3点の問題点が誘発されて、結果的に肩~肩甲骨周囲の筋群が短縮・緊張してしまうのです。
ではそのポイントとなっている犯人(筋群)を紹介します。
胸の筋群が硬くなる事で”肩こり”に成り易い
大胸筋、小胸筋 など胸の筋群が硬くなり、短縮する事で、肩甲骨が前方に引っ張られてしまいます。 すると肩(上腕骨の根元)が前方に押し出されるように背中を丸くする姿勢が助長されます。
この背中が丸くなる事で、肩甲骨を背負っている様な姿勢になってしまうのです。 これでは肩こりを感じている筋群、僧帽筋の上部線維や肩甲挙筋などが常に短縮してしまい、局所での血行障害を起こします。
血流が不足する事で、酸素や栄養素が不足し、細胞の生成が妨げられてしまうのです。疲労物質などの老廃物が滞り代謝不良をお越し、筋の緊張は増す一方となります。
それではどんなストレッチをすれば良いのか??
今回はオフィスでも出来るセルフケアをご紹介します。
大胸筋のストレッチ として椅子に座った状態や、オフィスの壁などを使って行うと良いでしょう。
30~45秒の持続的なストレッチを 2~3Set 行います。
伸びて気持ちの良い範囲で、じっくり時間をかけて伸ばす事で、常に緊張するように信号が送られていた筋群へ 今度はリラックスするように信号を送る事が出来ます。
1Set目よりも、2Set目、3Set目と伸びる範囲が広くなり、同時に可動域が増えていく事が実感出来れば、効果も随分と得られています。
より詳しい紹介をこちらのHPでもしていますので、良かったら覗いて参考にしてみてください。
ふじの整体研究所 HP http://fujino-seitai.com/archives/363
アスレティックトレーナー 藤野 絢也
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?