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「メンバー選び」について~町工場の夫は准教授

9月が始まりました。月初は、なぜか憂鬱なのですが、まぁいいでしょう。
月末も憂鬱ですが仕方ない。

人手不足と言われ、労働力人口が減少するといわれて、長い年月が経っています。それぞれの企業さんでの対応策は、常に悩ましいところかもしれません。

町工場の娘とも、はやり人手不足の件について、話が及びます。ただ、ここで思うことは、考え方が違うということ。タイトルに挙げた、「メンバー選び」という点です。

「したい」と「できる」

チームを作るとなると、「こういったチームにしたい」が先行します。経営理念を掲げ、それに共感・賛同し・・・といった具合に。

「こういったチームにしたい」でメンバー選び(=採用活動)をすると、どうしてもメンバーに求める条件が多くなります。一番多いのが、「即戦力」でしょうか。

そうすると、その条件に合致しないと採用に至らない、もしくは、採用後に「やっぱり違う・・・」という具合になることが、多々あります。

一方で・・・「こんなチームができる」から先行させるとどうでしょうか?

「できる」から始めてみる

現状のメンバーから、どんなチームができるのか?ということ。そして、その成果はどうなるのか?を想像してみる。

そのためには、メンバーの強み・良さに注目していかないといけませんね。そして、その組み合わせがどういった効果をもたらすのか?

もちろん、その場合のチームの欠点、メンバーの欠点にも視点を及ばせてということになるでしょう。

そうすると、採用する際にも、その人のと強み・良さというものを加えたらどうなるかな?ということになり、「こんなチームにしたい」のときに比べて、採用の条件が緩くなってきます。

「したい」は必要

「できる」を先行させたとしても、「こんなチームにしたい」は必要ないということではありません。それは、経営理念であるとかビジョンであるとか、目標達成ということを考えれば、理想的なリームに近づけていくということは必要です。

また、現状と理想のギャップ、それをどう埋め合わせるか?ということを、「こんなチームができる」の積み重ねで埋めていくという感じでしょうか。

そこで、研修やら育成やらのプログラムというものが決まってくるものです。

埋め合わせることの積み重ね

理想と現実が違うことは、常です。この違いを埋め合わせる際に、「理想を先行させる」か「現実を先行させるか」ということ。

現実の中でのベストを考えていう姿勢が大切ではないでしょうか。そもそも、想い通りになんてなることはほとんどないわけです。そして、理想の社員なんてものは存在しないってことでも。

おわりに

規模が大きい、資金力があるという企業であれば、自社が求める人材を採用していくという姿勢で十分でしょう。しかし、規模が小さい、採用活動に十分な資金力がないとなれば、「どんなチームができるか?」ということを検討していくということが大切ではないでしょうか。

もちろん、採用に当たり、「誰でもいいから採用して決めろ」ということを言いたいわけではありません。採用する上での心構えということで、この心構えでの採用する際の、ポイントは、またあらためて・・・。

今月も、研修のご依頼をいただき、絶賛準備中です。
具体的な内容は・・・・ですが、「どんなチームをつくりたい」と「こんなチームができる」という視点で、何が必要かを検討しあうということをしていきます。

9月も暑い日が続きそうな感じですが、積み重ねていきましょう。

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