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ロボット会社の本社が、瓦屋根の平屋である理由

どうも、藤本です。

今日は、ATOUN本社が、なぜ瓦屋根の和風の建物なのかを明らかにします。

うちに来てもらった人はご存じかもですが、建物に入ってすぐ、ガラス張りに入口のど真ん中にどんと鎮座するのが、パワードスーツNIOです。

来られた皆さんはだいたい驚き、その表情は、東大寺の大仏殿に足を踏み入れて廬舎那仏を見上げた瞬間のものに近いと思います。

なぜ瓦屋根の建物に入っているのか、一言で言ってしまえば、2013年に引っ越しを考えたときに高校の大先輩から紹介されたというだけです。

創業以来、京都府相楽郡精華町にあるパナソニックの先端技術研究所に間借りしていて、ATOUNへの来客がとにかく多く、拠点の総務部門にセキュリティ管理の面で相当に迷惑をかけていて、心苦しかったというか、迷惑がられていたというか、空気を感じ取ったというか。

そう、忖度です。

そんなときにフェイスブックで新しい拠点を探してることを記事にアップしたところ、なんと、先輩が読んで、空いている拠点を貸せるよってメッセージが飛んできたという流れです。

FBに上げてから30分なかったかもしれない。

で、その日の夜に、車を15分駆って、建物を見に行ったという次第。

見た瞬間に、ビビビッ、と来た。で、借りますって返事まで、数時間の話。

この建物の屋根の形を見てほしいんですが、お寺の屋根のように反り返ってなくて、山の稜線のように柔らかに丸みを帯びた形状。むくり屋根って言います。

20150926社屋快晴

下の写真の東大寺の大仏殿の屋根はしっかり反ってます。とても荘厳で美しい。

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反り屋根は中国から伝来した建築様式らしく、むくり屋根は日本独自の建築様式らしいです。

そういわれて見ると、ちょっと控えめで優しげな印象じゃないですか?

この建物に入ってから、多くの方との縁が生まれ、事業も大きく動き始めた気がします。

あうんの呼吸という言葉を大切にしてきた会社、ATOUN。

イノベーションの発祥の地とも言える奈良のロボット会社。

むくり屋根のこの建物との縁も必然だったのかも。

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カエデ

ところで、ATOUNの家主は、株式会社三輪山本さん。奈良の地場産業である三輪そうめんの老舗。WEBサイトがむちゃくちゃおしゃれです。

あの佐藤可士和さんブランディングに関わられています。

そして、ATOUNを創業300年の歴史を持つ企業にインキュベートされているロボット会社とも覚えてやってください。


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